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INTERVIEW

Japanese

AKUMATICA

2023年10月号掲載

AKUMATICA

Member:映由月 弘乃 紗藍 翠那 唯

Interviewer:山口 哲生

-そういった3人が集まってAKUMATICAになったわけですが、最初に会ったときの印象と今とでいろいろ変化もあったりしました?

映由月:どうだろう......入ったのは、ここふたり(映由月、翠那)がちょっと早いんですよ。

翠那:もう2年ぐらいですかね。

映由月:先にすいちゃん(翠那)が決まっていて、その3ヶ月後ぐらいに私が入って。そこからしばらくふたりでやっていて、あとからひろが入ってきたんですけど。

弘乃:私は事務所に入ってちょうど1年ぐらいです。

-そうなんですね。弘乃さんとしては、映由月さんに最初に会ったときの印象というと?

弘乃:私はふたりよりもあとに入ったので、最初にダンス・レッスンに行ったときに、映由月ちゃんが率先して振付を教えてくれたり、一番話し掛けてくれたりして。でも最近わかったのは......なんか、いい意味で抜けてるというか。

映由月:抜けてる?

翠那:うん、わかる(笑)。

弘乃:こういうときに率先して話してくれるのは映由月ちゃんだけど、3人でいるときは一番お世話がいる。

翠那:そうね。すぐ食べ物こぼして汚しちゃうから。

映由月:今年の夏、Tシャツ3枚ぐらいダメにしちゃって......。

翠那:昨日も"もう着る服がない......"って言ってて(笑)。

弘乃:この前も、ご飯屋さんを出たときに"なんか汚れてる......!"ってこぼしたのに気づいてなかったりとか。

映由月:それはしょっちゅうある。

弘乃:しょっちゅうなの!?

-(笑)翠那さんとしては、映由月さんの印象は変わりました?

翠那:最初に会ったときのことがちょっとずつ薄れつつあるんですけど(笑)、初めましてのときは、見た目の印象としては個性的やなと思って。私としては、上京して周りに知っている人があまりいなかったのですごく緊張してたんですけど、すごくたくさん話してくれて。でも、(映由月は)緊張すると口が回るタイプなんですよ、逆に。

映由月:ははははは(笑)。

弘乃:沈黙が嫌なんだよね?

映由月:そうそう。

翠那:それを知らなかったんですけど(笑)、いろいろ聞いてくれたのがすごく嬉しかったですね。そのへんは今も変わってないかな。個性的なところも、いっぱい喋るところもわりとそのままなんですけど、でもすごくたくさん考えているというか。私では気づかないような視点で見ていたり、考えていたりしてくれることもたくさんあって、なるほどなぁと思うこともたくさんありますね。

-では、映由月さん。翠那さんに初めて会ったときの印象というと?

映由月:オーディションを受けたときに"他にも候補生がいる"と事前情報を聞いてたんですよ。私よりも年上で、京都の人だよって。でも......京都の人ってすごく遠回しに悪口を言うみたいな話ってあるじゃないですか。

翠那:腹黒いとかね。

映由月:でも、周りに京都の人がいなかったから、どうなんだろうと思って、お母さんに"ヤバいよ、年上の京都の女の人らしいよ"って話をして。で、なぜか私の中で勝手に金髪ギャルのお姉さんを想像しちゃってたんです。"金髪ギャルで年上の京都の女かぁ......これはちょっと意地悪されちゃうかもなぁ......"って。

翠那:まずそこから入ったんやな(苦笑)。

映由月:で、初対面がダンス・スタジオだったんですけど、ロビーにたくさん人がいたんですよ。どの人だろう......金髪ギャルのお姉さん......って探してたんですけど、特にそういう感じの人がいなくて。近くに小学生みたいな人も座っていたんですけど、"いや、あれは違うか"って。

翠那:うん(苦笑)。

映由月:どう考えても年上に見えないしって思っていたらドアが開いたので、中に入ろうとしたんですけど、まだ金髪ギャルのお姉さんが来てないんですよ。もしかしたら遅れて来るのかなと思ったら、さっきの小学生が後ろからついてきて、"えっ、この人!?"って。

弘乃:はははははは(笑)。

映由月:それが衝撃的すぎて、その日にもう言ったんですよ。"私、金髪ギャルのお姉さんを想像してたからびっくりしました"って。

翠那:そのときはメイクも薄かったしな。

映由月:とにかく童顔なので、たぶん一番上とは思われないんじゃないかなっていう気はしますね。

-一緒に活動していく中で見えてきた内面的な部分というと?

映由月:わりと最初から大きな部分は変わらないというか。基本的にいろいろ聞いてくれるし、全肯定人間ですね。私はこんな感じではあるんですけど、ネガティヴな部分が多いんですよ。でも話してると(※翠那の真似をしながら)"んなことないでー"って。

弘乃:今の似てた(笑)!

翠那:私、そんな感じ......(苦笑)?

映由月:スーパー全肯定してくれる人間ですね。

弘乃:そうだね。何を言っても"かわいい"って。

映由月:そうそう。すぐに"かわいい"って言うから、これは1周回って違うんじゃないかなって思い始めてる。"今日大丈夫かな......"、"大丈夫、かわいいで"、"いや、今の絶対嘘だな"みたいな(笑)。

翠那:なんで!?

映由月:ひろにも"大丈夫、かわいいで"ってすぐ言うから、"いや、今のたぶん嘘だよ"って。

弘乃:いや、こっちはいいじゃん(笑)! 私はそのまま受け止めてるから。

翠那:大丈夫、ほんまに思ってるから。思ってなかったら言わない。

映由月:でもまぁ、柔らかい印象ですね。

弘乃:うん。私はその印象ですね。私は事前情報を教えてもらっていなかったので、どんな人たちなのかわからなくて。だから初めて会う日は緊張しすぎて、集合時間の30分前にロビーで待ってたんですよ。そしたら5分前ぐらいにスタジオに入っていくふたりがいたから、"この人たちだ!"と思って、"すみません......"って挨拶をして。で、本当に失礼なんですけど、私も(翠那は)年下だと思って(苦笑)。その日に年上と聞いて、めっちゃびっくりしました。"年下じゃなかった......!"って。その日から今も変わらず、ほわほわした感じの印象です。