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INTERVIEW

Japanese

マリンブルーデージー

2025年01月号掲載

マリンブルーデージー

Member:海音(Vo/Gt) 嶺香(Ba) すずき(Dr)

長崎県佐世保市の高校3年生による3人組ガールズ・バンド、マリンブルーデージー。地元長崎ではTV番組の密着取材を受ける等注目を集め始めている彼女たちが、1stアルバム『この日々をお守りに』を発表した。ヴォーカル&ギターの海音(あまね)が掲げる"17歳で叶える3つの夢"の2つ目"初アルバム発表"を実現させた彼女たちに、メール・インタビューを実施した。

-Skream!初登場ということで、お1人ずつ自己紹介をお願いします。

海音:ギター、ヴォーカル、作詞作曲を担当しています。17歳の海音です。

嶺香:ベースを担当しています。高校3年生、18歳の嶺香です。

すずき:ドラムのすずきです。たまにハモリしてます。

-"2022年5月に長崎県佐世保市で結成"とのことですが、バンド結成までの経緯を教えてください。

嶺香:結成する1年程前から中学校が同じだった海音と私が弾き語りを始めて、弾き語り自体はSNS等の投稿することはなかったんですが、海音個人ではSNS投稿を始めていて、中学校を卒業する頃にふと"バンドを組みたいね"と2人で話すようになりました。高校に入学する頃に私はベースがしたい、海音はギター・ヴォーカルだと決め、ドラムを探していたときに、私が友人から"隣の隣のクラスにならドラムできる子を知っている"と聞き、入学早々にそのクラスに突撃して初対面だったすずきをバンドに誘いました。すずきは二つ返事で"いいよ!"と言ってくれてマリンブルーデージーが結成されました。

-バンド名"マリンブルーデージー"の由来を伺えますでしょうか。

海音:バンド名は、メンバーで色や花の名前を入れたいと話し、長崎は海の街なので"マリンブルー"、そして"協力"、"恵まれている"、"幸福"等の花言葉を持つ"ブルーデージー"を組み合わせ、"マリンブルーデージー"に決定しました。個人的には、"概念"を持ったバンド名にしたかったので気に入っています。

-メンバーそれぞれのルーツとなるアーティスト、よく聴いていた音楽等を教えてください。

海音:小学生ではピアノを習っていたためクラシックを聴いていて、中学生の頃に邦ロックを知り、ヨルシカやMrs. GREEN APPLEにハマりました。今はインディーズ・バンドやSSWのフジタカコさんが大好きです。

嶺香:私は小さいときに聴いていた嵐が音楽に興味を持つきっかけだったのですが、中学に上がってからはドラマを観ることが好きだったのでその主題歌や、海音きっかけで知ったMrs. GREEN APPLEをよく聴いていました。

すずき:[Alexandros]の「ワタリドリ」を始めて聴いたとき、ドラムを始めようと決意しました。始めたての頃は叩きたいと思うけど叩けないもどかしさを毎日感じてました。

-2024年10月にNCC長崎文化放送"NCCスーパーJチャンネル長崎"(長崎ローカル)でバンドの密着映像がTV放映されましたが、TVの密着撮影という稀有な経験をされてみての率直な感想や、周囲の反響等はいかがでしたか?

海音:フォロワーが急に増えたり、近所の方々に"ニュースに出てたね!"と声を掛けていただいたりして、改めてテレビのすごさを実感しました(笑)。嬉しかったです!

