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INTERVIEW

Japanese

BAD IVY

2024年12月号掲載

BAD IVY

Member:あゆゆ 睡花 はに ひなぴ ゆあてゃん

Interviewer:長澤 智典

アイドルとYouTuber、2つの顔を巧みに使い分けながらネット上を騒がせているBAD IVY(通称:バイビー)。2024年4月より動画投稿をスタート、瞬く間にチャンネル登録者数を伸ばし、12月頭時点で40万人に届こうとしている。そんな彼女たちが、1stワンマン公演"BAD IVY 1st ONEMANLIVE『RED RENDEZVOUS』"を2025年1月11日に渋谷ストリームホールで行う。破竹の勢いで駆け続けている彼女たちが持つ"アイドルの顔"と"YouTuberの顔"、その2つの表情の魅力を......いや、その表情の裏に隠された5人の本音を探ってみた。


2025年、いいスタートを切れるかは、このワンマンを成功させられるかに懸かってる


-BAD IVYが所属しているDreamARKにはおこさまぷれ~と。、ステミレイツ、FR2PON!等、癖の強い先輩アイドル/YouTuberたちが多く所属しています。他のグループとどのように差別化を図っているのか、まずはそこから教えてください。

ゆあてゃん:BAD IVYは色がわりと明確にあって、アイドル活動で言うなら"ちょっと艶感のあるお姉さん"らしさを統一して出しています。いわゆるアイドル的なキャピキャピ感よりは、大人の魅力ですね。YouTuberとしての活動にもその面を反映することはありますけど、YouTuberとしてはだいぶ身体を張っています。

-モザイクを掛けてるとはいえ、よくパンツ丸見えになるくらいのことはやっていますよね。

ゆあてゃん:少しでも殿方の興味を惹くためにも、そこは大切なことだよね。

睡花:違う、違う! そこ、変なふうに持ってかないで!

あゆゆ:動画を観てもらえれば分かるけど、そんなにエロくはないんですよ。私たち、エロさや下品さと弾けた楽しさの境界線はきっちり分けてますから。

-メンバーの中には、よくトイレでドッキリを仕掛ける方もいますよね。

睡花:BAD IVYは曲がかっこいいから、YouTuberとしての活動ではそのギャップを楽しんでもらいたいなと思って。

-一応確認しますが、BAD IVYは"アイドル活動を主軸に置いた上で、YouTuberとしても活動"をしている形ですよね。

ゆあてゃん:はい。よく"アイドルがYouTuberとしても活動してる"か"YouTuberがアイドルとしても活動している"のどっちかの見られ方をしますけど、うちらは"アイドルとしての顔"も"YouTuberとしての顔"も、どっちも自分なんです。個人的にはYouTuberのほうがわりと素の自分に近いけど、"アイドルとしてのBAD IVY"と"YouTuberとしてのBAD IVY"は違う存在としてやっています。

-一人一人、"アイドルとしての自分"と"YouTuberとしての自分"の違いや魅力を教えてください。

はに:YouTuberとしては結構バカみたいな感じ......っていうか日本語があまり得意じゃないし、みんなが分かっていても自分だけ理解できてないことも多いから、本当にバカなんですけど。アイドルとして踊っているときは"しっかりできるやん"みたいなギャップを感じてもらえるんじゃないかと思っています。BAD IVYは"かっこいい"がコンセプトだから、かっこいい表情も意識していますね。あと私はグループの中で最年少なので、末っ子キャラとしてもみんなに面倒を見てもらっています。

あゆゆ:私はアイドルになりたいなと思っていたときに見つけた"新規YouTuber x アイドルグループ オーディション"に応募したことがBAD IVYに入ったきっかけなんですけど、まさかYouTuberとしての活動がこんなに強いと知らなかったし、いざ活動を始めたら思った以上にがっつりYouTuberだったから最初は戸惑ったし、今もYouTuberとしていろんな壁にぶち当たっては、それを乗り越えてを繰り返しています。
BAD IVYは身体を張った企画が多いですけど、いくら自分で面白いことをやったと思っても、他のメンバーがそれ以上にぶっ飛んでるというか、奇想天外なことをやる人たちばかりなんです。しかも私は感覚派ではなく考える派なので、いきなり"大喜利して"と言われると戸惑ってしまうから、そこは頑張らなきゃと思っています。

睡花:でも、あゆゆは冷静に全体をまとめてくれるからそこは安心だし、だから無茶もできるんだよね。

あゆゆ:BAD IVYのメンバーは本当に五人五様で。コンセプトは同じなのに、得意なことも人格も全然違うよね。でもそこがいいんだろうし、気付いたら私はみんなの面倒を見てるママのようなポジションになっていました。

睡花:私は見た目だけだと"真面目"とか"大人しい"と思われがちですけど、全然そんなことはなくて......。

ゆあてゃん:暴走しちゃう。

睡花:そう(笑)、意外とふざけたことも言うし口も悪いから、見た目のイメージを払拭したくてYouTuberをやっていて。でも、アイドルの部分では見た目の印象通りにやったほうがいいなと思っているから、大人っぽさでやっています。グループ内での役割は......なんだろうね?

ゆあてゃん:ワード・センスがめっちゃいい!

睡花:なんか、"イキり"って言われるんですよ。

あゆゆ:役割が"イキり"ってちょっとヤバくない? でも、わりと俯瞰して周りを見てるよね。

ゆあてゃん:率先して何事もやるタイプじゃない?

