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INTERVIEW

Japanese

Welcome Toxicity

2013年12月号掲載

Welcome Toxicity

Member:河上“puppy”誠 (Ba/Prog) moemoe (Vo) 辻川“wildmozet”郷 (Dr/MC)

Interviewer:奥村 小雪

-収録曲の話になりましたが、収録されている7曲はいつ頃作られたのでしょうか?また、ミニ・アルバムの制作期間はどのくらいでしたか?

m:このアルバムはバンドを結成したころから演ってる曲から、当時はライヴでも未発表の新曲まで収録したの。だからアレンジをかなり時間をかけて煮詰めた曲もあるし、反対にかなり急ピッチで作った曲もあるわ。

郷:今作のサウンド・プロデューサーの(石田)ショーキチさんが初めてライヴに来てくれたのが今年の1月の初めで。で、打ち合わせとかしてプリプロに入りはじめたのがそれくらいからですね。新曲に関してはそれからかなりギリギリまで作ってました(笑)。

-制作時、悩んだことや行き詰まったことはありましたか?

郷:あるっちゃあるしないっちゃないな(笑)。

誠:なんせちゃんとしたレコーディング自体初めてだったんですよ(笑)。今作より前に出した2枚のシングルは自主制作だったんで。なので今作を作るにあたってのしんどいことや悩んだこともレコーディングの一環だと言われたら、まあそうなのかなと(笑)。

一同:(笑)

-(笑)今回、スピッツやCoccoなども手掛けた石田ショーキチ氏をサウンド・プロデューサーに迎え制作し、それによって得られたものはありましたか?

郷:ショーキチさんが作るペペロンチーノがかなり美味だったぜカモンoh yeah!!(飛び回る)

m:もうちょっとまじめに(笑)。

郷:オッケー(笑)。ショーキチさんってかなり現場主義な人で。考えてきたフレーズが"イマイチだねー。何かもっといいフレーズない?"って言われてじーっと考えてたら"まだ?"って言われて(笑)。それであまりまとまらないまま録ったテイクが"いいねー"ってなったり(笑)、じっくり考えたフレーズより案外そういうのが行けるんやってのが得られました。

m:そうね。今回ヴォーカルのレコーディングにはかなり多くの時間使ってもらったんだけど、自分が得意なのはどの部分だとか、逆に足りてない部分はどこかとか、そういう技能的なことも含め、音楽的なことで得られるものは多かったわ。

誠:僕個人の意見としてましては、今までは僕がプロデューサー的な判断をする立場で作品を作っていたのですが、それをショーキチさんがやってくれたので、全てのことが新鮮で勉強になりましたね。例えば、郷が言った細かいフレーズの判断にしても、今までのように僕が時間をかけて考えるのではなく、ショーキチさんがその場で良い悪いの判断を瞬時にしてくれるので、演奏陣としては気分がノッていいものが出来るし、作品には1つしっかりした芯が出来るというか。例を上げたらキリがないのですが、近くで体験させてもらってプロデューサーの仕事というものがよく分かりました。学んだことはもう次の楽曲から早速生かしてます(笑)。