Japanese
ナードマグネット
2016年06月号掲載
Member:須田 亮太(Vo/Gt) 藤井 亮輔(Gt/Cho) 前川 知子(Ba/Cho) 秀村 拓哉(Dr)
Interviewer:山口 智男
-そうですよね。そこに愛情があればいいんじゃないですか。日本語の歌という意味で影響を受けたバンドはいるんですか?
須田:スピッツは昔から好きでした。結構J-POPっ子だったんですよ。小さいころからラジオが好きだったし、テレビの音楽番組も観てましたし、バンドを意識するようになる前はJ-POPが大好きだったんです。そこが根底にあるから日本語詞で歌っているのかもしれないですね。あと、一番多感なころに聴いていたのがゴイステ(GOING STEADY)とか銀杏BOYZとか。そういうバンドが直撃した世代なので、"こじらせた青春"みたいなものの影響はあるのかな。
秀村:L'Arc~en~Cielはみんな通ってますね。楽器をやり始めたのはラルクの影響なんです。
須田:秀村と僕は今年30歳なんですけど、小学校の高学年から中学生時代にかけてテレビで観られたロック・バンドってラルクかGLAY。最初に触れたロック・バンドがそこっていう子供は僕らの世代は結構多かったんじゃないかな。
前川:私もラルク好きでした(笑)。あとはTHE YELLOW MONKEY。もう少し大きくなってからはSUPERCARがすごく好きになって、(フルカワ)ミキちゃんに憧れてベースを始めました。
藤井:僕は中学生のとき、青春パンクが流行っていたこともあって、さっき名前が挙がったゴイステとか、あとはハイスタ(Hi-STANDARD)などのメロコアも好きだったので、ギターはそういうのばかり練習してました。
-ということは、90年代のパワー・ポップはあと追いってことですね?
須田:完全にそうですね。きっかけはラジオだったんですよ。背伸びして、徐々に洋楽も聴き始めた時期にラジオでかかっていた曲をメモして、TSUTAYAで借りるということをやってたんですけど、それがちょうどWEEZERの「Photograph」が出た時期で。
-"Green Album"(2001年リリースの3rdアルバム『Weezer(Green Album)』)ですね。
須田:そう。だから僕、WEEZERは"Green Album"からなんです。もともとGREEN DAYが好きだったんですけど、"Green Album"を聴いたとき、ゆるいGREEN DAYみたいだなって(笑)。でも、"ポップでいいな"と思ってハマッて調べてみたら、どうやら過去の作品の方がはるかに良いらしいってことがわかって、そこから遡って1st(1994年リリースのアルバム『Weezer』)、2nd『Pinkerton』(1996年リリースのアルバム)と聴いていったとき、"えぇ? こんなことを歌っていいの!?"って『Pinkerton』に衝撃を受けて。だって、本当に情けない歌詞じゃないですか。それまではロック・スター然とした人たちしか知らなかったんですけど、普通の兄ちゃんがしょうもないことで悩んで、うじうじ歌ってる。でも、曲がめっちゃいい。それでも成立するんだっていうことに気づいて、その経験はかなり大きかったですね。
-では今回の『CRAZY, STUPID, LOVE』は、どんな作品にしたいと考えたんでしょうか?
須田:最初から"10曲入りのフル・アルバムを作るぞ"という気持ちでいました。それはもちろんWEEZERの1stアルバムが10曲入りだからなんですけど、自分にとってはそのぐらいの作品にしたいと思って、本当に自分の好きなものを全部詰め込みました。活動歴も長いので、集大成と言えるものにしたかったんですよ。
-あ、それで以前、シングルとしてリリースした曲も再レコーディングしているんですね?
須田:「アフタースクール」(Track.5)と「ルーザー」(Track.6)。この2曲がパワー・ポップをやり始めたころの曲なんです。ここから今回のアルバムは始まっているような気がするんですよ。そこに00年代以降のエモの要素も加えたという感じです。
-最新のナードマグネットが一番反映されている曲を挙げるとすると?
