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INTERVIEW

Japanese

8otto

 

8otto

Member:マエノソノマサキ(Vo&Dr)

Interviewer:島根 希実

12月最初の8の日、2011年最後の8ottoの日。12月8日、時計の針が0時をまわると同時に解禁された8ottoからのサプライズを、あなたはもう受け取っただろうか。"新曲2曲のフリー・ダウンロード"、これは単なるサービス・リリースでも、ちょっと早めのクリスマス・プレゼントでもない。"休んでいた時に蓄えたパワーを一気に放出していきたい"とマエノソノが語る通り、活動休止期間に蓄積していたエネルギーを凝縮させた2曲である。そして、曲に込めた "Uprising"というキーワード、"立ち上がるしかないぜ!!"という合言葉は、世の中と皆の人生に"Uprising"する瞬間を与え続けようという、希望への奮起が詰まっている。自主レーベルからのリリース、初のセルフ・プロデュースへの挑戦、メンバー参加型の制作体制の定着など、活動再開後、ますます精力的に活動していく彼らの、さらなる意欲が伺える特別な楽曲といえるのではないだろうか。今回は、メール・インタビューでもって、本作に込めた想いと、バンドにとっての2011年を振り返ってもらった。

-フリー・ダウンロードという配信スタイル、いわば聴きたい人は誰でもワン・クリックで聴けてしまうわけですが、今回この方法で楽曲を届けようと思われた意図をお聞かせください。

去年1月から約1年間ライヴ活動を休止した後、年末に復帰、今年の3月にアルバム『Ashes to Ashes』をリリースした時から、年内にもう1作品リリースして、休んでいた時に蓄えたパワーを一気に放出していきたいなというバンドの目標がありました。 それで上がってきた新曲2曲を出すとなった時に、どんな方法が僕らもリスナーのみなさんも1番楽しい感じになるのかな、と考えて、それならばフリー・ダウンロードはどうかなというアイデアが浮かんで。直感的に良いかなと思ったんです。自分で言うのも何ですが、正直、フリーで聴いてもらうにはもったいないくらいの2曲だと思っている反面、だからこそ、より沢山の人に届けたいという思いもあって、今回のフリー・ダウンロードを決めました。

-レコーディング10月、完成11月中旬ということで、本当に生みたてほやほや、産地直送ですね。完成から配信までのインターバルの短さというのもこだわった点なのでしょうか?

今作での初めての試みの一つが、バンドによるセルフ・プロデュースです。自主レーベルのインディーズで、セルフ・プロデュースになったことで、フットワークが軽くなったと思います。「曲をレコーディングする→すぐに無料ダウンロード開始」。思いついたアイデアを即実行できるのが、今の8ottoの活動スタイルの利点だと思います。

-突然の新曲発表とくると、アルバムへの布石か?と連想してしまうのですが......?

アルバムは今のところ、いつ出そうとは決まっていません。新曲は出来たらどんどん出していきたい反面、まだ曲が揃っていなかったりもするし。

-『Ashes To Ashes』のリリース時のインタビューで、休止の理由について、制作に追われすぎていたことを挙げていらっしゃいましたが、今の制作ペースはそういった意味では、良いペースなのでしょうか。

今回も、ライヴ活動休止前のペースだと、すぐにフル・アルバムリリース!くらいのタイミングだったと思いますが、今回は2曲に集中した分、いい結果が出たんじゃないかと思います。

-「Uprising」と「In My Mind」は、タイトル、内容共にとても対照的な2曲ですが、この2曲をセレクトした理由は?

初期段階から、"Uprising"というキーワードがありました。今回は、その"立ち上がるしかないぜ!!"みたいなコンセプトをもとにつくりました。コンセプトが先にあって、それに向かって曲をつくるっていう作り方を今までしたことがなくて。「In My Mind」は、自分なりの人生讃歌です。こんな世の中だからこそ、感動を一番大事に生きて行きたいなと。死ぬ時の自分、未来の自分が、今(若い時......いつでもいいけど。いつ死ぬかわからないので)の自分に話しかけているイメージもあるので、未来から現在をみるという意味では今回の2曲は通じるものがありますね。7インチのアナログ盤もリリースするのですが、どっちもA面!とおすすめ出来る、それぞれの世界観を持った作品になったんじゃないかと思ってます。