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INTERVIEW

Overseas

SMALLPOOLS

2015年07月号掲載

SMALLPOOLS

Member:Sean Scanlon (Vo/Key)

Interviewer:村上 ひさし

-LAに引っ越そうと決めたとき、誰かに誘いを受けていたとか、何かコネのようなものはあったんですか?

いや、まったくなにもなかったよ。さっき話したワーナー・ブラザーズで働いていた友人くらいだよ。彼には最近の音楽の傾向や、どんな曲を作っているのかなどを尋ねた。それを参考に曲作りをしようと思ってね。結局僕がMikeと音楽をつくる環境に身を置けるようになったのは、引っ越してから1年くらい経ってからだったけど。1年目はなかなかタフで、コネもなかったし、状況もわからなかった。

-90年代ごろには、みんな成功するためにLAに行くという話をよく耳にしましたが、今はどうなのでしょう? 今も成功するためにはLAに向かうのが一般的なのでしょうか。ニューヨークやブルックリン、シアトルは?

僕は自分の地元ニューヨークから逃げ出したかったんだ。これ以上寒い冬はごめんだったからね。僕はしばらくニューヨークに住んでいたけれど、本当はニューヨークで暮らしていたかった。でも、地元から離れて違う場所で、僕らのやっている音楽に新しいインスピレーションを与えてくれるのはLAしかないと考えたんだ。もちろん今はネットもあるから、どこでも音楽はできるし、LAに引っ越さないといけないわけじゃない。でも、ヤシの木や真新しい雰囲気や、プロデューサーたちなどの存在は大きいよ。

-アルバムのタイトルを"Lovetap!"したのは?

思いつきなんだ。スタジオでまったく新しいアイディアに取り組んでいた日に、声に出して歌っていた。"♪ラ~ヴタップ"みたいにね。みんなその感じが気に入ったんだ。面白いし、気取ってるふうなところも。同じ日にプロデューサーのRyanが子どものころの自分の写真を持ってきて、ビビッときたんだ。その写真というのが素晴らしくて、これはアートワークにも使えるぞって閃いた。

-アルバムのジャケットの写真がそれですか?

そう、ジャケットの写真はプロデューサーなんだ。Captain Cutsのひとりだよ。弟のことが大嫌いなんだ(笑)。

-アハハ、だからボールを弟の顔に押しつけている(笑)。

僕らはその家族写真をもとにTrack.8「Lovetap!」という曲に取り掛かった。ビビッと来たんで、そのままそれがアルバムのタイトルになったんだ。

-前回のEP『Smallpools EP』(2014年3月リリース)のジャケットもとてもかっこいい写真を使用していましたが、あれは女の子? それとも男の子?

同じやつだよ。あれもRyanだ。アルバムのジャケットで自分の弟を叩いている少年と同一人物だよ。

-本当に? ビックリ! 素敵な写真です。

彼は素晴らしい出来映えの写真を何枚も持ってくるんだ。

-眺めているだけでストーリーが浮かんでくるような写真ですよね。とてもかっこいいです。

気に入ってくれて嬉しいよ。

-先日「A Real Hero」(オリジナルはCOLLEGE & ELECTRIC YOUTHによる曲。映画"Drive"のサウンドトラックに収録)という曲のカバーを発表されましたよね。あの曲を取り上げようと思ったのは?

ツアー用のセットリストを作っていたときに、演奏する予定の曲はすべてエネルギッシュだから、スロウな曲も欲しいなと思ったんだ。あの曲は"Drive"という映画の挿入歌で、あまり知られていない曲だけど、すごくいいから気に入ってたんだ。2~3ヶ月ツアーで演奏しているうちに、スタジオで録音したバージョンも聴きたいとリクエストを受けるようになって、1~2日ほど休みが取れたときにレコーディングした。

-僕もあの映画とサントラが大好きなのですが、アレンジが変わるとまた雰囲気も違っていいですね。

そうなんだよね。

-間もなく"SUMMER SONIC 2015"で来日されますが、日本を訪れたことは?

まだ1度もないんだ。実は日本のことをまったく知らなくて、おそらく初体験だらけの旅になると思うな。いろいろ教えてくれたり、親切にしてくれると嬉しいな。日本は素晴らしい国みたいだし、バンドやフェスも盛況そうだよね。海外といえば、イギリスのロンドンに行ったことがあるくらいかな。あとカナダだね。全然海外には行ってないから、すごく楽しみにしているよ。

-ではこの夏、日本でお会いできるのを楽しみにしています。そういえば、あなたの髭がどんどん伸びてきていますが、どこまで伸ばそうと?

いやいや、心配ないよ。そろそろ、この長さくらいで留めておくから(笑)。