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INTERVIEW

Japanese

yEAN

2012年04月号掲載

yEAN

メンバー:ミサキ (Vo & Ba)

インタビュアー:平野 スミオ

個性的なバンドを世に送り出すことで知られるactwiseが、新たに仕掛ける男女ツイン・ヴォーカル・ロック・バンドyEAN(ヤーンと読む)。彼らの音楽性は一言でいうなら“特異”である。ひとつのジャンルでは言い表せない独特な曲展開にはまるポップでキャチーなメロディ。近未来的な印象を受けつつも、なぜか懐かしさも覚えてしまうバンド・サウンド。そんな相反する要素が自然と溶け合う不思議な魅力に
溢れたデビュー・ミニ・アルバム『4C』について、バンド結成から現在に至るまでの経緯と併せてミサキ(Vo & Ba)から話を訊いた。

-2010年夏、千葉県にて結成とのことですが、まずバンド結成へのいきさつを詳しく教えてください。

私以外のメンバー3人が昔別のバンドを組んでいたんですが、3人がそのバンドから脱退して、わたしがドラムの竹井さんと大学時代同じ軽音サークルに所属していたこともあり、4人で一緒にバンドを組むことになりました。

-デビューはMONICA URANGLASSや0.8秒と衝撃。を世に送り出したレーベルである“actwise”からとのことですが、出会ったキッカケからデビューまでの道のりを教えてください。

出会ったのは、新宿MARZでの深夜イベントです。たまたま見に来ていた(緑の短パンの)マネージャー吉田さんがライヴを見ていてくれて、この時のライヴはギター飯塚さんが泥酔してとんでもないライヴをしたんですけど(笑)、その後のライヴにも(緑の短パンの)吉田さんが足を運んでくれて。何度かお話を聞いたりしたのですが、吉田さんは今まで出会ったそういう関係者の方とは違ったので、メンバー一同この人と一緒にやりたいなと思い今に至ります。

-バンド名“yEAN”は“羊が子を産む”という意味だそうですね。羊という動物の持つ母性的で柔らかな佇まいのイメージがyEANの心地よい浮遊感に満ちたサウンドとリンクしたように個人的には感じましたが、そちらに決断された理由を教えて下さい。

ギター・シンセのサナキさんが“イエティ(雪男)”の綴りの“yeti”がかっこいいから“y”から始まるバンド名にしようと言い出し、yEANになりました。母性もへったくれもなくてすみません。今度からそういう理由にします(笑)。

-ミサキさんとタケイ(Dr & Cho)さんがソング・ライティングの中心メンバーとのことですが、お二方のアイデアからバンドで広げていき曲を仕上げていくのでしょうか?それとも、完成されたアイデアをバンドで忠実に再現してくスタイルでしょうか?

わたしが作る場合は、歌詞とメロディと簡単なベース・ラインを作っていき、結構恥ずかしいんですけどスタジオでみんなの前でベースで弾き語りをして、それを元にギター・シンセのサナキさんが中心となってアレンジをどんどんと変えていき、曲を仕上げていきます。

-シンプルでありながら深い意味が感じられる作品タイトル『4C』の読み方と込められた意味を教えて下さい。

“ヨンシー”と読みます。印刷業界の用語の4Cが元となっていて、シアン、イエロー、マゼンタ、ブラックの4色を基本に全ての色を作っていくという様が、yEANの“4人それぞれの個性が強く、色もバラバラだけど、その4色が混ざってバンドを作っている”という様にぴったりとリンクしているので、そう名付けました。偉そうに言いましたが、この案をだしてくれたのは(緑の短パン)の吉田さんです。

-レコーディング・エンジニアに北口patch氏(bazooka studio/envyなどを手がける)を起用なさったことにより、音響系といっても十分なくらい作品全体の音の深みと細部の緻密さが際立ち“慎重に練り込み丁寧に仕上げられた作品”という印象を受けました。この点はバンドにとっても狙い通りの手応えでしょうか?

『4C』に収録されている「11010」と「アシンメロディー」は以前別のスタジオで録っていただいたことがある曲だったのですが、今回(煮たまごが大好きな)Patchさんにお願いして、完成したものを聴いた時、同じ曲なのに全然違う曲を聴いているようでした。アグレッシヴで攻めているような感じです。これは今までのyEANにはなかった部分であり、とても必要な部分でした。そういう部分をPatchさんに出していただけたので、浮遊感がありながらも深みがあったり、音に締まりがあったり、すごく良いものが出来たと思います。