Japanese
QUEENS
Member:URUMU NANAMI MAHO EMIRY RINA HIKARU AYA
Interviewer:フジジュン
ただ待っていても波は起きないので、自分たちの力で波を起こしていきたい
-では、そんなHIKARUさんに聞きたいのですが、客観的に見たとき、QUEENSの他のグループにない魅力はどこにあると思いますか?
HIKARU:他のグループってメンバー・カラーとかあって、色で個性を見せるところがあるんですけど、QUEENSって色で分けるまでもなく、ライヴを観ただけで同じように見えないというか。それは自分が入る前からめっちゃ思ってて、それってアイドル・グループでなかなかいないんです。
-なるほど。こうしてお話を聞いてても、それぞれの個性がすごい立ってますしね。NANAMIさんは多くの楽曲の作詞作曲を担当しています。
NANAMI:そうですね。以前から音楽は自分の管轄という感じで、音楽のことは常に意識的に考えています。
-NANAMIさんを中心として作るQUEENSの独創的な音楽という太い軸があって、それを個性豊かなメンバーが固めていて、衣装から振付から、あらゆることをセルフプロデュースしていて。
NANAMI:そうなんですよ、すごいですよねぇ~。
-なんで他人事なんですか(笑)。
NANAMI:あはは。もともと私とMAHOは、作詞と振付に関しては"やりたいです!"って自主的にやらせてもらった感じだったので。そこから衣装やりたいとか、演出やりたいとか広がっていった感じで、"私、これできるから"とか"これやってみたい"って自分たちから言い出してやってるから、それぞれ自分の役割にプライドがあるんだと思います。
EMIRY:"グループのために何かしたい!"と思って、それぞれが自分のやれることを見つけてやるというのは、QUEENSだからこそだと思います。
-お互いがいい影響を与え合ってて、すごくいい関係性だと思います。本日1月16日にリリースしたシングル『冠波心掴』についても聞きたいのですが、まず1年4ヶ月ぶりのCDリリースとなりますけど、前作(2022年9月リリースのシングル『Lillight』)からの1年4ヶ月はQUEENSにとってどんな期間でした?
NANAMI:音楽的なところで見たら、編成が変わったことをきっかけに"新しいことをやろう"という期間で。ファンの方も7人の新しいQUEENSを受け入れるという作業が絶対あったと思うんですけど、7人で初めてのシングルという前作があって、今作までの期間に7人で地盤を固めて、全員が同じ方向を向いて作れたのが今作でした。
-"REBUILD(リビルド)"をテーマに、体制も楽曲ももう一度作り直すくらいの気持ちでやってきて、それが形になりつつあるのを感じたからこそ、"冠波心掴"という新たなテーマを掲げて、次のステージへ進もうとしているのが現在という感じですかね?
NANAMI:まさにそうです。新体制になって、"7人になりましたよ!"って自分たちの力で振り向かせようとやってきたことが、「WAVE」や"冠波心掴"のテーマに繋がったのかな? と思ってて。"波を起こそう"と言ってるんですけど、ただ待っていても波は起きないので、今は"自分たちの力で波を起こしていこう"という意識でやっています。AYAとHIKARUは、1年前に加入してくれてからすごいめまぐるしかったと思うんですが、新しく入ってきたから"何かやってあげなきゃ"とか思うんだけど、"全然気にしないでくださいよ"って感じで、すごく頼もしくて。
EMIRY:"私たちできますから!"って感じだったよね(笑)。
NANAMI:入ってすぐにツアーがあって、いきなりふたりのダンスのコーナーとかがあって。"こんなにやらされるんですか!?"みたいになってたと思うんですけど、ちゃんとやり遂げてくれて(笑)。
AYA:度胸はつきました、"なんでも来い!"みたいな(笑)。私はデビューの1ヶ月くらい前にみんなと会ったんですけど、オーラがすごいあってびっくりしちゃって。そのときから"これは生ぬるい気持ちで入っちゃダメだ"と思って覚悟を決めて入ったんですけど、1年半くらい経って、『冠波心掴』ではやっと自分たちらしさも出せてきたかな? と思いながらリリースやツアーに臨みました。
-たくましいです! 改めて、最新シングル『冠波心掴』はどんな作品になったでしょうか?
