Japanese
JUNIOR BREATH
2017年04月号掲載
Member:ホシヲ(Vo/Gt) いずべい☆(Ba/Cho) ウェール(Gt/Cho) シューマッハ・ヨシアキ(Dr)
Interviewer:岡本 貴之
大阪を拠点に活動する4人組ロック・バンド、JUNIOR BREATHがアルバム作品としては前作から約3年ぶりとなる3rdフル・アルバム『ザ・リビングシングス』を4月12日にリリースした。"LIVING THINGS=生き物"、"LIVING SINGS=生活を歌う"というふたつの意味を持つタイトル曲から始まり、ラストの「シーユーレター」までたっぷり13曲。バンド史上最長の制作期間を要したという渾身の作品について、ドイツの"Taubertal-Festival"出場権を賭けたコンテスト"エマージェンザ・ジャパン2017"大阪予選最終日のライヴ直前にSkypeインタビューを行った。
-アルバムのリリースにあたって"10年間のバンド史上最も丁寧に紡ぎ上げた"というコメントがありましたが、どんな1枚にしようと考えましたか?
ホシヲ:最初は、コンセプトみたいなものには辿り着いていなくて、ミニ・アルバムを作ろうと思っていたんですけど、制作中に流れでアルバムになってしまいました。レコーディングに着手したのは早かったんですけど、"エマージェンザ・ジャパン"(※ドイツの"Taubertal-Festival"に出場できるコンテスト)へ向けて頑張ったりしていたので、長いこと時間がかかっちゃったんですよ。作っている間に僕の中でタイトルができあがってコンセプトが搭載されたことで、そこからさらに時間がかかっちゃって。今までは1ヶ月くらいで録っちゃったり、1st(2011年リリースのアルバム『Good morning,Good night and Good bye.』)はベーシックを1日で録ったりしていたのが、今回はレコーディングが終わるまで7ヶ月かかりました。ライヴ活動もしながらやっていたんですけど、時間がかかってもちゃんと良いもの、残せるものを作りたかったというか。10年やっているんですけど、変な話、キャリアがあるといっても年数やってるだけっていうところもあるので、一度自分たちの価値をゼロにして考えるというか。いろんな人の助けを借りていて、『ROCK BLESS YOU e.p』(2016年リリースのEP)は店頭でも結構展開してもらったので、その流れはアルバムを展開してもらったうえで、"どうや!?"と問おうと思ってます。だから、細かいところの録り直しもしました。ギターのことはかなり口うるさく言ったんで、ウェールはかわいそうでしたけど。"一生ギター・ソロ弾かされる"みたいな(笑)。
ウェール:レコーディングしながら、メンバーがアドバイスをくれて完成できたアレンジもあるし、1回録ったものに対して"ちょっと違うな"ということでもう1回自分で再構築したものもあるので。結局、ほぼ全曲ソロがあるんじゃないかな? 結構過酷だなと思いながら(笑)、1曲1曲をできる限り弾きました。勢いで弾いているように聴こえるソロもあるんですけど、曲と向き合ってソロを作ったつもりではあります。
-バンド内でぶつかることも多かったんですか?
ホシヲ:僕が"それはちゃうやろ"っていうことは多かったですね。僕とウェールは世代が一緒なんですけど、80~90年代の音楽をたくさん聴いてきているので、ギター・ソロとかも口ずさめないとダメだと思っているんですよ。そこは結構言いましたね。普段はルーツになっている音楽の引き出しを洋楽のパンク・ロックに求めたりしていたんですけど、今回はかなり邦楽に寄っていると思うんですよ。BOØWYとかも出してきたので(笑)。
-意外な感じですね!?
ホシヲ:中学生とか高校生とかの頭に出会った、今の一番のベースにはなっていないものなんですけど、BOØWYとかLUNA SEAとかGLAYとか、そういうところのテイストが入っていると思います。わりと今まで以上に歌の部分が大きいアルバムなので。それと、今回はハイスタ(Hi-STANDARD)からの影響がすごくあったと思います。ハイスタのシングル(※2016年10月に事前告知なしでリリースされた13年ぶりのシングル『ANOTHER STARTING LINE』)が出たときにまだ録っていたのもあって。
-ハイスタがいきなりシングルをリリースしたことに衝撃を受けた?
