Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

NEWS

Overseas

TYCHO & Benjamin Gibbard(DEATH CAB FOR CUTIE/THE POSTAL SERVICE)、コラボ曲「Only Love」公開

2021.07.14 15:25

TYCHO & Benjamin Gibbard(DEATH CAB FOR CUTIE/THE POSTAL SERVICE)、コラボ曲「Only Love」公開

2作連続でグラミー賞ノミネートを果たしたエレクトロニカ/ポスト・ロックを代表するトップ・アーティスト、TYCHOがBenjamin Gibbard(DEATH CAB FOR CUTIE/THE POSTAL SERVICE)とのコラボレーションを発表。新曲「Only Love」を公開した。
 

Tycho & Benjamin Gibbard - Only Love (Official Audio)
 
本楽曲はTYCHOの繊細で特徴的なプロダクションとアレンジ、そしてGibbardの感情を揺さぶるようなヴォーカルが緻密に融合された、両アーティストによるパワフルな楽曲となっている。今回のコラボレーションは、DEATH CAB FOR CUTIEが「The Ghosts Of Beverly Hills」のリミックスをTYCHOに依頼したことがきっかけで実現した。
 

The Ghosts of Beverly Drive (Tycho Remix)
 
今回の共作についてTYCHO、Benjamin Gibbardは次のように話している。
 

2016年にDEATH CAB FOR CUTIEの楽曲「The Ghosts Of Beverly Drive」のリミックスをする機会があったけど、僕は以前からBenの作品のファンだった。
Benの声は、制作の観点から言うと非常に刺激的な要素で、僕が惹かれる種類の音や楽器とうまく調和していると感じた。
「Only Love」は、最初はインストゥルメンタルの楽曲だったけど、何かが足りなかった。そこで、Benにラフなデモを送ったところ、彼がヴォーカルを録音してくれた。最初にラフなヴォーカルを聴いたときに、曲全体の意味が急にわかってきて、そこからアレンジが生まれた。『Weather』でヴォーカルを試したあとだったし、今回はそのときに学んだことを実践する絶好の機会だった。
 
―― TYCHO
 

2014年にナオミ・クラインの"This Changes Everything: Capitalism vs. The Climate"を読んでいるときに、モンタナのヤギ牧場主で環境保護活動を行っているアレクシス・ボノゴフスキーの言葉にとても感動した。

モンタナ州南東部の公有地を鉱山会社Arch Coalから守るための戦いについて、彼女は次のように言っている。

"この場所との繋がりや人々の愛、それこそがArch Coalが理解していないことだ。彼らはそれを過小評価し、理解せず、無視する。しかしそれこそが、最終的にこの場所を救う。石炭会社への憎しみや怒りではなく、愛がこの場所を救う。"

「Only Love」をScott(TYCHO)が送ってくれたとき、この言葉がぴったりだと思った。アレクシスの言葉を読んでから、僕はそれを普遍的な真実として受け止めている。僕たちが大切にしている人、場所、物を守る唯一の方法は、憎しみではなく愛だ。もちろん、"言うは易し、行うは難し"ではある。しかし、僕はまるでマントラのように彼女の言葉に立ち返っているよ。
 
―― Benjamin Gibbard
 

TYCHOとBenjamin Gibbardの新曲「Only Love」は各種サービスで配信中。

 

▼リリース情報
TYCHO, Benjamin Gibbard
新曲
「Only Love」
Tycho_Benjamin_Gibbard_only_love.jpg
NOW ON SALE
[Mom + Pop Music X Ninja Tune]
配信はこちら

関連アーティスト

DEATH CAB FOR CUTIE, THE POSTAL SERVICE, TYCHO