DIGITALISM 第２章、遂に幕開け！セカンド・アルバム『I Love You Dude』、6/15 日本先行発売。

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DIGITALISM 第２章、遂に幕開け！セカンド・アルバム『I Love You Dude』、6/15 日本先行発売。

2011.03.29 20:20

DIGITALISM

２０１１年のフジロック出演を発表したばかりのドイツ・ハンブルグ出身のデュオ、DIGITALISM。２００７年のデビュー・アルバム『デジタル主義』以来となる待望のニュー・アルバム『I Love You Dude』を６月に日本先行発売することがこの度決定した。今年１月に行なった来日DJ TOURも記憶に新しい、その来日時に約束していたとおりに夏前にいよいよ待望の新作がドロップされる。

新作のタイトルは『I Love You Dude』。新作はDIGITALISMの２人が得意とするビートとメロディが溢れており、インディ･ロック好きのキッズを再びパーティーに呼び戻す事は間違いなし。同じく新作を発売したばかりの、あのTHE STROKESのフロントマン、Julian Casablancasと共作したナンバーも含まれている模様。

昨年秋にリリースしたティーザー・シングル「Blitz」とそれを含む『Blitz EP』は日本を含めジャカルタや世界各地のクラブでドロップされ、２人の調子が絶好調である事を証明したがそれは氷山の一角にすぎない・・・。

力強い個性を持った全１０曲（日本盤はボーナス・トラック１曲を含む全１１曲）。まさにダンスフロアの狂気を音速の彫刻に溶接しているかのようなバンド・サウンドに溢れている。フランジャーがかかったキーボードが唸り、経験に基づいた歌詞で構成された「Circles」などはバンドに新たな側面をもたらす事に成功。「デビュー・アルバムではスペーシーで壮大な世界感を描いていた」とイェンスは振り返る。「セカンド･アルバムは宇宙から地上へと降り、歌う事にフォーカスしていて、人間的な温かさが増し、より深いんだ。」

これを聞いてバンドが湿っぽいシンガー･ソングライターになったのかなんて心配はご無用。DIGITALISMはかつてなくロックしている――以前にも増してロックしている。多くのエネルギーに満ちたロックがそうであるように、DIGITALISMの新しいサウンドはヘヴィーで狂おしい。「REEPERBAHN」は、まさに本人達の地元にある屈指の知名度を誇る歓楽街からとったタイトルであり、フェス受け間違いなしの"ブレイクビート・モンスター"で、あのプロディジーさえもしのぎかねない。

全体を通じて言えることはフロア仕様でもあり、「ANTIBIOTICS」はあのKLFを彷彿させるテクノ・ナンバーで「あなたは失格になる(You Will Be Disqualified)」とヴォイス・サンプルが木霊する。「MIAMI SHOWDOWN」は同じく激しくて、あの『特捜刑事マイアミ・バイス』の情景を連想させる。スピードボートが泊められている湾岸、口髭を生やしたマフィア、黒いスーツを纏ったパイロット、まるでビースティ･ボーイズの「サボタージュ」のプロモ・ビデオのような情景を。

ニューウェーブ・エレクトロな「FORREST GUMP（フォレスト・ガンプ）」はeメールを介してあのジュリアン・カサブランカスと共に制作された。まるで映画『フォレスト･ガンプ/一期一会』のトム・ハンクスがひたすら走ったように、この曲は「常に動きまわっていないと、気付いた時にはなんらかの精神的な危機に陥る」誰にでもある危険性について歌っている。

「俺の父方の両親はオペラ歌手で、皆クラブやコンサートなどに滅多に出掛けないんだ。今回の新作を送ったらメールが返ってきた。"これはヒットするんじゃない？"って。珍しく認めてくれたみたい（笑）。」とイェンス。

イェンスの父が認めたように、まもなく世界中のロック・キッズ、ヘッズもこの新作を認めることになるであろう。

DIGITALISM, I Love You Dude