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DISC REVIEW

Japanese

UPPER SCHOOL

サナギが変態を経て成虫となっていくプロセスは、実に驚異的だ。甲殻類の脱皮とは違い、虫はサナギになった段階で自らの分泌する酵素により中枢器官以外の組織を破壊し、その後たんぱく質を組成してメタモルフォーゼを果たしていくことになる。アゲハというバンドの生い立ちにはまさにそれと重なるところが多々あり、4人のメンバーはこれまでの経験値や培ってきたスキルをコアに持ちながらも、この期にバンドとしての新たな生命を誕生させることとなったのではなかろうか。ぶっちゃけ筆者がこの文を書いている段階では、リード・チューン「NORMCORE?」を含めた全4曲しか手元に届いてはいないが、現在制作中であるという新曲たちにもまた、彼らの未来へ向けた可能性が込められることになると確信している。(杉江 由紀)


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UPPER SCHOOL 2

好みの問題と言えばそれまでかもしれないが、今作のリード曲「Reverb」は実に秀逸なものだと感じた。4人のメンバーがひたすらに歌い、ただただ奏でる。かなりシンプルな要素で構成されたこの楽曲は、それでいて圧倒的な訴求力をもって聴き手の耳と心へじわじわと浸潤してくるのだ。聴きようによっては、こちらがリード・チューンであってもいいくらいにメロディが強い存在感を持っている「EDEN」、揺紗(Vo/Gt)の持つ独特のポップ・センスが色鮮やかに花開いている「TN8」、いちギター・ロック・バンドとしての実力が音からしかと窺える「Ulysses」とデモ・バージョンで収録されたc/wたちにももちろん隙はない。始動からまだ半年足らずとはとても思えない、アゲハの確かな羽音がここにある。(杉江 由紀)


UPPER SCHOOL

サナギが変態を経て成虫となっていくプロセスは、実に驚異的だ。甲殻類の脱皮とは違い、虫はサナギになった段階で自らの分泌する酵素により中枢器官以外の組織を破壊し、その後たんぱく質を組成してメタモルフォーゼを果たしていくことになる。アゲハというバンドの生い立ちにはまさにそれと重なるところが多々あり、4人のメンバーはこれまでの経験値や培ってきたスキルをコアに持ちながらも、この期にバンドとしての新たな生命を誕生させることとなったのではなかろうか。ぶっちゃけ筆者がこの文を書いている段階では、リード・チューン「NORMCORE?」を含めた全4曲しか手元に届いてはいないが、現在制作中であるという新曲たちにもまた、彼らの未来へ向けた可能性が込められることになると確信している。(杉江 由紀)



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