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DISC REVIEW

Japanese

GOHUM

削ぎ落とした音圧の少ないサウンドスケープ、音のように言葉を扱いながらも、独特の高低差で言葉が残るヴォーカル。他のバンドにはない"数学"でエクスペリメンタルな楽曲を構築するmothercoatのセンスの塊のようなアルバム。前任ギタリストであるニノミヤソウと共に作った「fake a fake」「waltzheimer」「nipple cider」「u. n. o」に感じられるマス・ロック的な楽器の抜き差し、20代前半の若いギタリスト、アベフクノスケ加入後の「ten pura」のムーディなのにどこかインダストリアルな質感や、「poacher」のユーモアとダークさの共存も"音楽でこんな感情が発見できるのか?"という驚きとヒネリが満載。アナログ『OQUZ』と買うか? Tシャツと買うか? 全部入りで買うか? 配信で買うのか? 選べる(迷える)ことも表現のひとつだ。(石角 友香)