嶺香:テレビの密着取材を受けることが初めてで緊張してたんですが、取材が進むにつれて放送されるのが楽しみになっていきました。海音の家で3人でうどんを食べているときは普段通りすぎて素を出していました。反響で言うと小中学校の同級生や親御さんから"テレビ出てたね"と声を掛けてもらったり、バンド活動を知ってもらうことができて嬉しかったです。

すずき:テレビの裏側を取材を通して知ることができたのが個人的にとても楽しかったです。あと取材の途中でカメラを持たせてもらったり、街中でいろんな方から声を掛けてもらえるようになったりして、"やっぱテレビってすげぇなぁ"って実感しました。

-海音さんは16歳最後の日に、"17 歳で叶える3つの夢"として"東京でのライヴ"、"初アルバム発表"、"初ワンマン完売"を2025年2月までにみんなで叶えると公言されています。1つ目の夢であった"東京でのライヴ"が17 歳の夏(2024年8月)に2夜連続で実現し("マリンブルーデージー1st TOUR 『<3 Song』 〜いつか大人になっても〜"、"Eggs presents「#楽園収穫祭」supported by Yocotar Entertainment")、夢の達成に1歩近付いたときのお気持ちはいかがでしたか?

海音:まずは、感謝でいっぱいです。小中学生のときに学校にうまく馴染めず音楽に没頭していて、その頃から"いつか私の音楽が多くの人に届いたらいいな、東京でライヴがしてみたいな"と夢を見ていたので、実際それが叶った今、過去の自分が報われたようでとても幸せです。

-そして2つ目の夢に掲げていた1stアルバム『この日々をお守りに』の完成おめでとうございます。アルバムのタイトル"この日々をお守りに"に込めた思いを教えてください。

海音:"この日々をお守りに"は、2人とバンドを始めて2年間協力してきて、この2年間をどんな言葉で表せるだろうかと考えたとき、私にとってこれからの人生の"お守り"のような日々だったな、また2人にとってもそうであってほしいなと思い、命名しました。

-アルバム収録曲の中で特に思い入れのある楽曲と、その理由を教えてください。

海音:新曲「青春」です。"キラキラした青春"とは程遠い曲で、誰よりも人間不信を等身大で描くことができたと思います。

嶺香:私が一番思い入れのある曲は「らったった」です。「らったった」は初めてサブスク配信をした曲で、いろんな方に自分たちを知ってもらうきっかけになった曲なので、原点回帰じゃないですけどまたいろんな方に聴いてもらいたいなと思います。

すずき:「See'n'You」です。レコーディングの2日前から海音の弾き語りにドラム、ベースを付け始めたので、ほぼスタジオで考えたドラムだったのですが、直感で叩いたリズムがめちゃくちゃ楽しくてお気に入りです。

-メンバーご自身でMVの撮影から編集まで完全自主制作をされていますが、特にお気に入りのMVや見どころ、撮影時の裏話や苦労した点等を教えてください。

海音:「らったった」。大晦日に、親戚がカニをおいしそうに食べているなか、私は編集が難しく泣きながら試行錯誤していたことが記憶に残っています(笑)。Cメロで、私だけ唯一ダンスができないので、ギター・ヴォーカルの権限で踊らずに歌っているところが見どころです(笑)。

嶺香:私はバンド結成からの経緯を描いた「ずっっっと!」のMVが好きです。撮影当日は風が強く、三脚が倒れたり髪が爆発したりといろんなハプニングもあって楽しかったです。編集を主に担当したんですけど、3人が出会ってからのシーンは切り替わりを多くして疾走感を表したので、ぜひ注目して観てほしいです。

すずき:JKブランドのイラスト、頑張って描いたので観てください。決して粗探しはしないでください(笑)。

-自分たちのライヴの一番の強みはなんだと感じていらっしゃいますか。

海音:コール&レスポンスが楽しめる曲もあれば、バラードでそれぞれの世界に入り込める曲もあり、1回のライヴの中に緩急があるところです。

嶺香:私は3人の空気感に引き込めるところだと思います。曲の世界観やアイコンタクトを意識してライヴをしています。

すずき:海音の感情の乗せ方です。その場で生で聴くことで感じるものがある歌声だと思います。

-1月11日の鹿児島SR HALL公演を皮切りに、[マリンブルーデージー1st album release tour "この日々をお守りに"]が始まりますね。2月11日には3つ目の夢である"初ワンマン完売"達成の鍵を握る、佐世保GARNETでのワンマンも開催されます。ぜひ意気込みを聞かせてください。

