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INTERVIEW

Japanese

Dear Chambers

 

Dear Chambers

Member:モリヤマリョウタ(Vo/Gt)

Interviewer:中尾 佳奈

オレたちと出逢って人生がひっくり返る人に出逢い続けたい


-タイトル"Oh my BABY"の"BABY"だけを大文字にされていますが、何か意味合いなどはありますか?

オレたちはよく"BABY"という単語を曲の中で使うんですけど、ずっと大文字で曲の中に在り続けているので自然と大文字になりましたっていうところが本音です。"BABY"は大文字じゃなきゃいけないってイメージまであります(笑)。

-リード・トラック「Oh my BABY」はまっすぐすぎる歌詞とバンド・サウンドが聴く者の心を解放させるような痛快な1曲です。ド直球な歌詞からもリスナーへの思いは十分に伝わってきますが、この曲に込めた思いをもう少し詳しくお聞かせください。

オレは音楽を作っている人である以前に、音楽が大好きで仕方がない人間っていうのが根本にあって、きっとオレが音楽に出逢ったときのようにオレたちと運命みたいに出逢ってしまった人がいるんだなぁと、バンド活動を通して感じていたことが大きいですね。モリヤマが好きって言ってくれる人に愛してるって素直に伝えられるようになれて、それを素直に曲にしました。そうなれたのもオレたちと出逢ってくれたすべての人たちがいたからだったので、面と向かって愛してるぜ! って伝えたかったんです。

-2曲目「まだ見ぬ君へ」も、楽曲を通し繋がっているリスナーたちに優しく寄り添う姿が窺えます。心の琴線に触れるメロディアスなサビや爽やかなコーラスが印象的ですが、曲作りにおいて意識されたことはありますか?

好きな音楽のオマージュはずっと曲作りで行っていて、今回も変わらず好きな音楽への愛を曲に落とし込みました。オレはオレたちと出逢う人の顔も名前もわからないけれど音楽で繋がっていて、これはオレが好きな音楽と繋がっていることと一緒なんだなと思って曲にしました。それってつまりオレたちは、形は違えど友達なんだよなって思ってます。

-3曲目「ユートピア」はCDのみの収録となります。このサブスク時代においてCDやライヴでしか聴けない曲というのは特別感がありますが、1曲のみサブスク配信なしとしているのはCDを手にとってほしいという思いからでしょうか? またこの楽曲に特別な思い入れなどがあればお聞かせください。

まさしくそうですね。CDを買わないと出逢えない曲があるのも素敵だと思っていますし、その出逢いすら思い出に変わると思っています。オレたちはずっとこれを続けてきたってのもあるので。この曲はとにかくSNSが、人が、うるせぇなって思ったことが曲に表れてますね。オレたちは今の話がしたいのに、過去だの未来だの何があっただの本当うるせぇなって心底思って書きました。顔を見て面と向かって話ができて愛を伝えられたら、もう争いなんてなくなるんじゃないかって素直に思ってます!

-今作では、ひとりの愛する人や忘れられないあの人へのラヴ・ソングではなく、より大きな愛と包容力を持った、すべての愛しい人たちに向けた歌が収録されていると思います。これはライヴを通し目の前のリスナーとの対話を重ねてきたからこその変化でしょうか?

大正解です。オレたちと出逢ってくれた人たちと、これからオレたちに出逢うすべてに対して愛を持って話ができる、素直になれるオレたちに変われたことが一番大きかったですね。

-バンドはこれからどのような進化を遂げていくのか、今後の展望を教えてください。

変わらず出逢いを求めていきたいと思っています。そこにはしっかり愛を持っていたいですし、オレたちと出逢って人生がひっくり返る人に出逢い続けたいです。

-最後にSkream!読者へのメッセージをお願いします。

 

Skream!を通して出逢ってくれてありがとう! オレたちは変わらずライヴハウスでキミに出逢えることを待ち続けています。いろんな情報があるなかでここで出逢えたことも大事にしていけたら嬉しいよ。次は面と向かってライヴハウスで逢おう! お互い大変だろうけど生き続けていてね! それじゃあ、また!