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INTERVIEW

Japanese

yashka

2014年01月号掲載

yashka

Member:ヨシカ(Vo)

Interviewer:岡本 貴之

-確かに直接的に相手に伝える歌というよりは、自分と聴く人との間にひとつ何かが入っている感じがしますね。それは昔からなんですか?

そうですね。

-"桃の種"を題材にどんな歌を作ったんですか(笑)?

ずっと"私は桃です"って言ってるような歌でしたね(笑)。

-結構アヴァンギャルドな(笑)。そういうところは誰かからの影響があるんですか?

小さい時に、たまが大好きで。たまって直接的な恋愛の歌はないじゃないですか?抽象的な風景というか。たぶんそういう影響があるんじゃないですかね。歌詞の世界とか。

-その頃ってバンド・ブームで色んなバンドがいたと思うんですけど、あんまりカッコよくて尖がってるような人には興味がなかったんですか?

そうですね。カッコつけた人はちょっと苦手なんで(笑)。

-そんなヨシカさんが広島からある日思い立って上京したということなんですけど、どんなきっかけがあったんですか?

あのう、家出してきたんです(苦笑)。

-えぇ!?そうなんですか?なんでまた。

広島で友達の結婚式に出席して、そのまま東京に来てそれからずっと住んでますね。

-(笑)そのまま来たんですか?披露宴とかに着るドレスのまま!?

そうですね(笑)。来ちゃいました。

-衝動的に?誰か東京に頼れる人がいたんですか?

いや、そんなにいなかったんですよね。でも東京に2日間だけ洋服屋さんの展示会のバイトに来たことがあって、その時に知り合った女の子に電話して"ちょっと明日から泊めてほしい"って言ったら"いいよ"っていうんで、泊めてもらいました(笑)。普通ならOKしませんよね。彼女とは今でも仲良いです。

-(笑)そこから現在に至るんですね。ではアルバムについてお聞きします。『hotel new continental』というタイトルやビジュアルにはどんな考えがあったんですか?

今回、古いヨーロッパの雰囲気を出したくて、衣装もそんな感じで。サーカス団やジプシーや、色んな不思議な人種が集まる古びたホテルというイメージで作りました。

-ヨシカさんはスウィングやビッグ・バンド・ジャズも普段から聴くんですか?

結構なんでも聴きますね。