NANAMI:「WAVE」は久々のシングルということで、タイトル曲として現在のQUEENSを詰め込んだ曲になっていて、「Bullet」はライヴでしか聴けなかった曲なので"お待たせしました!"という感じなんですが、「Bullet」も「ANNIVERSARY」もすでにライヴで盛り上がってる曲なんで、そこに最新型の「WAVE」を入れたことに意味があって。ライヴを観て好きになってくれた方に、日常で音源を聴いてもらえることもすごく嬉しいです。
-「WAVE」はロックからラップ・パート、EDMに展開してとすごく斬新な曲になっていますが、新体制になってまったく違った音楽性になってという感じではなく、ロックという芯の部分は変わらずに表現を進化させた楽曲になってて。「Bullet」や「ANNIVERSARY」と一緒に聴くことで、それがより理解できる作品になってると思います。
NANAMI:ありがとうございます! 思った通りに伝わっていて、良かったです。
-じゃあ、そのまま書かせていただきます(笑)。では、最後に1月21日の"QUEENS 6th ANNIVERSARY LIVE"に向けての意気込みをそれぞれ聞かせてください。
EMIRY:"もう6周年なんだ"って気持ちもありますし、6年もお祝いしてもらえるグループがあるというのもすごく嬉しくて。QUEENSは常に進化してきたグループなので、最初からQUEENSを応援してくれていた人から最近知ってくれた人まで、今のQUEENSをみんなに観てほしいと思います。今のQUEENSが一番カッコいいです!
URUMU:私も6年続けていると、解散や休止していくグループもたくさん見送ってきているので、6周年を迎えられることがすごく嬉しいなというのと、この7人で6周年を迎えられることが本当に嬉しくて。去年とは全然違ったQUEENSを見せられると思いますし、私も今のQUEENSが一番カッコいいと思っているので、ぜひ現在の姿を観に来てほしいですね。"うちら、ここまで続けてこれてすごいぞ!"ってところを見てもらって、みんなにお祝いしてもらいたいです。
RINA:私もQUEENSが6年やれたことが嬉しいし、"6年経ったんだな"というのもしみじみ感じますし。ここに来るまでファンの人にたくさん支えられてきたと思うので、感謝の気持ちを精いっぱい伝えたいなと思っていて。"冠波心掴ツアー"のファイナルを終えたあと、"今の7人のライヴがすごく良かった"という声も聞けたし、自分も実感することができたので、6周年ライヴではそれも超えた7人の最高のライヴを届けて、もっといい日にしたいです。
MAHO:私たちがQUEENSを6年続けてこれたのって、ファンの方がずっと応援してくれるからであって。ファンのみんなは私たちの6周年をお祝いしに来てくれるかもしれないですけど、私たちはQUEENSを6年続けさせてくれたことの"ありがとう"をしっかり伝えるライヴにしたいと思っています。しばらくライヴに来れてない方にも"QUEENSを好きになってくれてありがとう"と伝えたいので、"全員来て!"って感じです。
AYA:私は5周年のときに入ったばかりだったんですが、6周年はこのグループを一緒に作ったと思える周年ライヴになると思うので、さらにQUEENSを盛り上げられるようにみんなと盛大にお祝いしたいですし、"冠波心掴ツアー"で知った人にも参加してもらって、たくさんの人と楽しい空間を作りたいという気持ちでワクワクしています。
HIKARU:私も5周年のときは正直、自信を持ってステージに立てていなかったんですけど、1年半やってきてるので、6周年は自信と熱量を持ってやってやるぞ! って気持ちです。気合だけはマジ負けません!!
NANAMI:QUEENSってあまり多くを語らないというか、背中で見せるタイプのグループで。新曲を出すスパンも本当に早いですし、後ろを振り向かずに、前へ前へ進むのがデフォルトなんですけど、周年だけは年に一度立ち止まって、自分たちの足跡を振り返ることに意味があるライヴだと思ってて。周年のときだけはいつもついてきてくれて、支えてくれてるファンの方々に"みんなのおかげだよ"という感謝の気持ちをしっかり伝えて、グループの歴史を振り返って、6年の歴史をライヴという形でみなさんにお見せして、長く応援してくれてる人も、新しく好きになってくれた人も一緒になってお祝いしてもらって、クソデカな感情が生まれるライヴになればいいなと思ってます。私もすごく楽しみにしているので、みんなも楽しみにしていてください。
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