Japanese
CULTURES!!!
2022年06月号掲載
メンバー:佐藤 駆(Vo/Gt) 梅本 聖(Gt/Cho) 田櫓 聡汰(Dr/Cho) 横山 公紀(Ba/Cho)
インタビュアー:蜂須賀 ちなみ
千葉県佐倉市発の4人組バンド、CULTURES!!!がミニ・アルバム『!!!』(読み:アテンション)をリリースする。結成9年目、このメンバーに固まってから5年目のバンドだが、シングルやEPのリリースが続いていたため、ミニ・アルバムのリリースは今回が初。全7曲を収録した今作は、海外のパワー・ポップと共鳴する力強くも爽やかな音像。また、等身大のバンドの姿が見える内容となっている。そんなアルバムを俎上に載せ、Skream!では約6年ぶりとなるインタビューを実施。現在のバンドのモードを語ってもらった。
-CULTURES!!!の結成は2014年1月なので、結成から8年経ったんですね。結成当初の自分たちって今振り返るとどんなことを考えながら活動していましたか?
佐藤:あんまり何も考えていなかったかもしれないです。とにかくバンドが楽しくてしょうがなくて、"楽しいからやる"ということを繰り返している感じでした。そういうところは今も変わってなくて。あの頃よりちょっとは大人になってきたのかなと思いますけど、基本的にそのとき自分がいいと思ったものをやっているので、音楽やバンドに対するスタンスは変わっていないと思います。自分たちがどんなバンドなのかっていうのもあんまり......考えたことはあるんですけど、いつも答えが出ないんですよね。"メロコア・バンドです"とか"歌モノです"というふうに自称できないというか。自分たちがどんなバンドなのかは、未だに別に定まっていないし、定める必要もないかなという気持ちだし。
梅本:型にはまったほうが楽なのかもしれないけど、突き抜けたらこっちのほうがカッコいいよね。例えばWEEZERがギター・ロックかどうかって誰も気にしないじゃないですか。"WEEZERはWEEZERだ"という感じで。そうなれたら一番カッコいい。
佐藤:あとは、もっと売れたら、Apple Musicの人とかが何かのジャンルのプレイリストに入れてくれる気がする(笑)。
田櫓:そこで"あ、俺らここだったんだ"って知る、みたいな。
佐藤:そうそう(笑)。
横山:たしかにそれは楽しみだね。
-"CULTURES!!!"というバンド名に変えたのは2019年7月なんですよね。前回のインタビュー(※2016年1月号掲載)が改名前だったので、改名の背景について改めてうかがいたいです。
佐藤:2017年8月にこの4人になったんですけど、4人でしばらく活動してきて、この4人のバンドなんだという意識を強く持ったときに改名しようと決めました。
田櫓:"名前変えたいね"という話がふわっと出てから、実際に決まるまでちょっと間があいたよね。名前を変えるって一大決心じゃないですか。だから踏ん切りがつくまでに時間がかかったというか。
佐藤:それに、バンド名の候補もめちゃめちゃ出してたしね。
梅本:うん。候補を出し合ってから"CULTURES!!!"に決まるまでに5ヶ月くらいかかりました。
-今のバンド名の決め手は?
佐藤:響きですね。5ヶ月かかって響きで決めるという(笑)。
横山:しかもCULTURES!!!という名前を佐藤がポンと出したときも"これだー!"とはならなかったよね。"まぁ、いいんじゃない?"みたいな(笑)。
-響きが決め手だったにしろ、"culture"って結構大きな意味を持つ単語かと思いますが。
佐藤:音楽も映画も漫画も、結局全部、無駄っちゃ無駄じゃないですか。改名したときはまだコロナ禍に入る前でしたけど、特にコロナ禍で不要不急だと言われるようになって。でも僕としては、それらを排除してまで生きる意味がないという気持ちがあるんです。"culture"には"文化"のほかに"教養"という意味があるんですけど、教養があったほうが自分の"面白い"や"好き"を増やせて、楽しく生きていけるんじゃないかと思っていて。だから、ちょっと堅苦しい言い方になりますけど、教養を深めていくということが俺にとってはすごく大事だなと思ったので、この名前にしました。
-今のお話にも出たように、2020年以降は、バンドや音楽の存在意義を考えさせられる時期が続いたんじゃないかと思います。みなさん自身も何か考えたことはありましたか?
梅本:僕は、コロナ禍前もコロナ禍の今でも、考えがあまり変わらなくて。社会的価値がどうこうではなく、僕は音楽が好きだから作り続けているし、楽しいからバンドをやっているんだということは結局変わらなかったです。
横山:僕は"ライヴがなくなるとこんなにもやることがないんだ"と感じて、筋トレをすごく頑張っていました。今も筋トレを続けているんですけど、その期間のおかげでこの肉体を手に入れたので感謝はしていますね。体重も10キロくらい増やせたのでいい感じになったんじゃないかなと。
田櫓:なんの取材(笑)?
