Japanese
ハシグチカナデリヤ
2015年11月号掲載
Interviewer:吉羽 さおり
-どんどん原点に返っている感覚もありますね。
もうここまでくると、自分がかっこいいと思うこと以外はやらなくていいなと思っているんですよね。売れてる音楽に寄せにいったところで、もうそんなの若い人に任せりゃいいし(笑)。何系にも属さないハシグチカナデリヤというものを確立させて。独自のスタイルにならないと、40~50歳になったときに痛々しいものにしかならないなと思ったんですね。Paul McCartneyが好きで、今年も来日公演を観に行ったんですけど、あのくらいのじいさんになっても音楽をやっていたいなっていう気持ちはありますからね。そのためには、賞味期限を感じる音楽性だと難しいなと思って。
-THE BEATLESに教わった1番大きなことってなんでしょう。
それはもう、自由にやることですよね。例えばAメロ、Bメロ、サビ、Aメロ、Bメロ、サビでギター・ソロがあってCメロがあってとか、邦楽ではわりとテンプレートみたいなものがあるじゃないですか。もう全然ルールに則っていないんですよ、THE BEATLESは。演奏に関してもPaulは基本ベーシストですけど、Paulがピアノを弾いているときはJohn Lennonがベースを弾いたりして、楽器に対してのこだわりがないというか。そのときに必要だと思っている楽器を弾いて、いらないと思えばコーラスに徹したり。音楽にはルールがないってことを学んだんですよね。
-それが、ポピュラー・ミュージックだったんですもんね。
そうなんです。それでいてポップ且つキャッチーで、勝てるわけないですよねこれは(笑)。
-そういう自由にやっていいんだというのは、ハシグチカナデリヤの今の在り方には近いと。楽曲もいろんなタイプがありますよね、ソウルっぽい感じの曲もあれば、ロックンロールやミディアム・バラードもある。アルバムも幅広いですし、なによりサイケ色が濃厚ですね。
わりとライヴを想定して曲を作っていますね。ここでこうやったら盛り上がりそうだなとか、ここはお客さんに言ってもらおうとか、ここでこんなふうな照明になったらかっこいいなと思ったりしながら。ライヴでやっているところを妄想しながら作っている曲が多いですね。サイケなものに関しては、やっぱりサイケデリックな時期のTHE BEATLESの作品がすごく好きですし、60年代~70年代初期のロックはだいぶ聴きましたね。LED ZEPPELINから、YES、KING CRIMSON、PINK FLOYDと、プログレもよく聴きました。80年代はあまり通ってなくて、そこからRADIOHEADやBLURといった90年代の音楽になるんですよ。そしてCOLDPLAYやMAROON 5といった、ベタなものを聴いていますね。
-サイケやプログレにしても、自分でもああいった圧倒的な音像感であるとか、サウンド世界というものを作っていこうという志向ですか。
まだ誰も成し得てないくらいのヤバい感じが出ないもんかな、と、日々思ってますね。
-ライヴでもループ・マシンを使っていましたが、ひとりでも多重感を出したりっていうような今の手法はそういったことからですかね。
その一環ですね。ループ・マシンはハシグチカナデリヤ・サウンドの核になってますね。
-それはハシグチカナデリヤになってから?
そうなんです、これは専門的な話になるんですけど。いわゆるMr.Childrenとかスピッツの系譜になるような邦楽に比べて、MAROON 5とかって1曲に使われるコードの数が少なくて、3つくらいのコードでできてるんです。もともとそういう曲は好きで。要するにコード進行を多くしないといい曲を作れないというのは、コード進行に頼っている気がするんです。日本の音楽はコードが多すぎるのではと思いますね。もっと3~4個でいいメロディを紡げないものかとやってみたら、結構いいものができて。で、ちょうどそのころにループ・マシンを持ってる友人がいて、貸してくれたんですよ。今も借りてる状態なんですけどね。
-そうなんですか(笑)。
こういう音楽を作っていきたいなという気持ちと、ループ・マシンがものすごく合致したんですよ。だから、"ループ・マシンを手にいれたから、ループする音楽を作ろう"じゃなかったんですよね。たまたま、ループ音楽がいいなっていうときに出会って。
-それにループ・マシンがやってきたというのは、まさにタイミングですね。
それは大きかったですね。すごいサウンドを出せればいいなとなんとなく思っていて、当初はループ・マシンを押していこうという気はなかったんです。だからライヴで、ループ・マシンを使わない編成のときもあったんですけどね。ループ・マシンを駆使してるライヴ動画がYouTubeに上がると、対バンの人とかがそれを観てくれているんです。"ループ・マシンすごいですね"みたいな感じで。たまたまその日が、ループ・マシンを使う日じゃなかったりするときもあって、そういうときは対バン相手の方があからさまにがっかりしていたりして(笑)。これはもう、ループ・マシンを押したほうがいいかもしれないと。
-そこからいわゆる相棒的な存在になって......
今では相棒だなと思ってますよ。3人編成だったり、5人編成でライヴをやっているんですけど、メンバーが集められないときや、このライヴはひとりがいいなというときは、ひとりでリズム・マシンと一緒にやってますよ。
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