SPECIAL
HAPPY NEW YEAR!! 2016年が終わり、2017年が幕を開けました。みなさんにとって2016年はどんな年でしたか? そして、どんな音楽と出会いましたか? Skream!では編集部&ライターによる毎年恒例のベスト・ディスクTOP10と総括に加え、今回は9名がそれぞれ"これぞ2016年のトップだ!"と思うライヴ、アートワーク、ニューカマー、ミュージック・ビデオも選出。みなさんが様々な観点から2016年を振り返るきっかけになれば幸いです。2017年も素晴らしい音楽と出会えることを願い、良い1年を過ごしましょう!
石角 友香
BEST CHART 2016
-
2016年はSuchmosが『MINT CONDITION』収録の「MINT」で、ロック・バンド側からのグルーヴ・サウンドの金字塔をぶっ立てたことに個人的には大喝采。彼らにせよD.A.N.にせよ、もっと言えばOKAMOTO'Sにせよ、とにかく半端ない音楽摂取量と、それを自分たちの肉体で消化するセンスと力量に喜びを隠せないというか、ミュージシャンなら当然のことだし、まずもってその貪欲さが"楽しそう"なのがいい。そうした若い才能に現代ジャズをオリジナルに解釈したオケで歌わせた冨田ラボの嗅覚もまさに2016年に発動されて然るべきタイミングだったし、10代から50代あたりまでの共通した音楽的なトピックを創出した功績も大きいと思う。また、宇多田、Predawnという"孤独を肯定する"偉大な女性作家の新作には立ち位置は違えど符合も多く、長く愛聴しそうだ。
チャートを見る >>
岡本 貴之
BEST CHART 2016
-
年頭から1年を通して、愛はズボーン『MAGMAそれは太陽のデジャヴュ』をよく聴いていた。ラストの「エレクトリックオーシャンビュー」の"散々な夜でさえ 朝はもうそこまで"のところに差し掛かると毎回ぐわっとこみ上げるものがあって、歩きながら聴いているとヤバい。どローファイな音にも他では聴けない個性があった。文句なしに2016年ベスト1位。myeahnsは2017年から新体制で活動を開始するとのことで飛躍に期待したい。川本真琴のピアノ弾き語りによるセルフ・カバー・アルバムは彼女の楽曲・歌声とピアノの相性の良さが表れた1枚で、大ヒット曲がまったく新しい魅力を纏った見事なカバー集。THE TON-UP MOTORSのミニ・アルバムはバンドの一体感が出ている傑作だけに活動休止期間に入ったことが惜しまれるが、いつか必ず再始動してくれると信じている。
チャートを見る >>
沖 さやこ
BEST CHART 2016
-
2016年も海外のニューカマーをあまり探れなかったという反省点がありつつ、RADIOHEAD、MOGWAI、THE PIXIES、DINOSAUR JR.などベテラン勢がいまも現役で活躍している事実に喜びもひとしお。続けてきた人間にしか出せないエモーショナルな音楽には深みと説得力があります。cinema staffの未来と光が見えたツアー・ファイナル・ワンマンも圧巻であり、追い続けている身としては感慨深くもありました。一方、10代~20代前半の感性はやはり最先端であり時代の象徴。どちらも素晴らしい。いつの時代もいい音楽は生まれるのだな~と当たり前のことを痛感しました。EDMも完全に市民権を得たことですし、2017年のダンス・ミュージック・シーンはそろそろハウス・ブームがやってこないだろうかと淡い期待を抱いております。
チャートを見る >>
加藤 智裕
BEST CHART 2016
-
2016年はTHE YELLOW MONKEYの復活に始まり、Hi-STANDARDの新作ゲリラ発売などレジェンドの活躍が目立ちました。そういったなかでも若手の台頭が多くあった年なのではと思い、主に若手を中心にピックアップ。ただ、今年は何を一番聴いただろうか? と考えた際に、真っ先に出てきたのはストレイテナーでした。未だに進化を続ける彼らにはただただ脱帽です。そして2位には、彼らと出会えたことが個人的に2016年のハイライトだったと言っても過言でないThe Floor。彼らはもちろん、SHE'SやHalo at 四畳半など同世代のバンドが頑張っている姿を見て元気をもらえました。2017年は自分の成長はもちろんのこと、2016年に台頭してきたバンドがどのように形になっていくのか楽しみです。
