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十五少女、最新小説を発表。メフィスト賞受賞作家 望月拓海が描く"余命宣告を受けた少女が今日を生きる理由を見つけるまで"

2022.10.19 10:50

十五少女、最新小説を発表。メフィスト賞受賞作家 望月拓海が描く"余命宣告を受けた少女が今日を生きる理由を見つけるまで"

15人の仮想少女からなるメディアミックス・プロジェクト 十五少女。この世界とよく似たまた別の世界に暮らす十代の少女たちが、大人になるためには必ず乗らなければならないとされている "子供都市行きの大人バス" での旅を通じて、未来と引き換えに今を犠牲にしていく様子を描いたサイバーパンク・ジュブナイル。音声ドラマの製作も決定しており、豪華声優陣の参加でも注目を集めている。
 
現在、講談社によって、彼女たちが旅立つ以前の前日譚を描いた小説が連載中。いじめ・自殺・ネグレクトなど十代の主人公たちに容赦無く突きつけられる様々な痛みを赤裸々に描いた8作がすでに発表されているが、本日、"毎年、記憶を失う彼女の救いかた"で第54回メフィスト賞を受賞した作家 望月拓海による最新作"白鳥アリスの場合"が公開された。
 
■"白鳥アリスの場合":明日を約束されていない少女が、今日生きる理由を見つけるまで。
https://tree-novel.com/works/episode/1446596421cacb19158ef1eb636ca3e3.html
 
余命1年という宣告を受けたアリスが、共依存関係にある双子姉妹の秋子エミとナミに出会い、同じく不遇な環境に身をさらされながらもその運命に必死に抗う姿に"生きる"ということの根底を見出していく物語。それは、必ずしも、世間一般が声高らかに言う"正義"とはイコールではない部分も多く、そこに行き場のない切なさを感じさせられる。
 
なお、前日譚シリーズには各話に十五少女が歌うテーマ・ソングがあり、今作には「春とレム」という楽曲がアサインされている。十五少女のテーマである "成長への拒絶" とそこに生じる諦めを歌った楽曲で、残りわずかな青春の終点近くで立ち止まった勇気あるキミを置き去りに、ほとんどの "ワタシたち" が真逆の勇気を奮い立たせて大人になっていく葛藤を描いている。テーマ・ソングを使用した小説のプロモーション・ビデオも公開され、ナレーションを白鳥アリス(CV:芹澤 優)が担当している。青い桜が舞い散る中、少女たちの未来を暗示するような3DCG映像が胸に迫る。
 

十 五 少 女(15 Voices)/// 前日譚小説:白鳥アリスの場合 」PV(music:春とレム)
 
音楽面では、9月まで6ヶ月連続リリースが行われ、まだ明らかになっていない"彼女たちが歌う理由"の解明に向けて、徐々に、されど深く、物語と音楽がシンクロし始めている。十五少女が歌うのは、大仰なメッセージでも理想的な愛でもない。多様な時代を多感に生きる若者が日々感じる"言い様のない不安"や"行き場のない焦燥"など日常の非常に寄り添った些細な大事だ。

 

▼リリース情報
十五少女
デジタル・シングル
「八月三十二日」
15shoujo_August32nd.jpg
NOW ON SALE
配信はこちら

 
RE'SING'LE 第3弾
「八月三十二日(葉月ケイの場合 / CV:菅原圭)」
15shoujo_August32nd_hazuki.jpg
NOW ON SALE
配信はこちら

 
ニューEP
『ASTRONOTES』
15shoujo_astronotes.jpg
NOW ON SALE
[maximum10]
 
1. 漂流
2. Alien
3. アトム
4. アッシュ
5. 春とレム
6. Eureka
 
配信はこちら

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