Japanese
SCANDAL
Skream! マガジン 2023年11月号掲載
2023.10.22 @Zepp Haneda(TOKYO)
Writer : 藤坂 綾 Photographer:Takeshi Yao
結成から17年、デビュー15周年を迎えたSCANDALが、"SCANDAL TOUR 2023 「感謝祭 vol.2」"と題した周年記念ライヴを東名阪で開催。デビュー日である10月22日、Zepp Haneda(TOKYO)にてそのツアー・ファイナルが行われた。
会場が暗くなり、HARUNA(Vo/Gt)、MAMI(Gt/Vo)、TOMOMI(Ba/Vo)、RINA(Dr/Vo)がステージに登場するとフロアからは大きな拍手と歓声が。凛とした姿と浮かび上がるシルエットが美しく、思わず見惚れてしまう。拍手と歓声が次第に大きくなり、期待感が高まるなか、最新曲の「ハイライトの中で僕らずっと」でライヴはスタート。続く「瞬間センチメンタル」ではオーディエンスの掛け声が響き渡り、すでにクライマックスさながらの盛り上がりに。立て続けに「STANDARD」、「最終兵器、君」、「LOVE SURVIVE」と骨太なロックンロールで会場を揺らす。"東京いい感じー! だいぶ仕上がってない? もう終わる?"と満面の笑みでHARUNAが言うと、フロアからは"まだまだ!"の声が。
そして、"終わらないでしょ! 今日は愛しかないセトリを用意してるので! この15年の感謝を伝えると言ったらこれだろっていう至極の曲たちを用意したので、大事に受け止めてもらえればなと思います"と告げると「BEAUTeen!!」、「太陽と君が描くSTORY」、「ピンヒールサーファー」と懐かしい曲を披露。イントロごとに大きな歓声が上がったり思わず"おぉ"という声が漏れたり、オーディエンスの曲への想いも垣間見れたりして、なんだかとても愛おしい。
"すごいね、東京。ありがとう、来てくれて"と言い、改めてこの15年を振り返るRINA。"止まらずに続けることは大変やったけど、やり続けてきて良かった。いろいろあったけど、私たちめちゃくちゃ頑張ってきたよねってやっと言えるようになった。1回、褒めてもらっていい?"と言うと温かい拍手が鳴り響き、それはなかなか鳴り止まない。"みんなに支えられて15年やれてると思います。まだまだいろんな時代の曲をお届けしていくのでよろしくお願いします"とHARUNAが言うと「下弦の月」、「Vision」、「愛にならなかったのさ」、「CANDY」で少しクールダウン。
ここで改めてSCANDALの楽曲の幅広さ、鮮度の高さに気づかされると同時に、いつの時代も変化を恐れずに、挑戦し続けてきた結果が今なんだと思い知る。ストイックな4人にとっては極々自然な流れなのかもしれないが、"4人の人生が音楽として残ってる"とRINAが話していたように、4人の人生がまんま表れた音やたたずまいには気高さが感じられ、それはつまりはこの15年に対する感謝と誇り以外の何物でもないだろう。"何度も心が折れた15年、それでも自分の居場所はここ(SCANDAL)で、その中にみんなもちゃんといるんだよ"――HARUNAのこの言葉がその証拠だ。TOMOMIのベースライン、MAMIのギターのフレーズに思わず聴き入る「Line of sight」からライヴは終盤戦へ。
フロアとの完璧な掛け合いを見せた「テイクミーアウト」に続く「A.M.D.K.J.」のイントロでは会場の熱量に圧倒されたのか、機材トラブルが発生。"もうみんな何がくるかわかってるでしょ?"とそのハプニングを味方につけ、圧倒的な盛り上がりを見せたまま、"今日は本当にありがとうございました! 泣いたり笑ったりしながら、これからも一緒に生きていきましょう"とラストは「涙よ光れ」。メンバーもオーディエンスも渾身の力を込め、その想いをぶつけ合った。
"めちゃめちゃハッピーな感じでやっていこうと思います"と「OVER DRIVE」で始まったアンコールでは、再び15周年のお礼を述べ、デビュー曲「DOLL」を披露。そして、"最後は全員で踊ろう!"と「SCANDAL BABY」で終演。これまでのバンドの歴史や背景がくっきり表れたこの日のライヴ。SCANDALの15年は間違いなく素晴らしいものだったということは、4人の満足気な顔を見れば明白だ。
- 1
LIVE INFO
- 2025.08.16
-
Bye-Bye-Handの方程式
reGretGirl
リーガルリリー
Eve
"RISING SUN ROCK FESTIVAL 2025 in EZO"
フレンズ
豆柴の大群
"SUMMER SONIC 2025"(大阪)
Faulieu.
