SPECIAL
蜂須賀 ちなみ
BEST DISC TOP 10
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No.1
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①2016年における星野 源「恋」やRADWIMPS「前前前世」のような、お茶の間にも響くヒット曲が登場することもなく、“シーンのど真ん中”が見えづらかったこと。②リード曲のみ解禁/アルバムまるごとフル解禁/一切聴けない仕様にするなど、サブスクに対するアーティスト側の対応の差異が見えやすくなってきたこと。ベスト・ディスク選盤の際に影響した2017年の主なトピックはこのふたつ。みんなが歌えるヒット曲のない時代だからこそそれを逆手に取り、何ものにもとらわれず自分の好きなことを振り切って表現している人は魅力的に映ったし、1曲単位で聴かれることが容易になりつつある時代だからこそ、1枚単位のこだわりが感じられるものに惹かれがちな1年でした。なお、上位5枚の温度感がなんだか似ているのは単純に私の趣味の問題です。
BEST ARTWORK
BEST LIVE
BIGMAMA(2017.10.15 @日本武道館)
BEST NEWCOMER
BEST MUSIC VIDEO
石角 友香
BEST CHART 2017
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今年も気になる海外アーティストがヒップホップなど単曲に集中していたので、国内アーティストでまとめました。2年連続でSuchmosを1位にしたのは、単純に高次元且つ横断的に、ロック、ファンク、ソウル、ヒップホップ、レゲエを結合するバンドの音楽的体力ゆえ。もはや知る人ぞ知るどころではなくなったテン年代後半のスタンダードだ。また"CHAI以前、CHAI以降"という認識が生まれるほど、あっけらかんとセンスとスキルを発揮した"新時代のオンナバンド"CHAIは、シーンを根こそぎ覆した感も。そして、寡作ではあるものの、それまでの自身の音楽構造を再構築する小山田圭吾の執念には、ライヴでも深い感銘を受けたし、堀込泰行の新世代とのコラボは世代を超えて共振する共演の可能性を見せた。1990年代生まれとその親世代が共通の音楽を楽しむ時代を実感することしきり。
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稲垣 遥
BEST CHART 2017
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"洒落たものをアイコニック・ファッションに"という流行が音楽界にも。今年はそれをうまく取り入れたり、カウンター・パンチを食らわそうと反抗したりと、戦略的な動きが見られた気がします。そんななか、メジャー・デビューのタイミングで、これまで評価されてきた"ただの日常"を描く音楽と一線を画し、バンドが抱える不安や葛藤、そこに差し込む光のあるがままを作品にした――今を生きる彼らにしか作れないようなものを生み出したネバヤンに心底感銘を受けました。また同じくメジャー進出時、その事実自体をアルバム1枚通して笑いにした四星球。女性SSWの中でも女前さと芯の強さで突き抜けたカネコアヤノ。メロディ・メイカー&エンターテイナーとしての集大成を見せた清 竜人。そのほか、若手を食ってかかる勢いで賑やかした岡村靖幸にも笑顔と拍手。
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岡本 貴之
BEST CHART 2017
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心情やメッセージをグループ一丸となって表現している音楽を中心に、インスト作品も併せて選びました。2017年に最も心を打たれたのがGLIM SPANKY『BIZARRE CARNIVAL』。時代と逆行した作品のようでいて、"どこにもない/縛られるものなどない/宗教や戦争も僕にはないのさ"(「吹き抜く風のように」)という一節にもあるように、いつ何が起こるかもしれぬ不安な現代を生きるために必要なアイデンティティを力強くサウンドと歌に込めた楽曲たち。それは決して無責任でわがままに生きることではなく、どんな時代や環境においても"個"であることこそが尊いことなんだと教えてくれるものでした。それこそが過去から現在に至るまでロックが歌ってきたことであり、そのアティテュードは今後も決して間違ってはいない。特に上位3枚はそんなメッセージに勇気づけられる素晴らしい作品でした。
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沖 さやこ
BEST CHART 2017
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今年のベスト・ソングはGEZANの「Absolutely Imagination」。文化と時代は密接で、ロックの歴史の背景にはその時代と社会がある。けど音楽は文化である前に音楽で、社会や世の中に出る前に、いち個人の心の中から生まれるものなんじゃないかな~なんて思います。楽曲から制作者の心の中や人生を探ったうえで、その時代が顔を出すのが、自分にとっては一番理想的です。前述の楽曲はどこを切り取っても"GEZANが切り取る2017年"であると同時に、時代という概念をぶっ飛ばすパワーがある。名曲とはそういうものではないでしょうか。2017年の日本は、小さなライヴハウスを若者でぎゅうぎゅうにするバンドと、フェスでたくさんのお客さんを集めるバンドの方向性が異なるという印象。過渡期かもしれません。
