Japanese
FUNNY THINK
Member:金野 一晟(Gt/Vo) Marcy(Ba/Cho) 森 亨一(Dr/Cho)
Interviewer:高橋 美穂
岩手在住の3ピース・バンド、FUNNY THINKがニュー・シングル「GOLD YOUTH」をリリースした。金野一晟が中学3年生のときにHi-STANDARDの「STAY GOLD」に出会って結成したバンドが、10年を経たタイミングで"GOLD"を掲げた楽曲をリリースする――という物語を聞くだけでもワクワクしないだろうか? 楽曲もピュアでストレートな日本語詞が伸びやかに響いてきて、"東北のいいところ"を映し出したようなバンドだと思う。Skream!には初登場ということで、結成のいきさつからここまでの歩みを、改めて聞かせてもらった。
-Skream!には初登場ではありますが、バンドの歴史は意外と長いですよね。
金野:はい。年齢のわりに長いのかなと思います。
-でも、新曲の「GOLD YOUTH」を聴かせていただくと、振り返りたくなるようなフレーズも出てきて、ぴったりなタイミングでもあると思うので、ちょっと遡ってお話をうかがいたいのですが。そのフレーズというのは、"初めは15の夏頃で/STAY GOLDが胸を焦がしていた"で、まさにこの頃、Hi-STANDARDの「STAY GOLD」を聴いてバンドを結成したということなんでしょうか。
金野:はい、ほんとにそのままでございます。15歳の夏頃にハイスタ(Hi-STANDARD)に出会って結成したのがFUNNY THINKですね。
-お若いので出会いは後追いだと思うんですが、ハイスタの、「STAY GOLD」のどういうところに惹かれたんでしょうか?
金野:それまでも音楽自体は好きだったんですけど、パンクは通っていなくって。でも、中学校の教育実習に来ていた方にHi-STANDARDを教えてもらって、今まで聴いたことのないような感じに衝撃を受けました。『Live at TOHOKU AIR JAM 2012』のDVDを家で何回も観て、圧倒的なヒーロー感があって。そこで真似事じゃないですけど、Hi-STANDARDのコピー・バンドから始まったんです。
-いい教育実習の先生が来ましたね。
金野:そうですね。NOFXとHi-STANDARDが好きだったのは覚えています。
-うらやましい(笑)! でも、リスナーとしてハマっただけではなく、バンドをやりたいという衝動にかられたんですね。
金野:そうです。ちょうど部活も引退するタイミングで、俺は野球部、森君がサッカー部で。中学校の同じクラスで、よく遊んでいた友達だったんですけど、俺がバンドをやりたくなって、ドラムを持ってもいない森君に"お前は今日からドラムだ"と言うところから始まりました。
-え!? 楽器も指定だったんですか? ただ"一緒にバンドやろう"だけじゃなくって。
金野:はい、指定制でしたね(笑)。
-なんで森さんはドラムだったんですか?
金野:なんか、ドラムっぽいというか(笑)。わかんないっすけど。たしかに、なんでだったんだろう?
森:ドラムっぽくはないよ(笑)。
-言われた森さんは、"なんで俺がドラム?"って思ったんじゃないんですか?
森:そうですね(笑)。"お前は今日からドラムだ"って言われたとき、LINEのグループに招待されまして。当時は中学校3年生で、部活も引退していて、よく放課後に遊んでいたので、"今度どっかで遊ぼう"みたいなグループだと思ったんですよね。そうしたら"今日からドラムだ"っていうことで、右も左も意味もわかんない状態だったんですけど(笑)。"これで良かった!"って思ったっていう。
-まさか、そこから10年もドラムを叩き続けるとは。
森:それは、ほんっとに思っていなかった。部活を引退して、やることなくなって、楽器で遊ぼうみたいな感じだと思ったんですよね。
金野:でも、最初はそうでしたよ。家に集まって遊ぶのが、たまたまバンドだったっていうところから始まりましたね。
-気になったのが、資料を拝見したら森さんの好きなミュージシャンがGReeeeNやいきものがかり、ナオト・インティライミさんで、ハイスタとかパンク系じゃないっていう。
森:そうですね。もともと、そのあたりを聴いてきた人間だったので、バンドっていうものには触れていなかったんですけど、それこそ遊んでいるときに金野からGREEN DAYとハイスタのCDを借りて、すごいかっこいいなと思って。そっからバンドも聴くようになったっていう。
-グリーンはグリーンでも、違うグリーンに行ったったっていう。
森:正直、最初はGReeeeNのアルバムだと思ったんですよ。
-本当に(笑)!?