-(笑)健康でいることは大事ですよね。
田櫓:そうですね。それで言うと、僕、ライヴがなくなった2020年の春頃はすごく規則正しい生活をすることができたんですよ。だから身体は健康だったんですけど、心の体調は良くなくて、やっぱり自分はライヴをするのが好きだったんだなぁと改めて思いました。今のほうが睡眠時間も短いし、不摂生だけど、全然楽しい。自分の好きなものや今後大事にしていきたいことがわかった期間だったなぁと思います。
-ここ最近のリリース周りを振り返ると、改名後の2019年9月にシングル『Dreamers Blues』をリリースしたあと、2021年の8~10月に3ヶ月連続で新曲を配信リリース。そして今作に至るという感じですね。現状、作詞は佐藤さん、作曲は佐藤さんもしくは梅本さん、編曲は梅本さんというクレジットになっていますが、曲作りはどのように行っていますか?
佐藤:2パターンありますね。僕が弾き語りで持って行ったものをもっさん(梅本)が肉づけしていくパターンと、もっさんが作った音に対して僕が歌詞をつけていくパターン。昔は俺が弾き語りしたものをスタジオに持って行って、バンドで形にしていくという感じだったんですけど、ここ数年でもっさんがものすごく進化したんですよ。パソコンでの曲作りを覚えて。
梅本:20歳になる前くらいからパソコンでの作曲をやっていたんですけど、だんだんできることが増えてきています。みんなで集まってスタジオで鳴らしながら(曲を)作っていく良さも確かにあるんですけど、雰囲気にごまかされて、粗に気づけないことが多いのが個人的に嫌で。パソコンで作ると、それぞれのパートのデータがちゃんと見えるし、"ここがおかしい"、"ここはもっと良くできる"というのが手に取るようにわかるから、自分の性格にも合っているような気がします。それで最近は僕がまとめて編曲をすることも増えてきました。
佐藤:4人の中でアレンジに一番関心があるのが彼なので、自然とこういうスタイルになっていきましたね。
-今回のアルバム、サウンドがシンプルで潔さを感じました。もっと手数を増やして派手に見せることもできると思うんですけど、あえてやっていないんだろうなと。足し算というよりは引き算ですよね。
梅本:そうかもしれないですね。山と谷を交互に繰り返して(リスナーを)飽きさせない曲を作りたいという思いから、サビや間奏の盛り上がるところをマックスとして、そこに辿り着くためにどんどん削っていくという考え方で作っているので、たしかに引き算かもしれない。だから、シンプルに聴こえるし、さっぱりした部分が多いのかもしれないです。
-梅本さんから送られてくるアレンジに対して、みなさんはどのように取り組んでいるんですか?
横山:俺、そこまで考えてないかもしれない(笑)。
田櫓:わかる(笑)。シンプルに、送られてきたものを聴いて、"いい曲だな"と思って、練習するって感じですね。
佐藤:今回のアルバムを通して聴いたあとの感想としては、繰り返し聴けるなぁと思いましたね。うっとうしさを感じる要素がないから、ずっと聴いていられるというか。
田櫓:実際ずっと聴いてるもん。
横山:いい曲だよね。
梅本:あら。ありがとうございます。
-シングルやEPのリリースはありましたが、ミニ・アルバムは初めてですよね。
佐藤:そうですね。個人的にはシングルとかアルバムという形にこだわりがないんですけど、レーベルの方から"そろそろアルバムを作ったほうがいいんじゃない"と言われて......(笑)。初めての試みで楽しかったです。
横山:楽しかったし、結構大変でしたね。
田櫓:でも、もっさんが一番大変だったと思う。
梅本:いや、でも僕も"楽しかった"が勝ってます。
佐藤:あ、本当に?
梅本:うん。本当につらかったけど、振り返ってみると、楽しかったですね。
田櫓:泣いた?
梅本:めっちゃ泣いた(笑)。
佐藤:今回ミックスをほとんど彼(梅本)が担当しているんですよ。だから本当に大変だったと思うんですけど。
-そうだったんですね。演奏している人の手が見える音だなと思いながら聴いていました。
梅本:おぉ、それです! それを意識してめっちゃ頑張りました。
佐藤:それが伝わって良かったね。
梅本:言ってないのに伝わったのが嬉しい。
田櫓:泣くの今じゃない? 今泣け(笑)!
-(笑)曲順もライヴのセットリストのように感じられたので、本当にみなさんが演奏している姿が見えるようでした。
佐藤:曲順はこのふたり(田櫓、横山)が考えたんですよ。
田櫓:曲順は......結構ニュアンスで決めたかもなぁ。紙に曲名を1個ずつ書いて、札を作ったんですよ。それを1回適当に並べて、そこからちょっとずつ組み立てていって、しっくりくるところで固まったという感じで。
横山:自分たちが気持ちいいと感じるような流れに、自然となっていったんじゃないかと思うので、そう考えると、たしかにライヴのセトリを決めるときと似ていたのかもしれないです。
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