チャートを見る >>
秦 理絵
BEST CHART 2016
-
順位は、あいうえお順。2016年、個人的には音楽そのものと、その音楽の奥にいる"人"の存在を強烈に意識した年でした。良くも、悪くも。なかでも、高橋 優の『来し方行く末』は、デビュー当時から現代社会のリアルを鋭い言葉で歌ってきたシンガー・ソングライターが、自分自身をすべて曝け出したことにひとつの覚悟を感じた1枚。ヒトリエの『IKI』も同じく、wowakaが"いまを生きること"に向き合う心境の変化に驚かされました。音楽は時代を問わず長く聴き継がれることが理想だけど、同時に、その時代、その瞬間にしか鳴らせないものであることにも意味があると思います。アーティストもまた人間である以上、作品ごとに起こる衝動や変化がある。それを楽しむような作品に数多く出会えた2016年でした。なお、WHITE ASHはこの原稿を書く直前に解散が発表された無念を込めて。
チャートを見る >>
蜂須賀 ちなみ
BEST CHART 2016
-
例えばヒップホップなど、昨年まで水面下で面白い動きを見せていたムーブメントがいよいよ表に出てきた2016年。NakamuraEmiのようなヴォーカリストが登場したこと、宇多田ヒカルのアルバムにKOHHが参加したこと、SKY-HIが大々的に扱われるようになってきたこと、などが個人的には嬉しかったです。そしてTHE YELLOW MONKEYの再結成、Hi-STANDARDのリリースなど、復活モノのトピックも多かった印象。私は絶頂期の彼らをリアルタイムで追えなかった世代ですが、そのカッコよさが時代性由来のものではないことを実感し痺れました。なお、"ベスト・ディスクTOP10"はシーンの動向関係なく"今年のお気に入り10枚"ぐらいのテンションで選んでいるので、ご了承いただければ。
チャートを見る >>
松井 恵梨菜
BEST CHART 2016
-
2016年春より編集部の一員に。もともと、アマチュア&インディーズ・シーンで活動する可能性を秘めたバンドを広めたい一心で数年前に音楽業界へと足を踏み入れたので、その成就に大きく近づけて転機となった1年でした。そこで、ベスト・ディスクもあえてインディーズや2016年にメジャー進出したアーティストの作品を中心にセレクト。LILI LIMITはポップ性を増したメジャー・デビュー作も素晴らしかったのですが、初めて聴いたときの衝撃が忘れられない2ndミニ・アルバムの方を。WOMCADOLEは復帰作の会場限定シングルの歌に本気で心を打たれたので、2017年への期待を込めて。シーン以外のトピックとしては、KULA SHAKERの6年ぶりの新作&来日公演に歓喜しながらも、観に行けなかったことが心残り......。2017年も新たな音楽との出会いが楽しみです。
チャートを見る >>
山口 智男
BEST CHART 2016
-
それが音楽ライターの使命だと思うから、普段、積極的に新しいアーティスト/バンドを紹介しているが、若いSkream!読者には、こちらの方が逆に新しいと考え、今回、ベスト・ディスクはベテランの活躍というテーマで10枚選びました(順不同)。David BowieとLeonard Cohenは結果、遺作になってしまったが、ともに、この次を期待させる作品だっただけに早すぎる死が余計に惜しまれる。GREEN DAYとWEEZERをベテランと呼ぶことに正直、ためらいはあるが、気づけば、ともに20年選手。PRETENDERSはDan Auerbach("THE BLACK KEYSの"と言うか、この場合は"THE ARCSの"が正しい)のプロデュースが光る。ベストMVに選んだBUGY CRAXONEは今年、結成20周年のアニバーサリー・イヤー。個人的にもプッシュしていきます!
