Japanese
Self-Portrait
2019年08月号掲載
Member:眞鍋 総一郎(Vo) 田中 勇二郎(Gt) 百済 慎吾(Ba) 岡崎 貴人(Dr)
Interviewer:秦 理絵
-「エンドレスリピート」は、他の曲とはちょっと毛色が違って、エッジの効いた曲調に自分の中のもやもやとしたものをぶつける曲ですね。これも当時のリアルですか?
眞鍋:そうですね。そういうときはだいたいうまくいってないときです(笑)。
-うまくいってなかったというのは?
眞鍋:単純に曲ができへんっていうのでイライラしてたんです。もともと僕は、バラードが好きで気がつくとバラードばっかり作ってしまう傾向が今でもあるんですけど、いわゆる直球のロックな曲が欲しくて作った曲ですね。珍しくハッピーエンドで終わらないんですよ。他の曲には起承転結があるけど、この曲は"結"がないのかもしれないですね。
-たしかに「エンドレスリピート」はハッピーエンドで終わらないけど、次の曲「友と呼べる」では、"ハッピーエンドを迎えに行く僕らだ"って歌ってるじゃないですか。
眞鍋:ほんまや! 今気づいた。
岡崎:"狙ってやった"って言えば良かったな(笑)。たしか「エンドレスリピート」とか「友と呼べる」とかの頃、これからSelf-Portraitはどっちに行く? みたいなことで悩んでたんですよ。お客さんのほうに寄り添うのか、それとも自分らの"我"を突き詰めていくのか。何が自分らの進む道として正解なのかって悩んで、眞鍋君は曲を書けなくて。でも、「友と呼べる」ができたあたりから、"そんな難しいことを考えんくていいんちゃうかな"みたいな。お客さんに寄り添うけど、自分たちの思うことを肩肘張らずに曝け出していけばいいって思うようになったんです。
-こうやって曲ごとに振り返っていくだけでも、Self-Portraitが、その時々で何を歌うべきか、どう表現するべきかを考え続けてきた道のりがわかりますね。
百済:たしかに。さっきも岡崎が言ってましたけど、15年間やっていくなかで、かっこいいバンドでありたいっていう気持ちも変わってきた気がしますね。結局僕らはお客さんのことが好きだし、ライヴハウスのことが好きなので、その好きっていう気持ちをライヴで伝えたい。それを人間臭く歌いたいんです。
-そのことに気づくまで、器用なバンドならもっと早く辿り着くところを15年間かかったっていうところが、Self-Portraitの愛すべき不器用さなんでしょうね。
一同:あはははは(笑)!
-だから、「花」みたいな曲ができたと思うんですよ。"忘れないであなたも愛されていること"っていうフレーズにも、今だからこその説得力があるんだろうし。
岡崎:うん、それは本当にその通りだと思いますね。器用なバンドならすぐに行きつける場所に10年以上かけて辿り着いて、だから歌える「花」みたいな曲ができた。自分らでも「花」は、"回り道をして良かったな"って再確認できた曲なんです。
眞鍋:毎日が同じことの繰り返しで生活してると、ふとしたときに自分がひとつの歯車のような気がしてしまうじゃないですか。同じ会社に行って仕事をして、"なんのためにやってるんだろう?"って考えるかもしれない。でも、子供のためとか、家族のためとか、彼女にプレゼントを買ってあげたいとか、そういう理由で働いてる毎日は、決して孤独じゃなくて、同じように誰かに思われてるっていうことをこの曲では歌いたかったんです。あとは、これは僕らの再スタートの意味もありますね。
-これからレーベルと一緒に新しい活動をしていくんだっていう?
眞鍋:そうです。結局、応援歌は自分たちのためにも歌ってるんだなと思います。
-こうやって話を聞いていると、いろいろな逡巡がありつつも、Self-Portraitの根本にあるものはブレてないと思うんですけど、どうでしょう?
