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INTERVIEW

Japanese

ユアネス

2018年12月号掲載

ユアネス

メンバー:黒川 侑司(Vo/Gt) 古閑 翔平(Gt) 田中 雄大(Ba) 小野 貴寛(Dr)

インタビュアー:山口 智男

-ギター・ロック・バンドとしてのバンドの在り方を改めて追求しながら、さらなる広がりに挑んだ作品という印象を受けたのですが、音楽的にバンドとしてやりたかったのはどんなことだったんでしょうか?

古閑:前作と合わせて聴いてもらいたいという考えがあったので、前作と今作、ひとつのフル・アルバムとして聴いたときに、前作にはないポイントの楽曲を入れたいと思いました。それで、ピアノ・バラードの「夜中に」や、手数の多さで攻めた「少年少女をやめてから」を入れて、1枚のフル・アルバムとして、いろいろなところを楽しんでもらえるようにと考えましたね。

-前作の冒頭に入っている「雨の通り道」というナレーションは、2曲目の「虹の形」を際立たせるために加えたものでしたが、今回の「変化に気づかない」という1曲目の男女のセリフのトラックは最初から――

古閑:いや、なかったです(笑)。「凩」を入れることが決まったときに、それだったら「凩」がさらに際立つようなナレーションを入れたいなとなりました。

-前作に合わせて今回も、と考えたのかと思いました。前作のふたりがその「変化に気づかない」で再会したという考え方でいいんでしょうか?

古閑:いいと思います(笑)。

-そこにはどんな物語があるんですか?

古閑:それはもうちょっとしたらわかります(笑)。

-もうちょっと(笑)?

古閑:11月1日に公開する「凩」のMVは、僕がディレクションしているんですけど、それを観ていただけると、全貌が明らかになります(※取材は10月下旬)。

-あぁ、なるほど。そういうコンセプチュアルな曲作りが得意でもあるし、そういう曲をユアネスの武器にしていこうという考えがあるということなんですね。

古閑:ええ。音楽はもちろん、イラスト、本、映画といったいろいろな作品のコンセプトや、その作者がどういうことを考えているんだろうって考えたいタイプでもあるし、それがユアネスの強さでもあるのかなって思ってます。いろいろな人が聴いてその楽曲に入りやすいサウンドだったり、歌詞だったりを選んでいるのかなと。

-もちろん一曲一曲聴いても魅力は伝わるけど、それプラスってことですよね。

古閑:リスナーが好奇心を持って、自分たちの音楽を聴けるような仕掛けをいろいろなところに作っていきたいんです。

-今回、1曲目から6曲目まで一貫したストーリーがあるんでしょうか?

古閑:曲が進むにつれ、日が落ちていくような設定になっています。だから、歌詞カードも日が落ちていくようなイラストを描いてもらっているんです。

-2曲目の「凩」と3曲目の「少年少女をやめてから」は、両方に"赤信号"と"白線の上"がモチーフとして出てきますが。

古閑:そこは同じ光景を別の角度から見ているイメージでリンクさせています。