Japanese
ORANGE POST REASON
2016年10月号掲載
メンバー:藤原 裕輔(Vo/Gt) 坂口 亮(Gt) 折原 大輔(Ba) 山﨑 涼平(Dr)
インタビュアー:石角 友香
久々に"ザ・日本のギター・ロック・バンド"が登場したなというのが第一印象の長崎出身の4ピース・バンド、ORANGE POST REASON。今時、ストレートで重い8ビートを押し出すダイナミズムを持ち合わせているバンドは珍しい。そして、メロディに正確に乗る歌詞の気持ち良さにも注目してほしい。歌われていることは若さゆえの矛盾を抱えた淡い感覚や、いつか見た情景といった、ある種普遍的な内容だ。このストレートさは果たして意識的なものなのか? メンバー4人の背景をじっくり訊いていくうちに、微笑ましくも確かなオリジナリティが見えてきた。
-Skream!初登場なので、バンド結成の経緯からお聞きできればと思います。2013年8月に結成ということなんですけど、メンバーのみなさんはどのように集まったのでしょうか?
藤原:長崎って、バンドをやっていても就職や進学でやめていっちゃう人が多いんですけど、その中で残ったメンバーが集まったって感じです。
-じゃあ、バンドを続けるか、就職するか進学するかを早めに決めないといけないんですね。
坂口:うん。すごく夢を持たないと思います。"諦める"って言葉は使いたくないけど、諦めますね、みんな。
-みなさんが"音楽やろう"とか"バンドやろう"って思ったきっかけは何だったんですか?
藤原:もともと親がコーラスをやっていたので、そこから合唱を始めて。ちょうど合唱ブームで、いきものがかりとかアンジェラ・アキの曲も歌ってました(笑)。で、中学生から高校生ぐらいでバンドものを聴き始めて――バンドを始めたのが高校生のときだったんですけど、始めたら"音楽って楽しいな"と(笑)。それがきっかけですね。
-最初にガツンときたバンドは?
藤原:子供のころから聴いてはいたんですが、中学~高校生のときに改めてBUMP OF CHICKEN、Mr.Children、ASIAN KUNG-FU GENERATIONをちゃんと聴いて、バンドをやってみたいなと。
-坂口さんはどんな感じだったんですか?
坂口:僕が中学生のころは、ゆずとか19とかがものすごく流行ってたので、その影響で長崎にもストリート・ミュージシャンが4、5組いたんですよ。バンドですらそんなにいなかったから、それってすごいことで。あと、中学2年生の音楽の授業でギターを弾く機会があったんですけど、当時の流行もあったし、母親から"楽器は何かできた方がいいよ"って言われてたこともあって、"これしかない"と思ってギターを触ったら楽しくなって。それでアコースティック・ギターを買ってもらったんですけど、そこからですかね。だからバンドっていうより、どちらかというとそっちの影響の方が強いんですよね。
-なるほど。山﨑さんはいかがですか?
山﨑:中学2年生のときにふたつ上の兄ちゃんがGOING STEADYを聴いてて、その影響で音楽というかバンドを聴くようになったんです。それからまた兄ちゃんの影響で、AIR JAM世代のBRAHMAN、Hi-STANDARD、HAWAIIAN6とかを聴いてライヴにも行くようになって。高校2年生の夏に、バンドをやってた同い歳の友達に誘われてドラムを始めました。それでずっと続けてる感じですね。
-長崎はスタジオに入りやすいんですか?
山﨑:Studio Do!ってライヴハウスにスタジオがあって、そこでずっとやってたんですけど、長崎におったときは結構入りよったよね?
