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INTERVIEW

Overseas

TWO DOOR CINEMA CLUB

TWO DOOR CINEMA CLUB

Member:Alex Trimble (Vo&Gt)  Sam Halliday (Ba)

Interviewer:遠藤 孝行

KITSUNEが猛プッシュする北アイルランドの3ピース・バンドがいよいよ1stアルバムをリリース。新しいFRIENDLY FIRES、はたまたBLOC PARTYとも言われる彼らのサウンドは、疾走感とポップなメロディが同居し、新たな扉を明けてくれる様なエネルギーに満ちている。晴れてKITSUNE JAPONの第一弾アーティストとして選ばれた彼ら。2010年は彼らの年になるんじゃないかと思うくらい充実の1stアルバム『Tourist History』についてや、結成秘話など。直撃インタビューして来ました。

?初めての来日という事ですが、日本の印象はどうですか?

Alex Trimble(以下A):まだ来日してから2日目なんだけど、今まで自分達が行った所と大分違ってビックリしているよ。大きいし、人が沢山だし、それにみんな忙しそうだね。でも昨日は金曜の夜だったんでBARや色んな所に連れてってもらったんだけど、みんな親切で優しく迎えてくれて、今はとても日本を楽しんでるって感じかな。

?では、まず結成時のお話をお聞きしたいのですが、3人の出会いはどのようなものだったんでしょうか?

Sam Halliday(以下S):元々15歳とか位に3人とも同じ学校に通っていて、みんな音楽が好きだったから自然とバンドを組むようになって、実は最初は4人いたんだけど、しばらくしてそいつは抜けたんだよね。で3人になったけど音楽を続けていこうという事になって、17歳位から今のTWO DOOR CINEMA CLUBとして活動始めたんだ。

?TWO DOOR CINEMA CLUBを始める前はそれぞれどのような活動をしていたのでしょうか?

A:その前は色んなバンドを掛け持ちしたりしてたよ。結婚式で演奏するようなバンドだったり、ちょっとジャズっぽい事もやってた。でもそれはバイトみたいな感じで、お金を稼ぐためにやっていたから、真剣にやり出したのはTWO DOOR CINEMA CLUBになってからだね。あとずっと前だけど3人とも同じオーケストラで演奏していた事もあるんだ。

?ではこのメンバーになってからしっかりと音楽をやっていこうとなったわけですね。

A:僕自身は音楽をずっと好きで将来は音楽を仕事にしていこうとは思っていたんだ。TWO DOOR CINEMA CLUBも最初は音楽的には幼かったんだけど、みんな真剣にやっていて丁度高校を卒業するくらいにバンドが軌道に乗り始めて、そのタイミングでこのバンドに賭けようと思たんだよね。

?17歳でプロを目指すというのはとても若いなと思うんですが、TWO DOOR CINEMA CLUBの地元にはそういう若いバンドは沢山いるのでしょうか?

A:確かに自分の家族にも若過ぎるんじゃないかとも言われたりしたんだ。だけど地元のベルファストのシーンだと年上のバンドも結構いて35歳のバンドと15歳のバンドが一緒にプレイしたりするのは当たり前で、その年上のバンドに色々アドバイスをもらったり応援してもらったりしてたから、そういう決断はしやすい環境にあったと思うよ。

?なるほどでは、バンド結成時に目標とするバンド、あるいはイメージしたサウンドはありますか?

A:最初は特定のバンドをイメージしたりとかはなくて、自由にやってた感じなんだけど、しいて挙げるなら地元ベルファストのバンドでSIX STAR HOTELっていう大御所がいるんだけど、そのバンドはずっと憧れのバンドだった。15歳位から聴いていたし、バンドをやってる時も沢山アドバイスをもらった。だから本当地元のバンドに支えてもらって来た部分は大きいよね。

?なるほど。TWO DOOR CINEMA CLUBの大きなトピックとしてKITSUNEと世界的な契約があります。これはどのような経緯で決まったんでしょう?

S:実は契約するまでKITSUNEの事はよく知らなかったんだ。だからこっちからアプローチした事もなくて。KITSUNEのA&RをやってるGildasが多分僕等のライヴを観たり噂を聞いたりしたんだと思うんだけど、連絡をもらって、それから一緒にご飯に行ったんだよね。そこで意気投合してシングルの話が決まったんだ。それも上手くいって次のシングル、そしてアルバムも出そうって事になるんだけど、とても自然な流れで決まっていたって感じかな。だからとても良い関係で続けられてるよ。