海音:佐世保という自然が多く人が温かい街でワンマンをできることに、嬉しさと誇りを感じています。バンドの2年間、また17年の集大成を出し尽くしたいです。

嶺香:ホームであるGARNETでワンマンできることが感慨深くて、多くの方に感謝を伝えられるのが楽しみです。今までで一番長いライヴになると思うので、また新しいマリブル(マリンブルーデージー)をお届けできるように最高のライヴを作っていきたいです。

すずき:自分たちもまじで楽しむので、一緒に楽しんでください。

-今後の活動の予定を教えてください。

嶺香:1月11日からのツアーで1stアルバム『この日々をお守りに』を会場販売します。さらに2月11日のワンマンの後、3月3日よりマリンブルーデージー初の東名神ツアー("この日々をお守りに 〜東名神ロード〜")を開催するので、全国各地のファンの皆さんに会えることを楽しみにしています!

-今後の展望や目標を教えてください。

海音:私は人生の目標として"人の弱さを知り言葉に力を持つ人"になりたいと思っているので、それが叶うようにこれからも力を注いで、悩んでいる皆さんと共に大きな存在になりたいです。

嶺香:目標はメンバーとも言っているメジャー・デビューです。この2年間で多くの人にマリブルの音楽を聴いていただく機会が増え、飛躍した年だったと思います。でもこれから高校卒業後も、今まで以上に進化したマリンブルーデージーを見ていただけるように頑張ります。そしてメジャー・デビューの夢に近づいていけたらいいなと思います。

すずき:海音さんの曲を世界に届けることです。頑張ります。

-最後にSkream!読者にメッセージをお願いします。

海音:憧れのSkream!に載ることができて、人生の中の誇りが増えました! これからも音楽に救われながら、皆様と一緒に生きていきたいです。そのなかでいつか出逢ってくださったら、とても嬉しいなと思います。読んでくださってありがとうございました!

嶺香:ここまで読んでくださってありがとうございます。ここで初めてマリンブルーデージーを知ってくださった方も、もともと知ってくださっていた方も、マリブルのことをもっと知っていただけたのではないでしょうか。興味を持ってくれた皆様、ぜひ一度ライヴにご来場いただきたいです。これからもライヴでお会いできるのを楽しみにしています。

すずき:マリンブルーデージーのSNSを調べてくれたら嬉しいです。すずき個人のXは特にいっぱいつぶやいてるのでよかったらお友達になってください。あとライヴも来てくれたら嬉しいです。読んでくださってありがとう!

RELEASE INFORMATION

マリンブルーデージー
1stアルバム
『この日々をお守りに』

NOW ON SALE
¥2,500(税込)
[マリンブルーデージー]
※会場販売中/配信日未定

TOUR INFORMATION
[マリンブルーデージー1st album release tour "この日々をお守りに"]

1月11日(土)鹿児島SR HALL
w/ Poly lism / STAR LAND / Lie Raccoon / tear drop
1月18日(土)宮崎FLOOR
1月19日(日)熊本 Django
1月26日(日)佐賀LIVE HOUSE GEILS ※"BIG SMILE Vol.442"
w/ hyakki / Writers Sky / nomadic teller / Byan / 頭響事件(O.A.)
1月28日(火)福岡LIVEHOUSE OP's ※"かたこと 「春夏秋冬ツアー 〜冬の部〜」"
w/ かたこと / juki / yummy'g / IrisaVior
取り置き・質問はDMへ
2月11日(火・祝)長崎 佐世保GARNET ※ワンマン
チケットはこちら

TOUR INFORMATION
"この日々をお守りに 〜東名神ロード〜"

3月3日(月)下北沢MOSAiC
3月4日(火)名古屋RAD SEVEN
詳細はこちら
3月6日(木)神戸D×Q
チケットはこちら

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