Novelbright
Ivy to Fraudulent Game
レイラ
私立恵比寿中学
Keishi Tanaka / 荒井岳史 / TGMX(FRONTIER BACKYARD) ほか
Billie Eilish
ユアネス
"SUMMER SONIC 2025"(千葉)
- 2025.08.17
-
Bye-Bye-Handの方程式
reGretGirl
Eve
四星球 × G-FREAK FACTORY
PIGGS
金子ノブアキ
POP DISASTER / sfpr / waterweed
ビレッジマンズストア
PK shampoo
"SUMMER SONIC 2025"(大阪)
Novelbright
GOOD ON THE REEL
私立恵比寿中学
Billie Eilish
"SUMMER SONIC 2025"(千葉)
PENGUIN RESEARCH
- 2025.08.19
-
Hump Back
キュウソネコカミ
THE BAWDIES
YOASOBI
bokula.
- 2025.08.21
-
PENGUIN RESEARCH
THE BAWDIES
TENDOUJI
YOASOBI
GANG PARADE
金子ノブアキ
KALMA
キュウソネコカミ
"LIVEHOLIC / ROCKAHOLIC Candye♡Syrup (美容室) 10th Anniversary Party"
- 2025.08.22
-
奏人心
KING BROTHERS
"WILD BUNCH FEST. 2025"
TENDOUJI
THE BAWDIES
終活クラブ
YOASOBI
JunIzawa
ナナヲアカリ
Broken my toybox
RAY
フレンズ
Rei
キュウソネコカミ
- 2025.08.23
-
PENGUIN RESEARCH
KING BROTHERS
Maica_n
"MONSTER baSH 2025"
大森靖子
"WILD BUNCH FEST. 2025"
ぜんぶ君のせいだ。
LOCAL CONNECT
浪漫革命
リーガルリリー
Buzz72+
Appare!
佐々木亮介(a flood of circle)
w.o.d.
Eve
マオ(シド)
- 2025.08.24
-
大森靖子
"Sky Jamboree 2025"
KING BROTHERS
Maica_n
"MONSTER baSH 2025"
"WILD BUNCH FEST. 2025"
ぜんぶ君のせいだ。
cinema staff
LOCAL CONNECT
ビッケブランカ
Eve
マオ(シド)
小林柊矢 / 心愛 -KOKONA- / 虎鷹 / 荒木一仁 ほか
- 2025.08.25
-
Hump Back
神聖かまってちゃん
THE YELLOW MONKEY
- 2025.08.28
-
KALMA
Maica_n
ビレッジマンズストア
THE BAWDIES
22/7
- 2025.08.29
-
the cabs
神はサイコロを振らない
Bye-Bye-Handの方程式
安藤裕子×清水ミチコ
そこに鳴る
ゲスの極み乙女 × 礼賛 × roi bob
[Animelo Summer Live 2025 "ThanXX!"]
"SWEET LOVE SHOWER 2025"
- 2025.08.30
-
Kroi
reGretGirl
ナナヲアカリ
木村カエラ / OKAMOTO'S / 原因は自分にある。 ほか
豆柴の大群
ビレッジマンズストア
アーバンギャルド
天女神樂
ぜんぶ君のせいだ。
"ナノボロ2025"
Maica_n
"RUSH BALL 2025"
ビッケブランカ
レイラ
9mm Parabellum Bullet / THE BACK HORN / ACIDMAN / yama ほか
PIGGS
eastern youth
Appare!
VENUS PETER
GRAPEVINE
Lucky Kilimanjaro / 眉村ちあき / 森 大翔
崎山蒼志
セックスマシーン!!
[Animelo Summer Live 2025 "ThanXX!"]
NEK!
"SWEET LOVE SHOWER 2025"
Faulieu.
- 2025.08.31
-
reGretGirl
Broken my toybox
BLUE ENCOUNT / スキマスイッチ / 家入レオ / CLAN QUEEN ほか
ビレッジマンズストア
大森靖子
"ナノボロ2025"
"RUSH BALL 2025"
HY
GOOD BYE APRIL
Nothing's Carved In Stone / Base Ball Bear / ヤングスキニー / GLIM SPANKY ほか
ぜんぶ君のせいだ。
LACCO TOWER
なきごと
四星球 × G-FREAK FACTORY
RAY
Miyuu
GANG PARADE
ONIGAWARA
伊東歌詞太郎
ZAZEN BOYS
PK shampoo
[Animelo Summer Live 2025 "ThanXX!"]
"SWEET LOVE SHOWER 2025"
Academic BANANA / Yeti / BACKDAV
RELEASE INFO
- 2025.08.20
- 2025.08.22
- 2025.08.27
- 2025.08.29
- 2025.09.01
- 2025.09.03
- 2025.09.05
- 2025.09.10
- 2025.09.12
- 2025.09.17
- 2025.09.19
- 2025.09.24
- 2025.09.26
- 2025.10.01
- 2025.10.03
- 2025.10.08
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ExWHYZ
Skream! 2025年08月号