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INTERVIEW

Japanese

Appare! × オメでたい頭でなにより

2023年03月号掲載

Appare! × オメでたい頭でなにより

Appare!:朝比奈れい 永堀ゆめ 藤宮めい 七瀬れあ 藍井すず 工藤のか 橋本あみ
オメでたい頭でなにより:赤飯(Vo) 324(Gt)
Interviewer:フジジュン Photographer:Yukiya Kanda


ジャンルは違えど、ライヴ・ファンや音楽ファンに届くものや共通するものはたくさんあるはず(橋本)


-Appare!はオメでたも参加する、ロック・バンドを招いてのツアー"玉ねぎ食べるぞ!ツアー2023~和衷協同~"が控えていますが、楽曲制作やツアーをロック・バンドと一緒にやるという流れは、何かきっかけがあったんですか?

藍井:Appare!の存在って、アイドル界隈では少しは知られてると思うんですけど、曲もいいし、ライヴの熱さもあるので、アイドル好きだけじゃない音楽が好きな人に届けたいって気持ちが強くて。"踊って楽しい"とか"ファンと一体になって盛り上がる"ってコンセプトでやっているので、バンドさんと一緒にやるのがいいのかな? と思うし、今は"もっとお近づきになりたい!"という感じです。Appare!のライヴは"会場を一瞬でフェスにするライヴ"と言っていて。それも通づるところがあるんじゃないか? と思ってます。日本武道館を目指すうえで、もっと新しい人に出会いに行かないといけないですしね。

朝比奈:Appare!はいろんなジャンルを強みにしていると思ってるし。例えば、"かわいい"をテーマにしたグループだったら、"かわいい"を極めると思うんですけど、私たちは"かわいい"も"ハッピー"も"熱い"も"カッコいい"も極めたいと思っているので。カッコいいなんて、最初はできないと思ってたんですけど、ダンスの先生に学んだり、自分たちの気持ちが動いてきたりする中で、カッコいいもだんだんできるようになってきて。バンドさんからもいろいろ学んで、カッコいいを極めていきたいと思ってるんです。

赤飯:今も十分カッコいいけどね。ライヴのダイナミックさがすごくて、藍井とか、首がもげそうになるくらい振ってるし(笑)。みんなも負けないパワフルさが出てるんで、カッコ良さは出てると思いますよ。僕も本当にいろんな要素があるグループだと思うんで、このまま続けていけば、いい形になると思います。

-オメでたはAppare!のツアーの名古屋で共演が決まってますが、アイドルと対バンとか、異種格闘技的なライヴは面白がれるタイプですか? それとも身構えてしまうタイプ?

赤飯:1mmも身構えないです! 僕らはロック・バンドってパッケージではありますけど、誰とでも対バンできるっていうのが強みだと思ってて。

324:イロモンだしね(笑)。真面目にカッコ良くやってないと思われてるから。

赤飯:王道からはちょっと外れちゃってて、そっちに行くことはできないけど、それは自分らも最初からわかってやってたことやから。でもだからこそ、こういう対バンもできると思うし、ウチらはそこを突き詰めていくだけだと思ってます。

-楽曲リリースのあとは名古屋での対バンも決定していますが、Appare!と対バンするに当たって、何か戦略は練っていくんですか?

赤飯:......とりあえず、当日のセトリ貰っていいですか? そっから考えるんで(笑)。やっぱり、Appare!のファンが観て"面白いな、参加したいな"と思うセトリにしたいし、そういう見せ方やライヴ運びにしたいですからね。本気で潰しに行きますよ!

324:自分たちとまったく違うスタイルの人たちとは何度かやってるんですけど、違うからこそ発見があるし、自分たちも取り入れられそうな部分を注意しながら観てるし。特に僕はソングライターなので、"どう糧にしてやろうかな?"みたいな目でも観てます。

-Appare!はロック・バンドとの対バンへの心構えいかがですか? それぞれ、ツアーへの意気込みを聞かせてください。

朝比奈:アイドル×バンドってところで、"ジャンルは違うけど、同じひとつのステージで混ざったとき、こんなにすごいんだぞ!"っていうのを音楽が好きなみなさんに知ってもらえるようなライヴにしたいと思ってます。新しい時代を築きたいです!

永堀:実は数ヶ月前からどう挑むか、演出もお願いしているダンスの先生と打ち合わせを始めています。Appare!の良さは崩したくないので、いいところは取り入れつつ、自分たちにしかできないことを発揮できるように。まだちょっと時間があるので、しっかり考えて挑みたいと思います。

七瀬:私はひるまず、堂々と戦えるライヴにしたいなと思ってます。豪華な出演者のみなさんに、どうしても"ありがとうございます!"という気持ちになってしまうんですけど、ステージの上ではバチバチに戦っていきたいと思うので。強い気持ちを持って、団結してぶつかっていきたいです。

工藤:私はファンの方にバンドさんが好きな方が多くて、対バンするって決まったときに"このバンドはこの曲を聴いて!"というのを教えてもらって、今はそこからいろいろ吸収しているところなんですが、対バン・ライヴでは今聴いてる曲やライヴを生で観れるので、近くで観ていっぱい吸収して、私たちのいいところも伸ばしていきたいと思ってます。

