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DISC REVIEW

Japanese

宇宙人

Yeti

『宇宙人』

Release Date : 2018-12-12
Label : climb

色とりどりながら、未知なるものに足を踏み入れる興奮や緊張が味わえる6曲が収録された7thミニ・アルバム。1曲目に相応しい勢いと、ミステリー小説のような歌詞――さらに結末は"僕ら みんな犯人だった"と、深いメッセージを感じさせる「理解不能」。"僕は幽霊 幽霊さ 誰も見つけられない"という寂しさも匂う歌詞を、ファンキーにキュートに響かせる「ゆうれい」。"あと少し早く歩けていたらなって後悔の連続だった"と、素直すぎる独白が胸に染みる「森羅万象」。そして、"溶けない魔法の中で生きていたいから"という理想が、美しいサウンドで掲げられる「Fantasy」。どれも、読み解く面白さがあるように様々な要素が絡み合いながら、あくまでポップな仕上がりになっている。(高橋 美穂)


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宇宙人

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光

"雪山から彗星のごとく人里に現れたバンド"という設定は正直謎だが、本作に今現在のYetiの意志が満ちていることに間違いはない。転がり続ける四面体をバンドの姿に喩えた「xi-sai-」を始め、"伝えたいの"、"叶えたいの"と祈りを繰り返すように歌う「high light」、ブリキのおもちゃの物語を描いた「doc」など、曲のカラーはそれぞれ異なるが、どれも"光"という名の希望へと手を伸ばす人間の姿を描いている。バンドの内側にポジティヴな空気が流れているからこそ、このような曲たちが揃ったのだろう。結成から約4年間、決して平坦ではなかった歩みを経た現在。"これからも光に向かって進むんだ"という想いと聴き手を共に連れて行く決意を託した5枚目のミニ・アルバムだ。(蜂須賀 ちなみ)