Japanese
ザ・クロマニヨンズ
2009.11.11 @SHIBUYA-AX
Writer 佐々木 健治
ザ・クロマニヨンズ、『TOUR MONDO ROCCIA’09-‘10』初日となったSHIBUYA-AXは、フロアをビッシリと埋め尽くした満員のクラウドが発する熱気が充満していた。開演が近づくにつれて、待ちきれないとばかりに、あちらこちらから叫び声が上がる。
熱すぎて爆笑してしまったスタッフ(やたらと引っ張るところが、かなり面白かったです。)による紹介を受け、バンダナを巻いたマーシーを先頭にザ・クロマニヨンズが登場すると、大歓声が登場する。ヒロトがあの動きで登場してくる様は、やはり最高に痺れる。
そして、もうこの瞬間に、この日のライヴが最高のものにならなきゃ、嘘でしょと感じてしまうほど、圧倒的な存在感を放つザ・クロマニヨンズ。
アルバム『MONDO ROCCIA』が、これまでのザ・クロマニヨンズ作品の中でも、最高傑作と言えるのは、楽曲のクオリティだけでなく、バンドが充実していることが音から伝わってくるキレと音圧によるところも大きい。
そして、ザ・クロマニヨンズ自身が『MONDO ROCCIA』にかなり自信と手ごたえを感じていることは、この日のライヴで全ての楽曲を演奏してみせたところからも明らかだ。
そう、今のザ・クロマニヨンズは、絶好調なのだ。
「ジャングル・ジャミン」から始まったライヴは、序盤から『MONDO ROCCIA』の楽曲を中心に攻めまくる。アルバム同様にキレのあるマーシーのギターも、力強く楽曲を支え、躍動させる桐田勝治のドラミングと小林勝のベースも、シンプルながらもグイグイとフロアを惹きつける。
そして、あのステップを踏みながら歌うヒロトは、その一挙一動、MCで発する言葉まで全てが圧倒的な存在感で、会場全体を引き込んでしまう。
「新曲なのに、皆歌えるんだ。凄いね。もっといい声を聞かせておくれよ」と言いながら「エロこそすべて」を始め、「グリセリン・クイーン」直前、最前列で少し気分が悪くなった様子のお客さんを気遣う。しかも、「次は、凄く盛り上がるから、少し脇で休んでから戻ってきて」とさりげなく、しかし、確信的に会場を盛り上げる起爆剤にしてしまう。完璧なエンターテナーだ。
そして、そんなヒロトの横で楽しそうにギターを弾くマーシーの姿は、まるでMick Jaggerの横でギターを掻き鳴らすKeith Richardsのようだ。
会場の熱気も一度も落ちるはずがない。最初から凄まじい盛り上がりだったにも関わらず、こぶしを振り上げ、声を張り上げながら、そのテンションはさらに右肩上がりの上昇を続けていく。「メガトンブルース」「東京ジョニー ギター」「ギリギリガガンガン」「エイトビート」などお馴染みのヒット・ナンバーを織り交ぜながらの本編、そして3曲のアンコールまで、気がつけばあっという間に時間が過ぎていってしまった。最高に楽しい時間ってのは、何でこんなにあっという間に感じるんだろう。
シンプルなロックンロールが持つ、どうにも抗えない魅力をこんなにも素晴らしい形で体験させてくれるライヴは、ザ・クロマニヨンズにしかできないだろう。
「一番大好きなことができるよ。ずっと待ってたんだよ。」と何度も口にしていたヒロト。誰よりもこの時間を楽しんでいたのは、きっとザ・クロマニヨンズなのだろう。そんな4人を待ち焦がれていた観客によって、驚くほどの一体感が会場全体に生まれていた。
「ツアーを続けていくと、上手くなっちゃうから。少し失敗もあるだろうけれど、今日しか見れないザ・クロマニヨンズを楽しんでください。CDとおんなじになっちゃったら、つまらないだろう」
とヒロトが語っていたようにツアー初日にしか見ることができない、新鮮なエネルギーと興奮が凝縮されたライヴ。
これは10代の若者が観たら、バンド始めたくなるだろうな。
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