Japanese
RED EARTH
2017年03月号掲載
Member:寺澤 尚史(Vo/Gt) キヨ(Sax/Vo) フェアリー(Dr/Vo)
Interviewer:岡本 貴之
2月22日に2ndアルバム『RED EARTH Ⅱ』を全国リリースしたRED EARTH。大阪を拠点に活動する彼らは、"寺澤尚史率いる22世紀型爆音フォークソングパーティ"と名乗っているものの、アルバムを聴くと、しゃがれ声でシャウトする男臭いロック・サウンドを感じることができる。しかしフロントマン寺澤尚史いわく、RED EARTHの音楽はあくまでも"フォーク・ソング"なのだという。その音楽性とアー写、ジャケ写に至るまで、謎だらけの彼らにインタビューを試みた。読者のみなさんは読む前に肝に銘じてほしい。"考えるな、感じろ"と。
-RED EARTHは大阪を拠点に活動しているとのことですが、活動を始めたのはいつごろなんですか。
寺澤:800年前ということになっていますね。
キヨ:ははははは! 聖飢魔Ⅱ的な。
寺澤:僕が840歳で、みんながそれより下です。僕の中では"スター・ウォーズ"のジェダイの騎士的な感じで。設定はだいたい後づけなんですけど(笑)。
-ジェダイの騎士的なメンバー5人はどうやって集まったんですか。
寺澤:僕ら、本当は5人じゃないんですよ。最大人数が7人で。赤い地球から青い地球に調査しに来たんですけど、何人でも大丈夫ということで、どんどん増えていく可能性が高いですね。
-なるほど、みなさんはRED EARTHという他の星からやってきたということなんですね。
寺澤:パラレル・ワールドですね。パラレル・ワールドの赤い方の地球から青い地球に調査しに来ました。
-パラレル・ワールドということは、RED EARTHには実際、青い地球の人口と同じくらいの人たちがいるということ?
寺澤:そういうことにしておきましょう。
キヨ:ちなみにこいつ(寺澤)は、"今年はあとふたりくらい増やすぞー!"って意気込んでました。なんでそんなに増やすのかと聞いたら、"米米CLUBみたいでええやん!"って(笑)。
-米米CLUBは9人ですからそれほど増えてないのでは?
寺澤:いや、米米CLUBというか、例えば"ONE PIECE"って仲間がどんどん増えていくじゃないですか? やっぱりね、僕は"ジャンプ"になりたいんですよ。
-"週刊少年ジャンプ"みたいなバンドになりたい、ということでしょうか。
寺澤:これがまた難しいところで、僕たちはバンドじゃないんです。
-資料には"寺澤尚史率いる22世紀型爆音フォークソングパーティ"とありますが、パーティというのは"ドラクエ"みたいなことなんですか?
寺澤:いや、"ONE PIECE"ですね。ゲーム全然知らないんで。
キヨ:はははははは!
-"ドラクエ"ではない、と。失礼しました。
寺澤:僕らが基本的にやっているのがフォーク・ソングなので、バンドとは違うなと。
-でも、アルバムを聴くとロック・バンドらしい音を出しているじゃないですか。
寺澤:それがミソなんですけど、赤い地球のフォーク・ソングはこういうものなんです。赤い地球のフォーク・ソングを青い地球に知らしめようと。
-そうしたら、青い地球ではロックだと受け取られているという。
寺澤:そうかもしれないですね。
-もともと寺澤さんがフォーク・ギター1本で歌い始めたからではなくて?
寺澤:まぁ、ほんまはそうですけどね。
一同:(爆笑)
-寺澤さんと最初に始めたのはどなたなんですか?
寺澤:この童貞鼻メガネです。
フェアリー:誰が童貞鼻メガネだよ! 僕は別のバンドもやっているんですけど、(寺澤とは)お互いのバンドが顔見知りで。ライヴを観てかっこいい人だなぁと思っていたら、声を掛けてくれたんです。
寺澤:"冒険に出ないか?"って。
フェアリー:"出ます!"と答えました。
キヨ:どう? 冒険に出てみて。
フェアリー:やっぱり大変なこともたくさんあるんですけど、それ以上に楽しいこともたくさんありますね。
寺澤:普通か!
一同:ははははは!
フェアリー:僕は他の人たちと同じような変なことはできないので。ただ、RED EARTHにおいては"やれ"と言われたらやらなければいけないですから。僕の意思は全然関係ないです、やるしかない。
キヨ:それでやってみて、どう?
フェアリー:つらいこともたくさんあるんですけど――
一同:(笑)
キヨ:つらいんやな(笑)。
寺澤:ライヴが終わるたびに"童貞、童貞"と言われてるんやから、普通に考えたらつらいよな。
フェアリー:まぁ、それで"僕童貞じゃないんで"って言ってお客さんが喜んでくれるなら。でも僕、本当に童貞じゃないんで。それだけはハッキリ書いておいてください!
寺澤:嘘をつくな! SEXをしたからと言って童貞を捨てられると思うな!
フェアリー:誌面に書けるか、そんなこと!
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