Japanese
Maki
2021年08月号掲載
Member:山本 響(Ba/Vo) 佳大(Gt) まっち(Dr)
Interviewer:三木 あゆみ
初のZepp DiverCity(TOKYO)公演を8月10日に控えている名古屋3ピース・バンド Maki。彼らが、バンドの"第2章"幕開けを謳う1st EP『creep』を7月21日にリリースした。昨年9月に発表した1stフル・アルバム『RINNE』が初期衝動の集大成的な作品だったのに対し、今作はMakiの芯の部分はそのままに、新たな試みやメンバーそれぞれのこだわりを詰め込んだ作品となった。豊かな情景描写が秀逸なサウンド然り、山本 響の心象風景を描いた歌然り、進化したMakiを確かに感じることができる1枚となっている。怒濤のスケジュールの中で一曲一曲に向き合い完成させた今作についてメンバー3人に話を訊いた。
-前作『RINNE』のリリース後にツアー("Maki 1st Full Album RINNE Release Tour「大四喜」")がありましたよね。初日公演のときにMCで響さんが、ライヴをすることが正しいことなのかわからなかったけど、お客さんの顔を見て、大事なことを思い出したと話していたのが印象に残っていたのですが、当時ツアーを始める前と、実際にツアーをまわり始めてからでは心境の変化や、改めて感じたことなどはありましたか?
山本:いろんな場所に行って、ライヴハウス周りの人とかいろんな人に会うなかで、やらないほうが良かったなって思うことはなくなりましたね。やって良かったなって軽率に言うこともできないんですけど。でも、やらないほうが良かったなとは1回も思わなかったですね。
-普段のツアーとは違うことを感じたツアーでもあったのではないでしょうか。
まっち:そうですね。お客さんもそんなに多く入れられないですし、声も出せない、ダイブやモッシュもできないっていうのはやっぱり大きくて。わりと最初のほうはライヴしている側からしても、どうすればいいのかわからなくて、慣れない状況だったことが多かったんです。最後のほうはもう何も気にせずに、慣れてきたんですけど。
-佳大さんはいかがでしたか?
佳大:延期が多くて、それが大変でしたね。
まっち:それでスケジュールがすごくキツキツになっちゃって。
佳大:キツキツだった予定が突然暇になっちゃったり、キツキツだったところがさらにキツキツになったりして。最後18日間くらい遠征があったんですけど、そういうのはやっぱり大変でした。
-それって18日間、家に帰れなかったということですよね?
一同:そうですね。
佳大:しかもそのあとにすぐ今回の『creep』のレコーディングがあったし。
まっち:18日間遠征して、2日だけ家に帰って――
山本&佳大:で、1週間大阪。
佳大:その遠征とレコーディングの間に大阪のファイナルを挟んでいて。
-うわぁ。それは大変ですね。
まっち:それも全部延期とかの影響でそうなっちゃったんですよね。
-3月にシングル『落日』をTOWER RECORDS限定でリリースされていましたが、今回のEP『creep』となんとなく同じムードを感じました。
山本:『creep』の曲の中に『落日』と並行して制作してたものがあるので、それがゆえに雰囲気とか、使っているコードの音色が似てくるというのはあるのかなと思いますね。『RINNE』のとき、これが初期衝動の最後の作品だなっていうのを考えていて、それを経て自分らの初期衝動の部分ではないところも、もっと研ぎ澄ましていかないといけないんじゃないかなと思っていたんです。それで、『RINNE』とは違ったものが少しずつできあがっていったのかなとは感じますね。
-『RINNE』はそれまでのMakiの集大成的な作品でしたけど、今回はバンドの第2章の幕を開ける作品ということで。サウンドとしても変化が感じられる部分がありました。
山本:曲の面に関しては、ギターのコードの明るさとか、テンションの和音の部分とかは、これまであんまり使ったことのないものを使いたいなと思っていたので、そういうものを取り入れてみたりしていて。あとは聴いてきた音楽も少しずつ変わってきているので、自分がその時々にいいと思ったもののエッセンスを入れられたらといいなぁと考えていました。今回のEPは第2章には相応しいのかなと思っていますね。
まっち:ドラムに関しても、山本 響から求められるものが変わってきたなっていう印象がすごくあって。今までは勢いを重視していて、ちょっと勢いがなくなると"そうじゃない"みたいなことが多かったんですけど、今回は、勢いも大事だけどもっと違うノリ方だったり、お客さんのノせ方だったりをいろいろ考えながらやっていきました。曲作りに関しても、今までは勢いで、短期間で作っちゃうことが多かったんですけど、『creep』は1曲に対して長い時間をかけて考えていて。短期間で、勢いで作っちゃうっていうのもそれはそれで良かったんですけど、『creep』は時間をかけて作ったので、各々のこだわりが詰まった曲が集まっているんじゃないかなと思いますね。
-Makiらしさはそのままに新しさも感じられるEPですが、全体を通して、影に寄り添う光のようなイメージも感じました。日常の中での想いが反映されていたりするのでしょうか。
山本:そうですね。「車窓から」なんかはツアー中に歌詞を書いたので、歌詞は日常が出ているかもしれないです。
-ちなみに今作に"creep"と名付けた理由を教えていただけますか?
山本:5曲とも結構変わった曲ができたっていうのと、RADIOHEADが好きなんですけど、その「Creep」って曲からも取りたいなと思っていて。RADIOHEADは尖っているというか、宗教性があるというか、個性っていうよりかは、個性に強制力がある曲が多いじゃないですか。好き嫌いの次元じゃないくらいに、崇拝してしまう曲とかが作れたらいいなっていう想いも反映されて、"creep"になったのかなと自分では思いますね。
-今作のレコーディングは順調に進みましたか?
佳大:順調ではなかったかも。
まっち:ドラムは最初に録り終わるので、最初の1日以降は何もやることがなくなってしまうんですよね。順調っちゃ順調だったんだけど、暇だったなって(笑)。
山本:レコーディング、1週間まるまるくらいあったよね? 5日間かな?
まっち:2日間レコーディングして、ライヴして、3日間レコーディングするみたいな。
山本:それで全部録ったんだっけ?
まっち:「朝焼け」以外は全部かな。
山本:そのレコーディングの5日間はずっと考えっぱなしで、カロリー消費したなぁって感じでした。糖分足りねぇ~って。
佳大:あれ、そのとき「from」はできあがってなかったよね?
山本:そうだ、「from」はあとから作ったんだ。
佳大:レコーディングの日をなしにして、1日スタジオ入って作ったよね。
まっち:というと、やっぱり順調ではないのかな。
山本:佳大君が一番怒濤だったと思う。
佳大:まず、ここ(山本&まっち)が終わらないと、曲の全景が見えてこないので、そこでリードを変えなきゃいけないところが出てきたり、結局決まり切ってない部分があったりして、結構レコーディング中にコロコロ変わることが多くて、それがきつかったっすね。
-特に大変だった曲などはありましたか?
佳大:「Soon」と「車窓から」ですかね。その2曲だけリード(ギター)が入っているので、そこが大変でした。
山本:当日結構話し合いしましたもんね。
佳大:最初こういうギター・ソロを弾こうと思ってたやつに対して、もっとここは簡単でいいとか、ライヴでガッとできるような感じでって言われて作り直して、みたいなことが多かったです。
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