眞鍋:僕らの中では、ブレてはいるんですけどね。もちろん流行りとかを意識しないわけではないですし、自分たちの許せる範囲の中では、"もっとこうしてみようかな"っていう新しい挑戦はしてるつもりだから、常にブレてるんです。でも、いろいろなことを試してきたけど、ちゃんと統一感がある1枚になったなとは思います。
-それは、たぶん"自分たちの許せる範囲の中では"っていうのが肝だったと思うんですよ。グッド・メロディを大切にしてて、言葉が重要で、バンドをやる衝動を忘れたくない。だから、奇を衒ったこともやってないわけじゃないですか。
眞鍋:真面目ですよね(笑)。誰かを笑かすようなこともやろうとしたこともあったんですけど、向いてなかったんです。だったら僕らは、まっすぐに不器用なままやってるほうが性に合ってるかなと思いますね。
百済:不器用すぎて得意なところを研ぎ澄ますしかなかったんだよね。だから、そこだけは......勝ち負けじゃないけど、気持ち的には負けないと思ってます。
岡崎:最近思うんですよ。もちろんなんでも器用にこなせる人はかっこいいと思うんですけど、僕らはそうじゃなくていい。Self-Portraitは自画像っていう意味なんですけど、やからこそ等身大の自分らとしてやっていくのがいいんじゃないかなと思います。
-この先のバンドの展望は、どんなことを考えていますか?
眞鍋:「VINTAGE」の最後の歌詞で、"暗い壁の向こうあの日の様な少年が居たら/綺麗な言葉とメロディーをやるのさ/世界は美しい"って歌ってるんです。これは、昔の自分と同じような人がいたらと思って書いたんですけど、これから作るSelf-Portraitの新しい音楽は、誰かの言いたいことをちゃんと代弁できる器になっていきたいと思ってますね。恋の歌とか、日常に近い些細なこととかも歌えるようになりたいです。
百済:僕らは15年間自分たちだけで活動してきたんですけど、今年から"TAIL RECORDS"とやれるようになって、第三者の意見が、すごくありがたいんです。だから、チームの意見を取り入れながら、今までSelf-Portraitがやってきた音楽とはひと味違うことができたら面白いと考えてます。結局作るのは僕らなので、どういう形であっても、Self-Portraitになると思うので。
岡崎:新しいこともやるけど、媚びずに、今まで15年間やってきた自分らのやり方で、もっとお客さんに届くように活動していきたいですね。
田中:この全国流通盤で終わらずに、この第一歩目がただの通過点になるように、もっとみんなに知ってもらえるバンドになりたいです。
LIVE INFO
- 2025.10.09
-
キュウソネコカミ
Rei
OKAMOTO'S
終活クラブ
JON SPENCER
DOES
アイナ・ジ・エンド
感覚ピエロ
Hedigan's
Plastic Tree
羊文学
Kroi
- 2025.10.10
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
暴動クラブ × 大江慎也
Rei
SUPER BEAVER
ザ・シスターズハイ
KING BROTHERS
PEDRO
YOASOBI
moon drop
オレンジスパイニクラブ
OKAMOTO'S
the cabs
WHISPER OUT LOUD
FRONTIER BACKYARD
LEGO BIG MORL
JON SPENCER
NOMELON NOLEMON
a flood of circle
DOES
水曜日のカンパネラ
FOO FIGHTERS
キタニタツヤ
たかはしほのか(リーガルリリー)
ExWHYZ
MONOEYES
藤森元生(SAKANAMON)
大塚紗英
感覚ピエロ
ZAZEN BOYS×サニーデイ・サービス
East Of Eden
アーバンギャルド
JYOCHO
羊文学
小林私
THE SPELLBOUND
- 2025.10.11
-
終活クラブ
キュウソネコカミ
トンボコープ
Appare!
cinema staff
秋山黄色
YOASOBI
moon drop
コレサワ
OKAMOTO'S
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
KNOCK OUT MONKEY
INORAN
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
KANA-BOON
ExWHYZ
FRONTIER BACKYARD
androp
カミナリグモ
brainchild's
フレデリック
envy × world's end girlfriend × bacho
"JUNE ROCK FESTIVAL 2025"
East Of Eden
Official髭男dism
藤沢アユミ
豆柴の大群
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.12
-
a flood of circle
キュウソネコカミ
SUPER BEAVER
WtB
キタニタツヤ
セックスマシーン!!
WESSION FESTIVAL 2025
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
INORAN
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
Omoinotake
Bimi
ART-SCHOOL
Official髭男dism
eastern youth
なきごと
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.13
-
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
Awesome City Club
ExWHYZ
Appare!
