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INTERVIEW

Japanese

超☆社会的サンダル

2024年02月号掲載

超☆社会的サンダル

Member:オニザワマシロ(Gt/Vo) ふじお(Ba) タケマスター(Gt) 林田 翔馬(Dr)

Interviewer:フジジュン

-ステージでの見た目も最高ですよね(笑)。あと、"出れんの!? サマソニ!? 2023"の入賞をはじめ、次々と結果を出してるじゃないですか?

ふじお:マジでちょうど1年前の"サンプラー(CHIKAMATSU SAMPLER 2023 収録権 選考ライブ)"からすべてが変わったよね? いつも出てるライヴハウスで、投票で選ばれたバンドでコンピレーションCDを作るって企画があったんですけど、それに勝った頃から、手応えのあるライヴができるようになって。

オニザワ:そうだね。その頃から、応募して忘れてたオーディションに受かりまくったり。

ふじお:"サマソニ(出れんの!? サマソニ!? 2023)"は2022年と同じ曲で応募したのに、なぜか2023年は受かって。たぶん、プロフィールとかめっちゃ大事なんだろうね。真面目なこと書くところでオニザワさんがめっちゃふざけて書いたから、インパクトがあったのかも(笑)。

-そこから一気に好転して、ライヴやサウンドも充実していって。

ふじお:そうですね。まず、リード・ギターが毎回違う人だったのがタケマスターが入ってくれて、林田さんも入って、サウンド的にも安定して。

オニザワ:ライヴで暴れても大丈夫だし、いつも天才とかかわいいとか言ってくれるし、何しても許してくれるからマジで大好き、大事。

-最近のライヴはどうですか? 一番変化した部分、ライヴで大事にしてることは?

オニザワ:う~ん、MCで言いたいことを言うようにするのと、嘘つかないようにしようっていうのと、あんまり酔っ払わないようにしようって感じかな?

林田:我々はオニザワさんにのびのびやってもらおうということだけで。オニザワさんがMCをしてるとき、曲振りのタイミングを間違えないようにしようってくらいですね。

ふじお:俺たちお喋りな子たちだから、喋っちゃうんだよね(笑)。

-今回、ミニ・アルバムに向けての新曲を作ったりもしたんですか?

オニザワ:ない。でも曲がボンボンできるから、入れたい曲を入れて。マジで自己紹介ソングを入れたって感じだよね?

林田:いつもライヴでやってるけど入れてない曲もあるし。

-ではそれぞれ、特に思い入れの強い曲を教えてください。

タケマスター:僕は「魚を追いかけて」ですかね。僕が加入して初めて作った曲で、ギター・フレーズをつけるのにめっちゃ苦戦した思い出もありますし。オニザワさんの曲は全部好きだけど、特に好きな曲ですね。

オニザワ:「魚を追いかけて」はマセガキをイメージして書いた曲なんだけど、昭和歌謡っぽくしたいと思って作った気がする。

ふじお:オニザワさん、ロックを解説するのは無粋だよ......?

オニザワ:わ、ヤバい! 今のは嘘で。オニザワはIQOSを魚のシールでデコるくらい魚が好きで、スマホのアプリでも"ねこ"ってマンボウを3年くらい飼ってるから、魚追いかけたかっただけ! 橋から2回くらい飛び込んでるから、魚が好きすぎて川に飛び込んじゃうかもしれないって歌です。

-あはは、わかりました(笑)。ふじお君と林田君の思い入れの強い曲は?

ふじお:全曲いいから選べないけど、やっぱり「ほんとの明日」かな?

林田:僕は「可愛いユナちゃん」ですね。この曲はレコーディングの当日までテンポ感も決まってなくて、速いバージョンと遅いバージョンを録って、"オニザワさんの気に入ったほうにしよう"って今のテンポ感になりました。超☆社会的サンダルは"ほかのバンドがやってない感じのビートにしよう"って意識的にやる曲もあるんですけど、「可愛いユナちゃん」はベーシックに立ち返って、みんながやってることしかやってなくて。それでもサウンドの面や曲へのアプローチ、ノリ感ってところで"自分的にはすごく成長だな"と思ったことを覚えてるし、それがみんなに愛聴してもらえてることに達成感があって、自分がいくつまでドラムを叩くかわからないですけど、いつまでもこの曲の感じは覚えてるだろうなというのを思ってます。

-オニザワさんは思い入れの強い曲、いかがでしょうか?

オニザワ:私は「17」かな? 永遠の17歳なんですけど、マジで17歳のときに作ったし、全然まだまだ17歳! ピチピチ!! みたいな感じだし、単純にカッコいいから好き。

-そんな会心のミニ・アルバムも完成して、今年はさらに活動の幅が広がっていくと思いますが、バンドとしての目標はありますか?

オニザワ:疲れたくない。なんか、いい枕とかにお金かけてもいいかな? と思えるメンタルになりたい。

ふじお:お金が欲しいってこと?

オニザワ:いや、精神的に。枕とか観葉植物にお金かけてもいいかな? と思えるような、精神的な余裕が欲しい。趣味でもやろうかな? 観葉植物の歌とか作りたい。毎日毎日、北千住で飲み歩くのはこりごりだよ。

-はい(笑)。みんなはどうですか?

ふじお:自分たちの好きなように、自分たちのペースでのびのびできたら、それが一番だと思います!