坂口:基本的に遊びに行くところがないんで、何もなくてもライヴハウスに行ってましたね。
山﨑:高校生のときは暇さえあればStudio Do!に行って、学校終わったらまた行って(笑)、っていう。行ったら誰かいるからダラダラ喋ったり(笑)。
-とはいえ、場所はスタジオじゃないですか? 何をして遊んでるんですか(笑)。
坂口:それが、何をして遊んでたかわからないぐらい何もしてないんですよ。
山﨑:でも、そこでやってるバンドのコミュニティがあったよね。
-なるほど。折原さんはいかがですか? 自分のルーツでいうと。
折原:中学生のとき、スケートボードとか、ひとつのことをみんながやり始めるって流れがあるじゃないですか? ヤンキーみたいな奴が、"スケボーやったらイケてる"みたいな(笑)。その流れで、中学1年生の冬休みに――学校から帰る途中に古い楽器屋さんがあるんですけど、そこに仲良い4人組でお年玉の1万円だけを握り締めて行って、ギターとベースをそれぞれ買ったんです。歌は歌いたくないし、ドラムは大変そうだしってことで、ギターは弦が6本、ベースは弦が4本で、並べてみてどっちが簡単だろう? って考えて(笑)。それでベースを選んだのが最初です。
-実はベースの方が鳴らすのは難しいのに(笑)。
折原:家の近くにレコード屋さんがあったんですけど、スタジオでの練習が終わったあと、そこにベースを担いだまま行ったら、店のオヤジさんと"お前、亀田誠治知ってるか?"って話になって。それで椎名林檎さんを聴いたりして、バンドというかサウンドに関心が出てきたんです。
-なるほど、結構濃い背景ですね。ORANGE POST REASONのメンバーが固まったのはどういうタイミングだったんですか?
坂口:年齢の近い楽器隊3人が集まってたんですけど、みんな高校を卒業してフリーターやってて。で、前のヴォーカルが抜けたタイミングで藤原と出会ったんです。このバンドでやっていこうというのは常々思っていたので、"音楽でやっていきたい"っていうメンバーが揃って、上京するタイミングが来たという。
-ORANGE POST REASONが面白いのは、坂口さんが作詞作曲で、藤原さんがヴォーカルに徹していることだと思うのですが。
坂口:単純に、僕が曲を作るペースが早いんですかね。藤原も書けるんですよ。ORANGE POST REASONでデモCD(2014年リリース)を1枚だけ作ってライヴ会場で手売りしてたんですけど、それには藤原の曲も入ってるんです。
-単純に曲作りが好きなんですかね?
坂口:うーん......好きでもないんですけど(笑)。今考えると、不思議なことにそういう話をしたことが1回もないんですよね。組んだばかりのころは何をやったらいいかわかんないし、でもライヴがやりたいから曲がいるってことで、"じゃ、1回スタジオ入ってみようよ"と。そのときに、普通のバンドならコピーをやると思うんですけど、俺らはコピーをほとんどやったことがなかったんです。そこで、"俺、曲作ってくるからそれをやろう"みたいな。それでスタジオに集まって、俺が弾くコードにみんなが音を合わせていったらオケができるわけじゃないですか? そうなると"こんな感じの歌があるといいな、歌ってみて"って。それが始まりで、ずっとそのやり方を続けてるんですよ。
-わりとラフなオケをスタジオで作りながら、藤原さんがメロディを作るという?
藤原:メロディも(坂口)亮君が――
坂口:作ります。僕が鼻歌でフンフンフンって歌ってみて、"(藤原に)歌ってくれ"と。
-なるほど。今時珍しい作り方のバンドかも。
山﨑:高校2年生からドラムを始めて10年ぐらい経つんですけど、コピーをやってないからほぼ亮君の曲しか叩いたことがないですね。
坂口:感覚としては曲作りは遊びの延長みたいなもんですね。携帯電話も何もない小学生のときに学校が終わってから、待ち合わせしてるわけでもないのに公園とかに集まったり、"絶対こいつん家に集まるな"とか、そういう流れに似てるというか。スタジオに入ったらこいつが曲書くだろう、みたいな(笑)。実際そうなるし、曲作りはものすごくナチュラルなんですよ。
-今回のアルバムに入ってる曲もそういう感じで作られたんですか?
坂口:全部そうです。アコースティック・ギターで作るんですけど、それをエレキ・ギターに持ち替えて弾くような感じでやってると合わせてくれるんで。そういう感じで作った10曲っていう。
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