The Biscats
brainchild's
Rei
OKAMOTO'S
秋山黄色
Age Factory
トンボコープ
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
"WESSION FESTIVAL 2025"
岡崎体育
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
シド
SCANDAL
cinema staff
Cody・Lee(李)
コレサワ
ネクライトーキー×ポップしなないで
リュックと添い寝ごはん
eastern youth
hockrockb
Omoinotake
Kroi
PIGGS
清 竜人25
Plastic Tree
ぜんぶ君のせいだ。
LiSA
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.14
-
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
ドミコ
THE ORAL CIGARETTES
Hump Back
Survive Said The Prophet × NEE
MONOEYES
ぜんぶ君のせいだ。
超☆社会的サンダル
go!go!vanillas
武瑠 × MAQIA
- 2025.10.15
-
ドミコ
LONGMAN
PEDRO
キュウソネコカミ
MONOEYES
打首獄門同好会
アカシック
HY × マカロニえんぴつ
ポルカドットスティングレイ
藤巻亮太
- 2025.10.16
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
YOASOBI
PEDRO
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
"Shimokitazawa SOUND CRUISING presents. サウクルラボ vol.1"
SCANDAL
SIX LOUNGE
brainchild's
- 2025.10.17
-
挫・人間
キュウソネコカミ
打首獄門同好会
アイナ・ジ・エンド
YOASOBI
a flood of circle
ズーカラデル
LONGMAN
chilldspot
otsumami feat.mikan
リュックと添い寝ごはん
コレサワ
神聖かまってちゃん
終活クラブ
NOMELON NOLEMON
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
フラワーカンパニーズ
SUPER BEAVER
東京スカパラダイスオーケストラ
BIGMAMA
Bimi
- 2025.10.18
-
TOKYOてふてふ
伊東歌詞太郎
挫・人間
シド
OKAMOTO'S
YONA YONA WEEKENDERS
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
アイナ・ジ・エンド
moon drop
RADWIMPS
キュウソネコカミ
ぜんぶ君のせいだ。
bokula.
the cabs
SWANKY DOGS
amazarashi
INORAN
WtB
osage
"LIVE AZUMA 2025"
カミナリグモ
Cody・Lee(李)
阿部真央
Newspeak
センチミリメンタル
東京スカパラダイスオーケストラ
Keishi Tanaka × 村松 拓
"ASAGIRI JAM'25"
ズーカラデル
I Don't Like Mondays.
Victoria(MÅNESKIN) ※振替公演
ロザリーナ
the paddles
神聖かまってちゃん
LACCO TOWER
星野源
- 2025.10.19
-
DYGL
リュックと添い寝ごはん
OKAMOTO'S
Age Factory
bokula.
ぜんぶ君のせいだ。
moon drop
コレサワ
TOKYOてふてふ
RADWIMPS
SIX LOUNGE
リリカル / みじんこらっく / とにもかくにも / ティプシーズ / 台所きっちん
SUPER BEAVER
Laura day romance
WtB
Omoinotake
"LIVE AZUMA 2025"
Cody・Lee(李)
ビレッジマンズストア
SPRISE
伊東歌詞太郎
浪漫革命
LUCKY TAPES
ハンブレッダーズ / KANA-BOON / キュウソネコカミ / マカロニえんぴつ ほか
ネクライトーキー×ポップしなないで
Keishi Tanaka × 村松 拓
ナナヲアカリ
"ASAGIRI JAM'25"
高岩 遼
Sou
森 翼
SCANDAL
パピプペポは難しい
osage
星野源
PIGGS
- 2025.10.20
-
打首獄門同好会
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
TOKYOてふてふ
TenTwenty
- 2025.10.21
-
The fin.
神聖かまってちゃん
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
- 2025.10.22
-
ザ・シスターズハイ
打首獄門同好会
キュウソネコカミ
ハク。× YONLAPA
ザ・ダービーズ
MONOEYES
挫・人間
VOI SQUARE CAT
kiki vivi lily
RELEASE INFO
- 2025.10.09
- 2025.10.10
- 2025.10.11
- 2025.10.12
- 2025.10.13
- 2025.10.14
- 2025.10.15
- 2025.10.17
- 2025.10.19
- 2025.10.22
- 2025.10.24
- 2025.10.26
- 2025.10.29
- 2025.10.30
- 2025.10.31
- 2025.11.05
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
OASIS
Skream! 2025年09月号