睡花:あんまり悩んだりはしない。考える暇があったら、すぐに行動に移すタイプです。

ゆあてゃん:私は、アイドルをしているときは妖艶な感じにしつつ、アイドルらしい笑顔も届けられるようにと日頃から考えているんですけど、YouTuberのほうがわりと素の自分かもしれないですね。アイドルとして楽しむ自分とYouTuberとして楽しむ自分......総じて楽しいが一番なので。アイドルでもYouTubeでも、観てくれる人たちが楽しんでくれるようにいつも考えています。だから配信コンテンツはいつも全力です。そのぶん暴走もしちゃうし。私も睡花と同じく暴走系です。

睡花:同じ暴走でも、私は"今はやめておこう"と空気を読んで暴走をするけど、ゆあてゃんは暴走が止まらない!

あゆゆ:そう。1人で暴走する睡花タイプと、周りを巻き込んで事故るゆあてゃんタイプと、そこの違いはある。

ゆあてゃん:YouTubeっていうのは、こじんまりとまとまっちゃうと見応えがなくなると思うから、私はみんなの歯応えになろうと考えてやってるし、スルメみたいな女だと思ってもらえるように頑張ってます!

ひなぴ:私はあまり自己表現が得意じゃなくて、リアクションもちょっと薄かったりするし、ドッキリも素直に受け入れちゃうんですよ。でもアイドル活動のときはピンク担当だから、唯一かわいく魅せられるポジションとしてやっています。グループ内でのポジションは......なんだろう? なんでも受け入れちゃいます。NGなしです。

-そもそも、BAD IVYにNGはあるんですか?

睡花:ないよね。

ゆあてゃん:下ネタが入ったらピーッとかなるけど。

あゆゆ:私たちはアイドルなんで、下ネタすぎるのはちょっと......。

ゆあてゃん:私はOKです。

睡花:いや、ダメです。やめてください。何かやらかしても結局はピーッて入るけど、でもうちらはアイドルだから、面白さと下品さを履き違えないようにしています。

-あっ、皆さんアイドルですもんね。映像を観ていると、そういうのすっかり忘れてしまいます。

睡花:そこ、忘れないでくださいよー。

-BAD IVYは週に5本新規動画を投稿していて、すでに多くの動画がYouTube上にあります。それぞれ、観てほしい動画を教えてください。

睡花:プールに落とされたやつ("【ドッキリ】帰宅して即プールに突き落としてみたww")ですね。バッグまでびしょびしょになっちゃうし。裏話になるけど、その後ずぶ濡れ状態で片付けまで手伝わされましたからね。BAD IVYはトイレネタも多いし、私がよく仕掛けたり、仕掛けられたりもしていますけど、そういうネタが似合えば、内容も"トイレで何やってんだよ"となるくらい毎回面白いじゃないですか。そこで自分が輝けるのなら、これからも積極的にやっていこうと思っています。

ゆあてゃん:今やトイレの女王様だからね。

睡花:モザイク掛けてもらえるなら、なんでもできますよ。

あゆゆ:足ツボマッサージ("【大絶叫】激痛足ツボマッサージしたら痛すぎて大号泣ww")をしていただいたんですけど、日常にもこんな地獄があるんだって思うくらい痛かったです。私、YouTuberアイドルになる前まではわりと平凡な、普通に大学生をして、卒業してOLになってという生活をしていたから、"YouTuberってこんなことまでするんだ"って思いました。テレビでタレントさんが足ツボマッサージを受けて痛がっている映像を観ていても"そんなに痛くはないでしょ"と思っていたけど、そんなに痛かったです! あれはもう二度とやりたくない経験というくらい、本当につらかったですね。

ゆあてゃん:私も"育乳"("【30万人突破記念】念願の育乳サロンでまさかの○カップにwwww")で痛い映像を撮りました。オーディションのときに"BAD IVYのチャンネル登録者数が10万人増えるごとにバストアップする"という企画を個人的に約束したので、30万人を突破した記念に3カップ大きくしようって、1人で育乳サロンに行ったんです。あのときは痛みの次元が違いすぎて......人って、楽しい記憶よりも痛覚のほうが残るって言うじゃないですか。まさにそれ! 今でも思い出すだけで汗が止まらないくらい。あのときは痣が2週間は消えなかったですね。でも本当に3カップ上がってFカップになったからちゃんと効果が出たし、今でもキープしています。それに、カップが大きくなったことで自信が付いたのか、今まで以上に背筋を伸ばして歩くようになりました。

睡花:一時期、ピターッとした服を好んで着てたよね。

ゆあてゃん:だって、本当にアップできたら胸張りたくなるもん。

あゆゆ:そろそろ40万人になるから、またアップしに行かないとね。

ひなぴ:大食い企画って夢みたいな企画だから私は大好きなんですが、いつも食べ始めは楽しいけど、なぜか最後のほうになると言い合いが始まるんですよ。でも一番の問題が、大食い企画をやると胃が大きくなって、大食い企画じゃないときでもたくさん食べてしまうんです。私たちはアイドルだから衣裳が入らなくなると困るので、大食い企画をやった後は2日間ぐらいご飯を食べないようにして体型を元に戻すように努力してて。だから大食い企画は嬉しさと、その後の大変さがあるから、よく自分のキャラが分からなくなります。

はに:私は心霊スポットに行ったとき("心霊スポットで肝試ししたら呪われました。")ですね。あのときは2人1組の3チームに分かれて、私だけ1人で行ったんですけど、本当に怖くて。2人チームは照明も2台あったけど、私は1人だったから撮影のために自分を照らすと前を照らす照明がなくて、歩くときは目の前が真っ暗な状態で。怖すぎるから顔もまともに写せなくて、"もう無理!"とか叫んで天井とか写しちゃってるし。しかも集合場所に戻ったら誰もいなくて、私だけ取り残されて"えっ?"って状態で、置いてかれたと思って全力でみんなのところに走って。あの企画は本当に怖かったです。