チャートを見る >>
吉羽 さおり
BEST CHART 2016
-
挙げた10作品のほかにも、Klan Aileen、D.A.N.、元FACTのメンバーによるJoy Oppositesのアルバムもしなやかな探究心で、とても丁寧に作られていて素晴らしかった。宇多田ヒカルのアルバムもまた然り。彼女自身のプライベートな心情が元となっているけれど、日本人の琴線に触れる歌心とモダンで遊びのあるサウンドで語り掛ける、美しく普遍的な作品に胸打たれた。Hi-STANDARDのサプライズ・リリースにもワクワクしたし、WANIMAは臆せずにどんどん大きなフィールドへ飛び出して波を起こしている。作品ごとに奇想天外な音世界を開拓しているBON IVERやひたすら深化を続けるMONOなどもそうだが、そのバンドの音と言えるものを極めようという思いを感じる年だった。爆発的にこのジャンルやシーンが盛り上がっているというよりも、音楽の土壌が耕されて多彩な種がまかれている楽しみを感じています。
チャートを見る >>
LIVE INFO
- 2024.12.23
-
DOES
Cody・Lee(李)
LiVS
ドレスコーズ
Cody・Lee(李)
RAY×BELLRING少女ハート
坂本慎太郎
原因は自分にある。
東京初期衝動
- 2024.12.24
-
羊文学
川上洋平([Alexandros])
藤巻亮太
ポップしなないで
CIVILIAN
Plastic Tree
yama
- 2024.12.25
-
UNISON SQUARE GARDEN
原因は自分にある。
ExWHYZ
サンドリオン
川上洋平([Alexandros])
豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL
シノダ(ヒトリエ)
ずっと真夜中でいいのに。
- 2024.12.26
-
BiS
いゔどっと
優里
Cwondo
LACCO TOWER
ネクライトーキー / kobore
UVERworld
Dannie May
- 2024.12.27
-
いゔどっと
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
優里
TK(凛として時雨)
シノダ(ヒトリエ)
賽
Devil ANTHEM.
"TOKYO COUNT DOWN 2024"
ネクライトーキー / 3markets[ ]
ビッケブランカ
ExWHYZ
煮ル果実
神聖かまってちゃん
SANDAL TELEPHONE
ウソツキ
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.28
-
CENT
ザ・クロマニヨンズ × go!go!vanillas
the paddles
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
TK(凛として時雨)
シノダ(ヒトリエ)
ADAM at
TENDOUJI
DJ後藤まりこ × クリトリック・リス
鯨木
Homecomings
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
モノブライト
BiS
THE YELLOW MONKEY
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI / PIGGS / Wang Dang Doodle / ゆっきゅん
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.29
-
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
ADAM at
DIALOGUE+
Aooo
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.30
-
Dragon Ash × The BONEZ
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.31
-
Nornis / ROF-MAO / 葛葉 ほか
"第8回 ももいろ歌合戦 ~愛の大晦日~"
フラワーカンパニーズ
FINLANDS
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
大森靖子
9mm Parabellum Bullet×アルカラ
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2025.01.03
-
JIMMY EAT WORLD
- 2025.01.04
-
私立恵比寿中学
RAY×BELLRING少女ハート
いゔどっと
sajou no hana
PRIMAL SCREAM / ST. VINCENT / JIMMY EAT WORLD ほか
- 2025.01.05
-
RAY×BELLRING少女ハート
PRIMAL SCREAM
Base Ball Bear
WEEZER / MANIC STREET PREACHERS / DIGITALISM ほか
PIGGS
- 2025.01.06
-
THE JESUS AND MARY CHAIN
- 2025.01.07
-
WEEZER
PRIMAL SCREAM
GANG PARADE × 寺中友将(KEYTALK)
レイラ
- 2025.01.08
-
あいみょん
MONOEYES ※振替公演
WEEZER
THE YELLOW MONKEY
- 2025.01.09
-
OKAMOTO'S
ずっと真夜中でいいのに。
米津玄師
あいみょん
MONOEYES ※振替公演
the paddles
四星球
NOIMAGE
reGretGirl
RELEASE INFO
- 2024.12.25
- 2024.12.26
- 2024.12.27
- 2024.12.28
- 2025.01.01
- 2025.01.06
- 2025.01.08
- 2025.01.10
- 2025.01.12
- 2025.01.14
- 2025.01.15
- 2025.01.17
- 2025.01.20
- 2025.01.22
- 2025.01.24
- 2025.01.29