森:見たことないジャケットだったので、初期の貴重なやつかもしれないと思って聴いたら、"違いすぎるな"って気づきました(笑)。
-そんなおふたりは、大船渡の出身なんですよね。
金野:そうです。大船渡出身で、ずっと一緒ですね。
-大船渡といえば、KESEN ROCK FREAKSがあるじゃないですか。そして東日本大震災もあった。出身地は、自分たちに影響をもたらしていると思いますか?
金野:思いますね。震災があって、ライヴハウスが地元にできて、遊びに行くようになって。ステージに立っているバンドがヒーローのように見えて、そこに憧れて、自分もそうなりたい、背中を押したいっていう気持ちが芽生えたので。楽曲も、前向きになれるような、明るいものが多いのは、地元の経験から来ていると思いますね。
-(KESEN ROCK)FREAKSで観たライヴでは、特にどんなものが強く記憶に残っていますか?
金野:いっぱいあるんですけど、俺はKen YokoyamaとNAMBA69のツーマン("Ken Yokoyama「Nippon Its Tour」")。あとはBRAHMAN、ONE OK ROCK("東北ライブハウス大作戦 ACOUSTIC TOUR")あたりが印象深いですね。
森:僕は、初めてちゃんとライヴを観に行ったのは10-FEETだったんですけど、学生限定だったんですよ("『東日本大作戦 第二章』TOUR 一幕")。それはめちゃめちゃ覚えていますね。
金野:すごかったね。
森:ゴッチゴチのキッズが集まっていて。僕はノリ方すらわかんなかったんですけど、ダイブやモッシュを目の当たりにして、面白いな! って思ったっていう。
-そうやってお客さんとしてライヴを観に行きながら、自分たちもバンドをやっていた時期だと思うんですが、当時と今と音楽性は変わりましたか?
金野:そうですね。大船渡にいたときは英詞でメロコアをやっていたので、今のような音楽性になったのは盛岡に来てからになりますね。
-それは、なんで変わったんですか?
金野:音楽で勝負していきたい、っていう気持ちになりまして。そういうなかで、人に何かを伝えたい、メッセージ性を大事にしたいっていうところで、英詞だと歌詞カードを見ないと(意味が)わからないじゃないですか。だから、ライヴを1回観ただけでも伝わるように日本語詞にしたっていう経緯があります。
-最初は遊びの延長で、楽しくて、憧れで始めたバンドが、より自分たちのものになった時期に盛岡に行ったっていう?
金野:そうですね。高校生のときまでは大船渡で活動していたんですけど、まだ音楽をやりたいな、音楽で夢を見たいなって思って。一番大きな理由は、(盛岡市で開催されている)"いしがきMUSIC FESTIVAL"ですね。ここに出続けたいなって思って。高校2年生のときにも、高校生ステージみたいなところに出させてもらったんですけど、"いしがき(MUSIC FESTIVAL)"がある(Club)Changeがあるっていうところで、盛岡に来ました。
-そこからMarcyさんが加入されたという意味でも、大きなターニング・ポイントだったと思うんですが。資料でMarcyさんの好きなミュージシャンも拝見しましたが、MEGADETHにDREAM THEATERっていうところで、金野さんとも森さんとも違いますよね。
Marcy:そうですね。もともとメタルとかハードコアから音楽に入って、高校時代にはコピーとかもしていたんですけど、やっぱFUNNY THINK と出会うきっかけはHi-STANDARDになるんですよ。DREAM THEATERとか、難解じゃないですか。そういうのとは違うストレートさ、素直さがパンクにはあるので。それに衝撃を受けて、メロコアのバンドをやったりもしていたんですよ。それから、盛岡の先輩後輩みたいな感じでFUNNY THINKと知り合って、っていう経緯があります。
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