Japanese
Caity
Interviewer:吉羽 さおり
2月26日にデジタル・シングル『女子高生じゃなくなる日』でアーティスト・デビューを果たした、シンガー・ソングライター Caity(ケイティ)。取材時点では、高校卒業を間近に控え、自身のSNS等で教室でこの曲を弾き語りする動画もアップしていた、友人と過ごすくだらないけれど愛すべき日々を等身大の言葉で歌うこの曲は、爽やかなきらめきに満ちている。わずかに戸惑いを見せながらも夢への一歩を踏み出していくカップリング曲「Big Change」も含め、一曲一曲、大切な思いや誰かの顔を思い浮かべながら描いていることが伝わってくるシングルであり、また彼女はそれをまっすぐに表現するアーティストだ。シングルについて、今の心境、音楽との出会いについて、初のインタビューで語ってくれた。
-今、高校卒業が間近に迫っているところですが、どんな心境ですか。
やっと実感してきたところです(笑)。やはり、寂しいなという思いはありますが、大学進学を楽しみにしている友人も多いですし、私も楽しみではあります。
-まさにそういう友人たちと過ごしてきた高校時代、そしてこれからへの想いがリアルに詰まったのがデビュー・シングル「女子高生じゃなくなる日」です。どういうきっかけで、こうしたテーマで書こうとなったんですか。
この曲は昨年11月の中旬くらいに書いた曲だったんですけど。もう女子高生じゃなくなるんだねという話をしていて、じゃあそういう曲を作るのもありじゃないかなと考えたのがスタートです。
-普段はどんな感じで曲を書くんですか。何か出来事やテーマがあって書くタイプですか、それとも日々、日記的に書いているような感じですか。
まだそんなにたくさんの曲を持っているわけではなく、ワンコーラス分しかないような曲も多いんですけど、自分の実体験を書くことが多いですね。この「女子高生じゃなくなる日」も、オリジナル曲としては10曲目くらいなんです。
-最初に自分で曲を作ってみようとなったのはいつ頃だったんですか。
曲作りは、中学3年生の終わりか高校1年生くらいから始めました。中学を卒業して熊本から上京してきたんですけど、そのときにいろいろと思ったことや感じたこと──もちろん寂しさがありましたし、でも同時に楽しみもあったので。そういう気持ちを曲にしたらいい作品ができるんじゃないかなと思い、曲を作り始めました。それまではいろいろな曲をカバーしていて、自分で作ったほうが自分自身の感情を表現できるし、表現力も上がるんじゃないかなとは考えていたんですけど、作詞とかが得意ではなかったので、踏み出せていなくて。感情が湧き上がったり、伝えたいことが出てきたりしたときに、書きたいって思ったのかもしれないです。
-それが中学3年生のときだったんですね。最初の曲は、どんな曲になったんですか。
実は今回のカップリング曲の「Big Change」がその曲なんです。私の地元が熊本県の天草というところで、歌詞に"時に読み返す手紙に"とあるんですけど、実際に貰った手紙を東京で読み返していたときに、これをこのまま曲にしてみようかなと思って。Aメロにある"海"や"夕日"も、まさに天草の景色をそのまま描いたもので。自分が地元を振り返ったときに出てくる風景なんです。
-大事なターニング・ポイントが刻まれた2曲が収録された、まさにCaityさんにとっての記念すべきデビュー作というシングルですね。自分が最初に書いた曲がこうして形になったというのは、感慨深いですね。
そうですね。「Big Change」のミックスを聴いたときに、自分でもびっくりして涙が出ちゃいました(笑)。本当に自分がイメージしていた通りというか。
-当時この「Big Change」はどんなふうに作っていたんですか、ギター弾き語りで書いていった感じですか。
姉がピアノを弾くんですけど、一緒によく曲を弾いてカバーしたりセッションしたりしていて。それで"曲作りたいよね"って話していて、一緒に何か弾いてみようという感じです。姉がピアノを弾いて、それに合わせて自分もギターを弾いて、"こういうメロディいいんじゃない?"、"いいかも"と言いながら形ができていきました。
-曲ができたときに、"こんな音が鳴っていたらいいな"とか"こんなサウンドが合うな"等と想像していたアレンジはありましたか。
上手く言葉にするのは難しいんですけど......サビになるときにパーッて。
