Overseas
NADA SURF
Member:Matthew Caws(Vo&Gt) Ira Elliot(Dr)
Interviewer:佐々木 健治
-Coralie Clementは、フランス人の女性シンガーで『Lucky』に収録されている「The Fox」には彼女もヴォーカルとして参加していますよね。
M:そうなんだ。もともと、彼女のお兄さんであるBenjamin Biolayを通して彼女とも知り合ったんだ。僕もDanielもフランス語を話すから、何かフランス語の曲もやりたいと思ってね。彼女の囁くような歌声は素晴らしいよ。
-うん。「The Fox」での彼女のヴォーカルも凄く美しいですしね。
M:実は、アナログ盤かi-tunesか忘れたけれど、ボーナス・トラックで「The Fox」のレゲエ・ヴァージョンがあるんだ。
-へえ。それは聴いたみたいな。
M:彼女の歌が本当に素晴らしいから、もっと彼女が引き立つように別ヴァージョンを作ったんだ。
-レゲエは結構好きなんですか?
M:うん。もの凄く聴いているわけではないけれどね。
I:Danielが昔のTHE TROJANSとかStudio Oneあたりのレゲエやスカが好きなんだよね。だから、一緒に聴いたりもすることも多いんだ。
-ああ、なるほど。そう言えば、Danielを去年ライヴで初めて観た時、NADA SURFのベースがこんなドレッドの人なんだと驚いたんですよね(笑)。
I:いや、それは僕達もそうだよ(笑)。
M:毎日驚いているよ。Danielの方を振り向く度に「ワオ!」(笑)。
I:でも、あいつがいることで、NADA SURFの楽曲にいい変化を与えてくれるんだ。
-分かりました。THE MOODY BLUESの「Question」は僕も好きな曲なんですが、この曲を入れようと思ったのは?
I:結構、クラシック・ロックのラジオを聴くんだ。それで、この曲がかかる度に、これをNADA SURFがやったら面白いんじゃないかとずっと思っていたんだ。速いテンポからゆっくりになって、また速くなるという感じで展開していくだろ。そういうことを僕達も昔やっていたから、面白いと思ったんだよ。でも、普通に持っていったら「何だ、このオーケストラの入った仰々しくて甘ったるい感じの曲は」と言われるから、持っていく前に自分でギターを弾いてみたんだ。それでスリー・コードでざっくりと弾いてみると、意外なんだけどSTOOGESっぽくできたんだ。だから、STOOGESっぽくやったら面白いと思わない?と提案したら、皆が納得してくれたんだよ。だから、速いところは勢いよくやって、ゆっくりしたところはPINK FLOYDっぽい感じに落ち着いたんだ。
-なるほど。原曲は、ベトナム戦争へのカウンターであり、問題提起の曲でもありますよね。そういう意味で、現在の社会に対しての某かの意思表示もあるのかと思ったんですが。
M:確かに、この曲の歌詞が訴えっていることは、現在の社会でも十分に通じる内容だし、意味を持つものだと思う。それが取り上げることにした理由の一つでもあるのは確かだね。
-日本盤のボーナス・トラックでは、ASIAN KUNG-FU GENERATION、少年ナイフ、スピッツの楽曲をカヴァーしていますが、この3曲はどうやって決めたんですか?
M:ASIAN KUNG-FU GENERATIONとスピッツは、日本のバンドのカヴァーをしたらどうかと言われて、レーベルがたくさん候補曲を出してくれてね。その中から、凄く気に入った曲をやってみたんだ。少年ナイフは大学の頃に大好きだったんだよ。90年くらいにアメリカで少年ナイフが話題になった時だね。だから、「Bear Up Bison」は凄く思い入れのある曲なんだよ。当時、アメリカのアンダーグラウンドでヒットした曲だしね。彼女達は、とても純粋でロックのプリミティヴな部分を前面に出しているから、凄く好きなんだ。
-日本語を英語に訳して歌うのはどうでしたか?
M:最初に日本語を英語に訳するのは他の人がやってくれたんだけどね(笑)。だけど、とても興味深かったよ。歌詞の意味を訳してもらったものをもとに、また歌詞を作ったんだ。これまでも自分達の曲を英語からフランス語に訳してやったこともあるけれど、たまに翻訳の中で暗喩の部分が分かりにくい部分もあったんだ。
-例えば?
M:スピッツの「空も飛べるはず」の「隠したナイフが・・・」というラインとかね。これはメタファーなのか、それとも実際にこの主人公がナイフを隠し持っているのかが分からなかったから、曲を何度も聴き返しては、自分なりに解釈をして、穴を埋めていったんだ。
-なるほど。
M:あとは、ASIAN KUNG-FU GENERATIONもスピッツも凄くキャッチーな曲だから、何度も聴いているうちにはまってしまったんだ。だから、日本語の響きを取り入れた歌詞にするようにしたんだよ。「ムスタング」の出だしは、全部Iで韻を踏んでいるんだ。だから、英詞でもIの韻を踏むようにしながら、もともとの意味も失わないようにするという二つの制約があった。それがとてもやりがいのある作業だったね。
-例えば、あなた方が日本語の曲を聴くのは、僕達が英語の曲を聴くのと同じことですよね。つまり、意味を離れたメロディや響き、楽曲そのものに惹かれるという。そういう言葉の意味を越えた音楽の力みたいなものをあなた方は信じていますか?
M:ああ、もちろんそういう部分はあるよ。僕達も英語で歌われている曲でもよく分からないことはあるしね。最近、MY MORNING JACKETのライヴをフェスで観たんだけど、ヴォーカルが歌っていることが一言も分からなかったんだよ(笑)。それなのに、素晴らしいライヴだと思ったんだ。他に好きなバンドでも、ところどころしか歌詞は分からないことがある。でも、その分からない部分を自分の想像力で埋めていくからこそ、面白いと思うんだよね。例えば、映画を観るよりも、本を読んで自分で凄くいいキャスティングや世界観を想像することの方が面白かったりすることと同じだと思うんだ。うん。だから、時々自分の歌い方が嫌だと思うこともあるよ。歌詞が全部聴き取れてしまうからね(笑)。もちろん、歌い方を変えるつもりはないけれどね。
I:ビー玉を口にたくさん入れて歌ってみたらいいんじゃない?(笑)
M:ハハハハ。
-(笑)分かりました。次に日本に来るのは、夏のSUMMER SONICですね。
M:凄く楽しみにしているよ。SUMMER SONICには、CALEXICOのMartin Wenkが参加してくれるんだ。4人編成で、彼にはトランペットとかテルミンとか、キーボード、ギターといろいろやってもらうから、去年よりもっと大きなショウができるんだ。楽しみにしておいてね。
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