須田:できた時期から言っても、Track.1の「ぼくたちの失敗」と最後の「イマジナリーフレンド」(Track.10)。今まではBPMが遅めだったんですけど、そのへんから速い曲もやるようになったんです。ただ、今風の速い曲にしたくなかったというか、速い曲をやるとしても自分の好きな感じでやりたいと思いました。
-「イマジナリーフレンド」は特にいいですよね。
須田:最後にできたんですよ。今回、"CRAZY, STUPID, LOVE"というタイトルどおり、情けないラヴ・ソングばかり入ってるんですけど、「イマジナリーフレンド」だけ歌詞の内容が違うんです。ファンタジーっぽいというか、"子供が大人になる"というテーマで書いたんですけど、他の曲とは少し違うテーマを書けたということもあって、最後に収録して、今後の広がりを予感させながら締めくくってみました。今後は歌うことも増えるんじゃないかな。
-リフを畳み掛けると同時にハーモニーも重ね、さらに転調もして盛り上げるという曲の構成も新しい。
須田:初めて転調しました(笑)。それも含め、今回は全体的にサウンドの幅が広がりました。それこそ、ひとつ前に出した『この恋は呪い』(2014年リリースの3rdミニ・アルバム)は、自分の中のパワー・ポップ観を形にしたものなんですよ。1曲目(「ばくだんベビー」)のイントロが"Green Album"の1曲目(「Don't Let Go」)っぽいとか、WEEZERの「Across The Sea」(『Pinkerton』収録)の歌詞の一節を引用したり、WHEATUSの「Teenage Dirtbag」(2000年リリースの1stアルバム『Wheatus』収録)を日本語にしたらこうなるというような曲を入れてみたり。今回はエモっぽい要素や歪んでない感じのギター・ポップの要素も加えたことで、そこから広げられたのかなという気はします。
LIVE INFO
- 2025.12.04
-
TENDRE
LEGO BIG MORL
私立恵比寿中学
神聖かまってちゃん
SHERBETS
Homecomings
Nikoん
アーバンギャルド
キュウソネコカミ
吉井和哉
Hakubi
- 2025.12.05
-
桃色ドロシー
私立恵比寿中学
moon drop
ポルカドットスティングレイ
ザ・クロマニヨンズ
神聖かまってちゃん
NANIMONO
eill
Laughing Hick
Nikoん
崎山蒼志
Mercy Woodpecker / Navy HERETIC / Gum-9 ほか
さかいゆう / 望月敬史 / L'OSMOSE(O.A.)
flumpool
とまとくらぶ
Another Diary
岡崎体育
Rei
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
ズーカラデル
打首獄門同好会
- 2025.12.06
-
キュウソネコカミ
AIRFLIP
ザ・クロマニヨンズ
凛として時雨
OKAMOTO'S
BLUE ENCOUNT
indigo la End / a flood of circle / Galileo Galilei / go!go!vanillas ほか
Cody・Lee(李)
brainchild's
LEGO BIG MORL
NANIMONO
怒髪天
ねぐせ。
Nikoん
水曜日のカンパネラ / yama / CENT(セントチヒロ・チッチ) / D.W.ニコルズ ほか
CVLTE
UVERworld
eastern youth
キタニタツヤ
優里
Kroi / Jeremy Quartus(Nulbarich) / BREIMEN / luv
flumpool
チリヌルヲワカ
Aooo
Mirror,Mirror
心愛 -KOKONA-
THEラブ人間 / ビレッジマンズストア / 忘れらんねえよ / KALMA ほか
フラワーカンパニーズ
Ryu Matsuyama
MyGO!!!!!
- 2025.12.07
-
ぜんぶ君のせいだ。
崎山蒼志
キュウソネコカミ
MOSHIMO
moon drop
ポルカドットスティングレイ
凛として時雨
BLUE ENCOUNT
AIRFLIP
OKAMOTO'S
sumika / マカロニえんぴつ / Kroi / ズーカラデル ほか
NANIMONO
Nikoん
怒髪天
Devil ANTHEM.
