Japanese
Fukase(SEKAI NO OWARI)、来年6月公開の菅田将暉主演映画"キャラクター"で俳優デビュー。謎に包まれた天才的な殺人鬼役
2020.12.08 11:10
来年6月に劇場公開される映画"キャラクター"に、Fukase(SEKAI NO OWARI)が出演することが明らかになった。
"20世紀少年"、"MASTERキートン"をはじめ、浦沢直樹作品を数多く手掛けてきたストーリー共同制作者 長崎尚志、"告白"(10年)"君の名は。"(16年)など実写からアニメーションまで大ヒット映画を企画してきた・川村元気、そして"信長協奏曲"(16年)"約束のネバーランド"(20年12月18日公開)など超話題作を生み続けるプロデューサー・村瀬健、日本エンターテインメント界きってのヒット・メーカー3人が10年の歳月をかけて、練りに練り上げた企画が実写映画化した"キャラクター"。「もしも売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら? しかも、その顔を"キャラクター"化して漫画を描いて売れてしまったとしたら??」そんなアイディアを基軸に、登場人物(キャラクター)それぞれが幾重にも交錯する物語を描いたダーク・エンターテインメントとなっている。
スケッチに向かった先で、一家殺人現場に遭遇し犯人を目撃してしまう主人公 山城圭吾(やましろけいご)を演じるのは、第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を始めとする各映画賞を総なめし、若手屈指の演技派俳優として活躍が目覚しい菅田将暉。お人好しな性格ゆえに、人の悪を描けず苦悩する才能のない漫画家が、殺人事件の犯人と出会ったことで運命に翻弄されていく姿を、確かな演技力で繊細に演じる。そして山城と出会い運命を狂わす天才的な殺人鬼 両角(モロズミ)を演じるのは、本作が俳優デビューとなるSEKAI NO OWARIのヴォーカル Fukase。来年10周年のアニバーサリーを迎えるSEKAI NO OWARI。アーティストとして多くの人を魅了してきた彼が俳優として、すべてが謎に包まれる両角を、独特の存在感と美しさで熱演する。"世界から猫が消えたなら"(16年)、"帝一の國"(17年)、"恋は雨上がりのように"(18年)など、精緻な人間模様を描くことに定評がある永井聡が監督としてメガホンを取る。
なお、菅田将暉、Fukase(SEKAI NO OWARI)、原案・脚本 長崎尚志のコメントが到着している。
映画「キャラクター」。久々の永井組に心躍りました。
が、前回よりも悩みながらの現場でした。
オリジナル脚本で「キャラクター」という題材。
キャラクターとは「個性」でありその人の「生き様」。
今とても重要なテーマだと思い向き合っていきました。
そんな中、SEKAI NO OWARIのFukaseさんが出演します。
現場での佇まいが俳優部すぎて驚きました。
初映画だと聞いてましたが、全然そんな感じはなく、むしろ学ぶところだらけでした。
そしてやっぱり物作りと向き合うFukaseさんはとてもかっこよく、
少し儚げで美しかったです。きっとびっくりすると思います。僕自身完成が楽しみです。
―― 菅田将暉
オファーを頂いた時は正直とても悩みました。果たして自分に務まるのか、ご迷惑をかけてしまうのではないかと。しかし、1年間以上の長い時間をかけて準備することができたので、撮影が始まると程よい緊張感の中非常に楽しく過ごさせて頂いてクランクアップを迎えた時には涙が溢れそうになりました。
―― Fukase(SEKAI NO OWARI)
この映画の実現には、実に十年を費やした。設定はあまり変わっていないが、最初の原案の主人公は女刑事だった。手直しを加え続けたが、プロジェクト自体がなかなか進まない。そろそろ小説にでも切り替えようと考えていた矢先、本気で映画化を考えるとの連絡。半信半疑だった。本当なんだと思ったのは、撮影が始まってからだった。
菅田将暉さんは主人公のイメージ通りと、はなから満足していたが、撮影現場でまさかの驚きがあった。なんと二十代の浦沢直樹氏に似ている......聞けばマンガ家の動作を学ぼうと『漫勉』を研究したとか。だからなのか? 才能のある役者は乗り移るのだろうか。
両角役がFukaseさんと告げられた時は、正直理解不能だった。彼のイメージは、天使のような声を持つ少年。え、その人が殺人鬼?
だが映像を観て納得した。非現実的なキャラクターの行動が、逆にリアルな恐怖を生み出し、作品をグレードアップさせている。
『キャラクター』は、創作者の心の闇を描いた作品だ。だがそれ以上に、展開の読めないドキドキ感――観る人の想像を超えるエンターテインメントであることを約束しよう!
―― 原案・脚本 長崎尚志
▼映画情報
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"キャラクター"
2021年6月公開
キャスト:菅田将暉 / Fukase(SEKAI NO OWARI)
原案・脚本:長崎尚志
監督:永井聡
配給:東宝
©2021映画「キャラクター」製作委員会
公式サイト:https://character-movie.jp/
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