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GORILLAZ、全編iPadで制作した画期的アルバム『The Fall』4/20に発売。使用アプリなどネタばらしもアリ。

2011.04.07 20:33

GORILLAZ、全編iPadで制作した画期的アルバム『The Fall』4/20に発売。使用アプリなどネタばらしもアリ。

「もっとも成功を収めたヴァーチャル・バンド」としてギネスにも登録されている世界的人気バンド、GORILLAZが、なんと全編iPadで制作した画期的な新作『The Fall』を4月20日に発売する。このような形で制作されたアルバムがメジャー・リリースされるのは世界初ということで、世界的にも大きな話題を呼んでいる。
 GORILLAZは昨年、サード・アルバム『Plastic Beach』(2010年発表)を発表、同作品は全米2位始め世界中で大ブレイク。それに伴い行った最新ワールド・ツアー『Escape To Plastic Beach World Tour』もTHE CLASHのMick JonesとPaul Simonon、さらにはLou Reed、Bobby Womack、はたまたDe La SoulやMos Defなどなど豪華ゲストが参加、アニメ映像と総勢40名を超えるアーティストたちとの生演奏が創り出すクリエイティヴなステージが世界中で絶賛されたばかり。そのワールド・ツアーの中の全米ツアー中に制作されたのがこのアルバム『The Fall』なのだ。

全米ツアーが始まる10月。GORILLAZの音楽を創っているDamon Albarnは「この旅を音楽で記録しよう」と思いつく。そして街から街へ。音楽で描き出されるアメリカの景色は『The Fall』というアルバムになった。アルバム制作の全作業はiPad上で行われ、使用したアプリケーションや機材は公式サイトにリストアップしてタネを明かし、各楽曲の録音日と録音場所も公開しているというから太っ腹だ。
シンプルな機材と環境だけに、才能勝負ともいえる今回の作品。歌入りの曲とインスト曲、他アーティストとのコラボからソロまでを含む全15曲が収録されている。実際のアルバムの評判は・・・というと、「物憂げに白日夢を見ているような、そしてちょっぴりやんちゃな、ロード・ムービー風の道中記。『トロン』経由の『イージー・ライダー』」(米:ローリング・ストーン誌)、「初めから終わりまで、すべてが素晴らしく魅力的なアルバムだ…」(英:NME誌)と、世界の主要音楽メディアも軒並み高評価するなど、才人Damon Albarnの才能が充分発揮された作品に仕上がっているようだ。
下記特設サイトでは、使用したiPadアプリケーションや各楽曲の録音日と録音場所も公開中。楽曲の試聴も行われているのでぜひチェックしてみよう。
なお、CDにはGORILLAZのアートワーク担当、Jamie Hewlett全米ツアー中にインスパイアされて描きおろした新作ポスター”The Star Strangled Banner”が“日本盤だけ”封入されるそうだ。こちらもお楽しみに。

■GORILLAZ EMIミュージック・ジャパン特設サイト http://emij.jp/gorillaz/ (PC・携帯共通)

■GORILLAZ  『ザ・フォール』 2011年4月20日(水)発売 TOCP-66952  2,500円 (tax in.)
1. フォナー・トゥ・アリゾナ/PHONER TO ARIZONA
2. リヴォルヴィング・ドアーズ/REVOLVING DOORS
3. ヒルビリー・マン/HILLBILLY MAN
4. デトロイト/DETROIT
5. シャイ・タウン/SHY-TOWN
6. リトル・ピンク・プラスティック・バッグズ/LITTLE PINK PLASTIC BAGS
7. ザ・ジョプリン・スパイダー/THE JOPLIN SPIDER
8. ザ・パリッシュ・オブ・スペース・ダスト/THE PARISH OF SPACE DUST
9. ザ・スネイク・イン・ダラス/THE SNAKE IN DALLAS
10. アマリロ/AMARILLO
11. ザ・スピーク・イット・マウンテンズ/THE SPEAK IT MOUNTAINS
12. アスペン・フォレスト/ASPEN FOREST
13. ボビー・イン・フェニックス/BOBBY IN PHOENIX
14. カリフォルニア&ザ・スリッピング・オブ・ザ・サン/CALIFORNIA AND THE SLIPPING OF THE SUN
15. シアトル・ヨーデル/SEATTLE YODEL


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