ACIDMAN
eastern youth
小林私
UVERworld
優里
秋野 温(鶴)
LACCO TOWER
OAU
the telephones
BIGMAMA
フラワーカンパニーズ
9mm Parabellum Bullet
PENGUIN RESEARCH
トゲナシトゲアリ × RAISE A SUILEN
- 2025.12.08
-
ザ・クロマニヨンズ
BLACK COUNTRY, NEW ROAD
RAY × きのホ。
ドラマチックアラスカ
PACIFICA
シベリアンハスキー
雨のパレード
never young beach
- 2025.12.09
-
キュウソネコカミ
天女神樂
ザ・クロマニヨンズ
FRANZ FERDINAND
BLACK COUNTRY, NEW ROAD
ドラマチックアラスカ
TENDRE
PACIFICA
Galileo Galilei
Dios
ザ・シスターズハイ
ストレイテナー
PEDRO
モーモールルギャバン
- 2025.12.10
-
PACIFICA
Galileo Galilei
山本彩
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
くるり
森 翼
Wez Atlas
すなお
ストレイテナー
BLACK COUNTRY, NEW ROAD
- 2025.12.11
-
MONOEYES
あいみょん
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
山本彩
オレンジスパイニクラブ
BIGMAMA
ポルカドットスティングレイ
そこに鳴る
The Ravens
FRANZ FERDINAND
- 2025.12.12
-
Hump Back
VII DAYS REASON
Chimothy→
崎山蒼志
LiSA
Another Diary
凛として時雨
TOMOO
Nikoん
BIGMAMA
PENGUIN RESEARCH
moon drop
ねぐせ。
私立恵比寿中学
くるり
PEDRO
サカナクション / Creepy Nuts / 羊文学 / ちゃんみな ほか
flumpool
the shes gone
VOI SQUARE CAT
SAKANAMON / Broken my toybox / SPRINGMAN / KEPURA
BRADIO
ザ・クロマニヨンズ
僕には通じない
LONGMAN
- 2025.12.13
-
MONOEYES
"DUKE×GREENS presents わちゃごなどぅ -whatcha gonna do-"
ぜんぶ君のせいだ。
VII DAYS REASON
Vaundy / THE ORAL CIGARETTES / sumika / マカロニえんぴつ ほか
UVERworld
eill
フラワーカンパニーズ
LITE
SHERBETS
清 竜人
ポルカドットスティングレイ
moon drop
Nikoん
吉井和哉
9mm Parabellum Bullet
Cody・Lee(李)
flumpool
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
[Alexandros]
Appare!
秋山黄色
藤沢アユミ
キタニタツヤ
THE SPELLBOUND
- 2025.12.14
-
downy / toe / unripe / aieum
(sic)boy
VII DAYS REASON
LiSA
ねぐせ。
10-FEET / クリープハイプ / go!go!vanillas / Saucy Dog ほか
UVERworld
ぜんぶ君のせいだ。
Devil ANTHEM.
フラワーカンパニーズ
TOMOO
NEE
"DUKE×GREENS presents わちゃごなどぅ -whatcha gonna do-"
OAU
PEDRO
Nikoん
kobore / Suspended 4th / ザ・シスターズハイ / ザ・シスターズハイ ほか
鶴
SHERBETS
RADWIMPS
9mm Parabellum Bullet
PENGUIN RESEARCH
MOSHIMO
スカート
PHALUX
Bimi
ASP
22/7
古墳シスターズ
クジラ夜の街
[Alexandros]
キタニタツヤ
- 2025.12.15
-
MONOEYES
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
anewhite
山田将司(THE BACK HORN)/ 大木伸夫(ACIDMAN)/ 内澤崇仁(androp)/ 村松 拓(Nothing's Carved In Stone) ほか
TOOBOE
Mrs. GREEN APPLE
Hump Back
- 2025.12.16
-
くるり
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
優里
YOURNESS
GANG PARADE
ザ・クロマニヨンズ
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
Mrs. GREEN APPLE
RELEASE INFO
- 2025.12.05
- 2025.12.06
- 2025.12.07
- 2025.12.09
- 2025.12.10
- 2025.12.12
- 2025.12.17
- 2025.12.19
- 2025.12.20
- 2025.12.21
- 2025.12.24
- 2026.01.01
- 2026.01.07
- 2026.01.09
- 2026.01.11
- 2026.01.14
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ザ・クロマニヨンズ
Skream! 2025年11月号