-開けていく、広がっていく高揚感のあるサウンドですよね。歌詞に海が描かれていたりしますが、サウンドにはサーフ・テイストも感じられたり、爽快な仕上がりです。
歌詞的にもサビは前向きで、聴いた人が元気になれるような曲にしたいなという思いがあったので、そういう音がいいなと考えていました。曲をアレンジしてもらうこと自体が初めてだったので、具体的なオーダーはしていないんですけど、曲の背景は話していたので、同じイメージを抱いてくれたのかなと思います。
-「Big Change」にしても「女子高生じゃなくなる日」にしても、自分の節目となるタイミングで書いた曲ですが、他にはどんな曲があるんですか。
「Big Change」の次に書いた曲は、いつも助けてもらっている姉の誕生日に贈った「たまごやき」っていう曲で(笑)。なんで"たまごやき"にしたの? ってよく聞かれるんですけど、私がお母さんの卵焼きがすごく大好きで。中学を卒業して上京してきたときに姉と一緒に暮らしていたんですけど、姉がいつもお母さんの代わりにお弁当を作ってくれていたんです。毎日頑張って卵焼きを作っている姉の姿を見て、ありがとうという感謝の気持ちを込めて書いた曲でした。
-そうした感謝の気持ちとか、「Big Change」での手紙を読み返して励まされる思いや懐かしさだったり、気持ちを上向きにする、ポジティヴな面が曲になっていくという感じですか。
どちらかというと明るい曲のほうが思い浮かぶというか。オリジナルで1曲だけ、学校が嫌になったことがあったときに、この思いを曲にしたらいいのかなって、今までとはちょっと違った雰囲気の曲ができたんですけど。そもそも曲数が少ないからまだ分からないですが、どちらかというとポジティヴな曲のほうが多いかもしれないです。自分がそういう曲に背中を押されてきて、いつか自分も誰かの背中を押したいなという気持ちで今も音楽をやっているから、自分で書くとなったら、そういう曲が多いのかもしれないです。
-プロフィールによると幼い頃から音楽に囲まれて育ったということですが、家で音楽が流れていたり、楽器に触れるのが自然な環境だったんですか。
そうですね。私は4人兄弟なんですけど、私以外はピアノをやっていて。父も母も楽器に触れていたので、みんな音楽好きなんです。ただギターとウクレレと歌っていうのは、家族の中で私が初めてで。私もピアノ教室には通っていたんですけど、発表会のときに"今度はピアノじゃなくて、ギターで出ていいですか?"って言って(笑)。それでなぜかお母さんのピアノを伴奏に、ギターを弾いたりしてましたね。
-ちょっとひねくれたところもあったんですかね(笑)。
そうなのかもしれないです。他の兄弟とは同じ土俵で戦えないというか。
-先程お姉さんとよくセッションをしていたとありましたが、家で自然とセッションをすることも多かったんですか。
多かったですね。実家にいたときは、私が毎日ギターやウクレレを弾いているので"うるさい!"と言われながらも、誰か一緒にやってくれることが多かったです。
-ウクレレを始めたのが小学5年生だったそうですが、きっかけがあったんですか。
もともと音楽を始めたきっかけがウクレレだったんですけど、YouTubeで"America's Got Talent"というオーディション番組を観ていたときに、12歳のGrace VanderWaalっていうアメリカ人の女の子がウクレレを弾きながら自分の曲を歌って優勝するのを観て、すごく圧倒されたというか。衝撃的で。
-自分と同い年くらいの子がすごいことをやってるぞっていう。
そのときはウクレレというものも知らなくて、小さいギターみたいなイメージだったんですけど、自分もやってみたいと思って、買ってもらって。弾き語りでJ-POPのカバーをしていました。
-親しみがあるのは洋楽よりJ-POPなんですね。
そうですね。最初はGrace VanderWaalとTaylor Swiftが大好きで毎日聴いたり、自分でも弾いていたり、Graceに憧れて髪を切ったりもしていたんですけど、中学1年でギターを始めたときに、あいみょんが大ブレイクしていて。「マリーゴールド」とか「君はロックを聴かない」とかを弾いたりして、あいみょんにどんどんハマっていったんです。
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