藤宮:私もバンドは詳しいほうじゃなかったんですけど、聴いてみたらめちゃくちゃ楽しくて。ライヴ映像を観ても、見たこともないくらい一体感のある盛り上がりで、"こんなすごいライヴをする人たちがいるんだ!"っていうのを知って、生で観れるのがすごく楽しみです。ツアーに来てくださる方は、バンドさんのファンもアイドルのファンも、ライヴが好き、音楽が好きって気持ちは一緒だと思うので。アイドルのライヴを初めて観る人にも、私たちがアイドルを好きになるきっかけになれたらいいなというのはすごく思ってて。アイドルらしさも出しつつ、バンドさんにも負けない熱いライヴができればなって思います。

橋本:私もジャンルは違えど、届くものや受け取れるものは共通するものがたくさんあると思うので。異種格闘技戦にはなるんですけど、Appare!にしか出せないものをステージで出せたらいいなとすごく思うし。Appare!らしさが出たときに、誰にも負けないパワーが出ると思うので、そこを意識して、このツアーに挑めたらいいなと思います。

藍井:私はもう、楽しみでたまんないです! 初めて観ていただく人たちも絶対、全員巻き込みたいと思うし、"Appare!いいじゃん"と思ってほしいし、"負けたくない!"じゃなくて"勝ちたい!"と思っているので、Appare!の今持ってるすべてをぶつけて、自分たちらしいライヴができたらいいなと思ってますし。これをもっと飛躍する機会にしたいので、全力でぶつかっていきたいです。Appare!のライヴはバンド好きにも絶対刺さると思うんですよ!"この曲のベースいいな"みたいな曲も、Appare!にはめっちゃあるんで。ライヴでやる曲だけじゃなくて他の曲も聴いてほしいし、ワンマンにも遊びに来てくれたら嬉しいですね。

-オメでたはツアーで楽しみにしてることってありますか?

324:Appare!との対バンは楽しみですけど、ツアー1本で終わってしまうのはちょっと寂しいですね。すごく真摯に向き合ってくれているから、もっとたくさん一緒にやりたいです。僕らもロック・バンドのファン以外にも、自分たちの音楽を届けたいって気持ちが強いし。こういう機会って滅多にないので、もっと一緒にやりたいですね。

赤飯:アイドルとかバンドとか、ジャンルで区切ってしまうのって、すごいもったいなくて。どれだけミックスできるか? とか、混ぜ合ったときにどれだけ面白いものができるか? ってことだと思うので、僕らもワクワクしてます。

藍井:うわぁ~~~! そんなありがたい言葉いただいていいんですか!?(涙をこぼしながら)私、"もっと異種格闘技で、いろんなジャンルと交われたら"ってずっと思ってたし、本当に音楽が好きで、音楽に生かされてきたんで、本当に嬉しいです......!

-藍井さん、本当に泣いてます(笑)。念願叶っての対バン・ツアー、楽しみですね! そしてAppare!は、目標として"日本武道館ワンマン"を掲げてますが、オメでたからAppare!がさらに飛躍していくためのアドバイスは何かありますか?

324:いや、俺らが武道館アーティストだったらアドバイスしますけど、同じ志を持つ者同士なので(笑)。"一緒に頑張りましょう"しかないですよ!

赤飯:だから"何を上から目線で?"って話なんですけど、ファンとしてアドバイスするならば、各々の武器を研ぎ澄ますということに尽きると思っていて。レコーディングもそうやったし、ライヴを観て"ここがこうやったよ"と言えるチャンスもあると思うので。各々の個性を伸ばして、全員の首を刈ってやるくらいの気で行けば良いと思いますよ(笑)。

Appare! 一同:ありがとうございます!

-こんな機会なので、他に聞いておきたいことはないですか?

藍井:ライヴの前に意識していることはなんですか? 私はとにかく自分が楽しむことを意識してるんですけど。

赤飯:あ~、一緒。とにかく自分が楽しんで、楽しすぎてしょうがなくて溢れたものを"はいどうぞ"って届けられたらいいと思ってるんで。"今日はあんまり楽しくないな"って思ってるときはバレるんで、どれだけ自分を楽しませられるかが最優先だと思ってます。

藍井:まったく同じことを考えていました、良かったです。ツアーも思い切り楽しみます!

324:名古屋では「破天荒シンデレラ」やるよね?

Appare! 一同:もちろん、やります!

-せっかくだったら、オメでたの生演奏でやればいいんじゃないですか(笑)?

324:あはは。やれたらいいですけど。そしたら赤飯、やることないなぁ(笑)。

赤飯:いや、Appare!と一緒に踊るよ。ガチガチに振り入れして踊りますよ!

324:じゃあ、俺らとスタジオ入るんじゃなくて、ダンス・レッスンのほうに加わって。8人フォーメーションのAppare!でやればいいんじゃない(笑)?

Appare! 一同:やりた~~~い!!

赤飯:そしたら冗談抜きで、ガチでやりますよ! 振付できたら、すぐに動画送ってください。メンバー・カラーはディープ・レッドで(笑)!!

TOUR INFORMATION
"玉ねぎ食べるぞ!ツアー2023~和衷協同~"


4月8日(土)Zepp Namba(OSAKA)
ゲスト:夜の本気ダンス / 感覚ピエロ / ばってん少女隊

4月9日(日)愛知 ElectricLadyLand
ゲスト:オメでたい頭でなにより / ヒステリックパニック / Devil ANTHEM.

4月19日(水)Zepp DiverCity(TOKYO)
ゲスト:KEYTALK / Wienners / 虹のコンキスタドール / DIALOGUE+

[チケット]
スタンディング 前売 ¥5,000(税込/D別/整理番号付)
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