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INTERVIEW

Japanese

Welcome Toxicity

2013年12月号掲載

Welcome Toxicity

Member:河上“puppy”誠 (Ba/Prog) moemoe (Vo) 辻川“wildmozet”郷 (Dr/MC)

Interviewer:奥村 小雪

-もともと7月にリリースされた作品ということもあり、アッパー・チューンの「It's a Summer Land」や「Sugar ver2.0」など、全体的に夏らしい仕上がりに感じますが、やはり季節感も意識して作詞作曲されたんでしょうか?

一同:That's RIGHT!!!!!!!!!!!!!!!

誠:(笑)リード・チューンの「It's a Summer Land」は作ったのは冬なんですが、夏ソングを作ろうというコンセプトのもと作ったので、まさにそのとおりです。

郷:やっぱパーティーと言えば夏。夏といえばサマー。ほんでランド(笑)。イッツアサマーランド楽しくいこうぜyeah!!

一同:Yeah!!

-(笑)ダンス・ナンバーの「Sugar ver2.0」や、「Dizzy Night」にはレゲエ調のフレーズが入っていたりと、様々なジャンルが盛り込まれた作品となっていますが、それは意図して制作されているんでしょうか?

誠:「Dizzy Night」のレゲエパターンは郷の提案ですね。

郷:俺結構ブラック・ミュージック的なグルーヴが好きで。バンドの音はいわゆる今のハデなダンス・ミュージックの音なんですが、ルーツ的には結局そこに行き着くじゃないですか。だから全然いい感じにハマるんですよね。あと、ちょっと話は逸れますがそもそも"こういうジャンルで生ドラムがいる"のが俺らのバンドの強みだと考えています。Ke$haとかLady GagaなんかのEDMアーティストはレコーディングは打ち込みだけど、ライヴだと結構生ドラムを使うんです。やっぱりバンド感とかライヴでのグルーヴのドライブ感は、生ドラムにしか出せないものがあって。そういう意味で、レコーディングとライヴの住み分けについてはこれからもっと考えていきたいですね。

誠:レゲエもそうですけど、色んな要素を盛り込んで、聴く人が楽しめるように様々なバンドの一面を見せたいという意図はありましたね。

-リスナーとしては終始テンションが上がる曲ばかりで、いまにも踊りだしたくなるような今作ですが、ライヴで演奏していて一番盛り上がる曲はどの曲ですか?

郷:「It's a Summer Land」!!!!!!!!Hoooooooooooo!!!!!!!!!!!!

m:私も。

誠:そうですね。MVにもなってるし。

-アルバムの中で1番思い入れのある曲はどの曲ですか?

郷:「Dizzy Night」ですね。さっきのレゲエのアレンジもそうですけど、曲全体として俺好みの結構テクニカルなアレンジに仕上がってます。

m:「honey syrup」ね。この曲で初めて恋する女の子の気持ちを詞にしたから。これまでの曲は自分を強く持つこととか、自分への応援歌的な詞が多かったんだけど。この曲は甘い言葉に心揺ぐ、恋に溺れてどうしようもない女の子の気持ちを表現してみたの。だからこの曲をライヴで歌うといつもドキドキするわ。

誠:僕も「honey syrup」ですね。この曲はほぼ全パートのアレンジを僕が考えているんですが、締め切りが近づいて、どうしてもすぐに1曲作らなければならなくなって。上本町YUFURAのマクドナルドに篭って作ったんですけど、このマクドナルド作曲法が結構うまくいって(笑)。言葉では上手く説明できないんですけど、一段階深く楽曲の世界に潜る方法を見付けたというか。そういった感覚を身につけられたので、自分の中でソングライティング・スキルが上がったので思い入れのある1曲ですね。