Japanese
女王蜂
2017年04月号掲載
Member:アヴちゃん(Vo)
Interviewer:石角 友香
-サウンド・プロダクションの話をすると、『奇麗』以降、EPの『失神』(2015年7月リリース)であったり、獄門島一家とのスプリット(2016年5月リリースの『金星/死亡遊戯』)をリリースして、その作品を聴いてくると今回に至った音楽性もすごくすんなり理解できたんです。
ありがとうございます。
-そういう経験はいかがでしたか?
うーん、このインタビューでさえも経験だと思うし、何事も毎日が経験だと思うんですけれど、全部この「Q」を作るためのイニシエーションだったのかなというのがあって。『奇麗』で思いっきり、女の業というか、自分自身を人体実験して、そこから『失神』だったり、獄門島一家との作品を探求して。「金星」で初めてスーツを着てみたりっていうことがあって、今やっと虎の子に触れることができたというか。
-ヴィジュアルの変化にも意味があって、ちょっとしたモード・チェンジではない。
例えばダンス・ビートを取り入れるバンドだったり、いろんなバンドがいてすごいなと思うんですけど、楽器を始めたときに軽音部に入りたいから楽器を始めたのか、それとも自分の中に滾るものがあって、それをギターを使って弾きたいから音楽をやって所属するのか? って、大きな違いだと思って。手段の目的化と言うか、そういうことで音楽は使えないですね。結局どんなビートもどんなコードも素材でしかないので。でも素材にディテールとして、祈りや呪いを込めて、気づくか気づかないかわからないけれど、伝えていくことが必要なんだろうなと思います。
-"愛し愛されることは美しい 求めたものではなかったけれど"と歌う「アウトロダクション」(Track.1)から始まるのは『奇麗』から地続きだなと思ったんですが。
実は「雛市」(Track.9)と「アウトロダクション」の位置は変更していて。「アウトロダクション」で終わる予定のアルバムだったんですけど、実際には「雛市」で最後に答えを置いたんです。「雛市」から、また1曲目の「アウトロダクション」へ行って、ずっと回る、そういうものになったんでよかったなと思います。これは私の今日の解釈で永遠に変わると思うんですけど、「Q」のその子が、「雛市」へ仕事に出て、仕事から恋をして、様々なことがあって生活を送って、またそこから逃げて脱皮することが「アウトロダクション」というか。あくまで今日の気分ですけど。
-"Q"という主人公の生き方だから、変化すると?
"Q"は誰でもないし実体がない。でも、確実に私だけにはわかる。勝手に飛び出してきて、寝落ちしてる間に曲を書き上げてしまったりもする。で、"男に生まれればよかったわ"とか"女に生まれればよかったわ"という、私の中の言い訳だったり、そうした"すごろく"は、このアルバムの曲たちを作る前に全部終わったんですよね。
-作る前に?
うん。終わって、終わった先で書いたので、たぶん比べるってことがないものなんです。でも、すごくフラットなんですけど......"平坦な戦場"というか、なんて言ったらいいのかな。岡崎京子感というか。なんかこう、"悲しいよ"って思って撮った写真ってうるさいじゃないですか。でも、ただ撮って、"なんか悲しいね"とかに似てた気がします。
-自分のことで言うと、岡崎さんの作品だと"リバーズ・エッジ"が好きなんですが。
私の"リバーズ・エッジ"はきっと、「Q」ですね。たぶん、話の中に死体だったりが出てくるけれど、それがヤバいとかすごいとかの話じゃなくて、日常の中にパッてなんかがあって、そこから変わっていく世界とか、でもどんどん遠のいていけばそこに何かがあるとか、わかんない人がいるっていう。
-あぁ、リンクするものがたしかにありますね。ところで今回、ファンクネスのグルーヴが色濃い楽曲も多いですが、アヴちゃん自身はどう捉えてるんですか?
自分の中にたぶん、ファンクネスというかグルーヴみたいなものが異常にあるので、倣うまでもないというか。それはすごくありますね。背伸びしてゲットするまでのものでもない。
-それが前作あたりから自然と出てきた?
実際に私たち、楽器と歌が急に上手くなったので。それだけだと思いますね。
-なるほど。今回の音は今の時代に、女王蜂を追ってる以外のエレクトロ・ファンクなどが好きなリスナーにもフィットすると思います。
ありがとうございます。今回、追ったっていうアップデートではまったくなかったんですけど、自然とクロスできたら、それほど嬉しいことはないです。本当に"女王蜂って?"っていう人たちに刺さないといけない作品なので。
-そういう意識は最初からありましたか?
アルバムができて今、インタビューをしてもらってるけど、自分としてはかなりプロモーターの気持ちなので、ちゃんと答えたいなというか。今までは盤の話をするよりも私の話をした方が良かったし、目の前の人の目が一番キラキラ輝くように話していくのが私の仕事だと思っていたんですけど、今回はこれをどこまで多くの方に買っていただいて聴いていただいて、また新しい何かを彼らの中で生むにはどうしたらいいんだろう? っていうところなので。
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