Japanese
mothercoat
2015年09月号掲載
Member:ギガディラン(Vo.?)
Interviewer:石角 友香
埼玉県深谷市に住居兼スタジオ、そして小さな畑(!)付き物件を借りて共同生活を送るバンド、mothercoat。彼らが試行錯誤を重ねながら約3年の歳月を経てまずUSで3月にリリースしたアルバム『OQUZ』。日本では"オカズにはゴハンが付いてくる"パターンで、ダウンロード・アルバムの『GOHUM』と合わせてひとつの作品としてリリースすることに。独特な活動形態や作品発表の理由をフロントマンのギガディランにじっくり訊いてみた。
-まずは深谷市に住居兼スタジオである"凡人ハウス"を設立した経緯からお聞きしたいんですが。
きっかけはアメリカにツアーに行ったときに、ナチュラルに家にスタジオがあるっていうか......スタジオっていうほどじゃないんですけど、部屋にドラムがあって。そういうのを目の当たりにして、アートするにあたって"こりゃ環境の違いが大きいな"と思ったんです。限られた時間の中でスタジオ代を払って何時間でっていうよりも、そういう環境が欲しかったってことですね。深谷市以前にも一軒家借りて、そこもレコーディング・スタジオみたいなのは自分らで作ってたんですけど、ま、さすがにドラムは叩けない。近所に言っても厳しいかな、という形のあと、埼玉県和光市ってとこに引っ越して。そこも同じでドラムだけは叩けないっていう環境で、それを経ての深谷市ですね。
-写真で拝見する限り何もないところですね。
何もないですね。物件選ぶときもGoogle Mapで周りに家がせめて60~100メートルぐらい家がないところを探して。どんな状況になっても音楽を長く続けられる環境を先に作っておきたかった。そういう環境がないと、いろいろブレちゃったりするでしょ。東京にいると仕事だったり、遊びだったり、いろいろ誘惑も多いし。自分が何を1番やりたいんだ?って考えて、メンバーと話し合って"音楽だ"と。じゃあ、今の生活からどれを捨てられるか?ってことを結構真剣に話し合ったときに、利便性よりもやりたいこと集中してみようって結論になりましたね。
-想像ですけど、自分が頑張ればできるんじゃないですか? 今の環境は。
そうかもしれないですね。あと、思いつめたからっていいものができるとは限らなくて。無駄な時間が結構必要なんです。ロック・バンドってダラダラして、なんとかプロデューサーがまとめあげるというか、ここぞというときにすごいパワーを出すようなイメージがあるので、そういった意味でスタジオでぶつかり合って、険悪な空気が流れてる時間も無駄じゃないというか。やっぱりお金払って借りてるスタジオだと、どうしても早く仕上げようという意識が生まれるので。
-今の環境だと逆に、本当に音楽を作りたいか試されますね。
試されますね。これは本当に。ただ心地良く暮らしてるみたいなことにもなりかねないですから。
-菜園は続いてるんですか?
菜園はね、今年、3月に1ヶ月アメリカに行ったり、長いツアーに行ってるあいだに大きく荒れまして(笑)。
-(笑)自給分だけなんですか? 売れるぐらいある?
冬は深谷ネギを栽培してて凄まじい量ができたので、売るっていうか遊び程度で物販してました。だからライヴハウスからネギを背負った子たちが出てくるというシュールな......"今日なんのイベントだったんだ?"っていうような光景とかを見ながら"面白いね"って、自分たちで楽しんでいます。いろんな野菜を作ったんですけど、販売したのはネギと、夏はジャガイモですね。ただ、菜園を広げすぎると、音楽以外の作業がどんどん増えていって、こんな筈では......って部分もなきにしもあらずかな。もともと畑をやりたくて行ったのではないのに、でもなんかこう、出会いですよね。出会って導かれるように"ちょっとやってみる?苗いっぱいあるよ"って、苗をいただいて、そういった流れの中で"悪くないぞ"って思って始めたわけで、だからしんどくなったらやる必要はないんです。できる範囲でやらせていただいて、それで野菜が食べられたら最高じゃないかということですね。それが義務っぽくなってくると何でも良くないから。義務はとりあえず自分の中で、ま、音楽を義務というとまた違うんですけど、そこの責任感だけは1番強く持ってますので、それ以外のことは流れるまま、導かれるままであれればいいなって。
-東京でメジャーでもインディーズでも所属していたらなんとなくのルーティンってできてくるじゃないですか。
そうですね、決まってますね。関わる人が増えれば増えるほど、大変ですよね。みんなの生活があるわけですから。自分はそれはちょっとしんどいなっていう。アーティストとしてはあんま幸せな道じゃないかなと思ってますね。だから、今の僕らは個人経営のラーメン屋みたいなもので、そこがまわってればいいっていうところが第一歩ですね。そっから先のチェーン展開みたいな大きな話はあとからついてくることで、そういう人と手を組むというのは後からかなと。それを逆の順番でやっちゃうと、大きな土壌がなくなったり、協力者がいなくなったときにバンドは潰れちゃうじゃないですか? 素晴らしい才能を持った人が解散によって音楽を辞めちゃうことも結構見てきてるんで。自分らはそうじゃないってことですかね。
-"凡人ハウス"での生活と活動も3年ぐらい経過してますが順調ですか?
実はひとり入ったんですよ(※新しいギタリスト アベフクノスケ)。前のギター(ニノミヤソウ)は一緒に住めなくて、東京に住んでて。そのことが原因で辞めたわけじゃないんですけど、ひとりそのあとに一緒に住めるメンバーを募集したらすごく若いフクノスケという20歳の子が応募で入ってきて、それでまただいぶ......音楽的というよりは、ここ2年ぐらいはフクが入ったことで、お互いのいい部分も悪い部分もわかり合いながら人間関係を作るというか。それで、その中で暗黙のルールができてきたり、もちろん口に出して決める規則みたいなものも少しあったり。それを経て、やっと制作に入ることができた感じですかね。
-そんな強烈な人が入ったんですね(笑)。
やっぱり若いですからね。勢いもあるし、生意気な部分もあるし、でもそれゆえにピュアな部分っていうのはどんどん突き刺さってくる。難しいですよね、刺激的なんですけどめんどくさい。それをお互い出し合いながらというか。僕ら同じメンバーで出したアルバムがほとんどなくて......毎回入れ替わってるんですよね。おそらく若いころは、ちょっと僕の性格に問題があったんだと思うんです(笑)、かなりむちゃくちゃやってたんで。それを経て今、人間関係を築き始めてきてるのかなと。
-今のスタイルに行き着いたのって、自分がよく見えないところまでの人間関係や人脈がいらないと思っちゃったからなんじゃないですか?
......鋭いですね。そうかもしれない。
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