ホシヲ:受けましたね。めちゃくちゃテンション上がりましたから。発売日の前日が東京でライヴで、大阪に朝帰ってきて寝て起きたら、Twitterがハイスタだらけだったんですよ。時間を見たらあと20分くらいで僕の家の近所のTOWER RECORDSが開店だったので、すぐに着替えて買いに行きました。僕が一番乗りだったらしいです(笑)。普段からCDは買うようにしているんですけど、ハイスタのシングルに触れてから、音楽情報をもう1回自分の中にインプットする作業をしていますね。それまでは新しいアーティストとかでもYouTubeで見るだけだったりしたんですけど、もう一度CD屋さんに行くようになりました。それでアルバムを買って曲順どおりに聴くっていう、自分たちもそれを求めて作っているんですけど。1曲買いとかもできる時代やし、それは否定しないんですけど、僕はアルバム1枚通して聴いてきたな、というのは"ハイスタ・ショック"で思ったことですね。
-最初の曲から最後の曲という"アルバム1枚通して聴く"流れが今回のアルバムにもありますよね。
ホシヲ:それはアルバムを作るなかでずっと意識していることで。今回のアルバムは曲順の作り方がちょっと違うんですよ。いつもは最初にエンドロールっぽい曲を持ってくるんですけど、今回はちゃんとオープニングからエンディングまでをイメージして作りました。曲順は今回、悩みましたね。
-ライヴ・レコーディング・アルバム『PIRATES RADIO BOOTLEG』(2015年リリース)で発表した曲も入っていますが。
ホシヲ:ドラムのヨシアキが入ってから、物販にヨシアキの音が入った音源を置いてないのをなんとかしようってやってみたのが『PIRATES RADIO BOOTLEG』です。ライヴハウスで録ったんですけど、今回のアルバムにも新たに録音し、収録しました。ただ、レコスタで録っているだけで"せーの、ドーン"なんで。そこは変わらないですね。
-ヨシアキさんからすると初めてのスタジオ録音作品になりますが、いかがでしたか。
ヨシアキ:人生初のアルバムです。とんでもないものになりましたね。
ホシヲ:速い曲でミスりまくって、ずっと俺が"あぁ、アカンわ"って言う、みたいな。
ヨシアキ:1日同じ曲をず~っとやるみたいな(笑)。時間がかかりましたね。
-前回のメール・インタビューの際(※2016年6月号掲載)、アルバム制作途中に、いずべいさんが脱退宣言したという話がありましたが、バンドを続けていくか悩んでいたということですか。
いずべい:自分で思うこともいろいろあったんですけど、メンバーのみんなが"やろうや"って言ってくれたので。だいぶ迷惑はかけたんですけど。今回のアルバムを作るうえでメンバーの意識がすごく寄ったんで、今はそこがめちゃめちゃ楽しいです。過去の音源も好きなんですけど、久しぶりに自分の中で"これはめちゃくちゃカッコいいアルバムだ"って思って、毎日聴いてます。ホシヲさんの、歌に対する気持ちが今までよりハッキリ詰まっている気がするんです。生活感があるというか、納得してやれるなぁって。途中、去年の夏くらいからレコーディングを止めてコンセプトを練り直して新しい曲を入れたいというタイミングが2回くらいあって。タイトル曲「ザ・リビングシングス」(Track.1)や中盤に入っている「いつものあかり~THEME OF FURUYA~」(Track.5)とか「トゥルーロマンス」(Track.9)とか、ホシヲさんが今歌いたい歌を持ってきて"これをアルバムに入れる"という感じで、しっかり詰めてやろうという、ミニ・アルバムからアルバムに向かう過程がハッキリあって。メンバーでもそこを共有できたので、バンドのモチベーションもめちゃくちゃ高いと思うし、今はしっかりこのアルバムを届けようという気持ちです。バンド的にも、すごく大きく成長できたアルバムだなっていう実感はありますね。
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