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加藤 智裕
BEST CHART 2017
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昨年に引き続き、個人的にグッときた若手を中心にピックアップ。1位に選んだindigo la Endは、趣旨とは少し違うかもしれませんが、アルバムはもちろんのこと、配信限定シングル『冬夜のマジック』含め抜群に素晴らしかったです。2017年はシーンと呼べるものは実感としてありませんでしたが、ircle、WOMCADOLE、SIX LOUNGE、climbgrowなど、ロックンロール・バンドの勢いを感じました。ニューカマーには、ライヴへ一番足を運んだであろうKAKASHIを選出。1月10日にリリースされる初の全国流通盤『ONE BY ONE』含めぜひ注目していただきたいです。ベストMVには、まさかのコラボに歓喜した冬の新たな名曲を。2018年もまだ見ぬ素晴らしいバンドに出会えることが楽しみです。
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秦 理絵
BEST CHART 2017
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トップ10は"あいうえお順"。気がついたら、桑田さん以外は全部バンドでした。2017年は根本的に自分が何を好きで、何が嫌いかを精査する1年だったような気がします。キュウソの『にゅ~うぇいぶ』はインディーズ時代の彼らを彷彿とさせるやりたい放題ぶりが楽しくて、"やっぱり私こういう本気の遊びが好きだなぁ"と改めて思った1枚。音楽的な進化に貪欲でありながら肩の力が抜けたところもある、桑田さん、バニラズ、ペリカンのアルバムもそう。クリープハイプ「イト」の勝負曲に対するシュールなMV、ニューカマーのマカロニえんぴつ(『CHOSYOKU』もいい!)を含めて、実は重めのことをユーモラスに表現できる遊びの達人たちが大好きです。ベスト・ライヴは埼玉に伝説を残してくれたACIDMANの20周年を祝して。
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山口 智男
BEST CHART 2017
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ベスト・ディスクは五十音順。洋楽/邦楽からほぼ半々ずつ選んだ。ベスト・アートワークは、STRAY CATSがロックの原体験である筆者にとってリーゼントはマストってことで。2017年は少なくない数の日本のミュージシャンが異口同音に"もっと自由に音楽を作りたい。もっと自由にライヴをやりたい"と言い始めたような気がする。日本のポピュラー・ミュージックを聴いていると、型にハマりすぎているんじゃないかと感じることがしばしばあるが、彼らがあらゆるしがらみから解き放たれ、さらに自由になれたら、そんな状況も少しは変わるかも。そんなことに期待しながら、2018年はどんな音楽に出会えるか楽しみにしている。あ、ベストMVのTHE DEVILS「Red Grave」は罰当たりな内容なので、良い子は絶対観ちゃダメダメ。
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吉羽 さおり
BEST CHART 2017
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順位はなく、あいうえお順。ほかにもBRAND NEW『Science Fiction』、'68『Two Parts Viper』や、CLOUD NOTHINGS『Life Without Sound』、MEW『Visuals』、そしてSAMPHA『Process』も素晴らしく、SAMPHAはフジロックで観て甘美な歌声に痺れた。国内でも、向井太一『BLUE』、FRONTIER BACKYARD『THE GARDEN』、SHADOWS『illuminate』、teto『dystopia』、ENTH『HENT』など、それぞれ自分たちの音楽に振り切っていて良かった。ライヴのスキルとして、どんな場も沸騰させる力は魅力だけれど、CHAIのような"私はこれが好き"と全力で叫んで周りを巻き込むエネルギーとか、"NEOかわいいバンドって?"の疑問符を音楽で感嘆符に変える瞬間は得難い体験だ。今回選んだ作品やバンドにしても、キャッチーさとほんの少しの発明との妙味があり、心躍った。
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- 2025.07.12
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