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INTERVIEW

Japanese

Tsukasa Inoue

2023年09月号掲載

Tsukasa Inoue

fox capture plan、THE JUNEJULYAUGUSTのドラマーやjizueのサポート・ドラマーとしても活動するTsukasa Inoue。9月20日にリリースした自身2枚目のアルバム『Helix』には、ゲストとしてZIN、Jun Futamata、Madoki Yamasakiなど様々なジャンルで活躍するアーティストたちが集結した。10月28日にはビルボードライブ横浜にてリリース公演 [Tsukasa Inoue -Billboard Live "Helix"-]を開催する彼に、本作についてメール・インタビューで訊いた。

-ソロとしては、Skream!初登場になります。自己紹介をお願いします。

初めまして。Tsukasa Inoueです。普段は井上 司として、fox capture plan、THE JUNEJULYAUGUSTや、いろんなサポート・ドラマーとして活動しつつ、トラックメイクをしてソロで活動しています。

-ソロ活動を始めたきっかけなどはあったのでしょうか?

もともと僕が所属するfox capture planでお世話になってるレーベル"Playwright"から、コロナ初期にそれぞれ所属ミュージシャンがソロ完結の曲を持ち寄る企画がきっかけです。それまで劇伴などで映画音楽やドラマ音楽など曲提供はしていましたが、自分名義の曲のアウトプットはそのときが初でしたね。

-Tsukasa Inoueとしての音楽性について教えてください。

普段のドラマーとしての感覚とは別の感覚で作ってるというか。もともと子供の頃から慣れ親しんできた、ヒップホップやブレイクビーツからの影響は特に濃いと思います。

-特に影響を受けたアーティストはいますか?

ソロ活動においての影響を受けたアーティストといえば、PREFUSE 73や、DDAY ONE、WU-TANG CLANのRZAあたりはかなり影響受けてる気がします。

-ニュー・アルバム『Helix』の完成おめでとうございます。今の心境はいかがですか?

1stアルバム『EVOLVƎ』(2022年リリース)から1年で2枚目を出すことになるとは考えても見なかったのですが、時間のわりにゆったり自分の好みをとにかく追求して詰め込めれました。リリースできることには安堵ですが、すでに僕にとっては過去の作品になるので次はどう楽しむ作品を作ろうかなといろいろ考え始めてます。

-最新作『Helix』のテーマやコンセプトを教えてください。

1stの『EVOLVƎ』はデジタルvsアナログ的テーマが根底にあったんですが、今作はより僕自身のパーソナルな部分、血が通ってるような人間味の部分が制作当初からのテーマにはありましたね。

-統一された世界観はありつつも多彩な作品ですが、制作にあたって背景となった作品やイメージはあったのでしょうか?

特にアルバムの背景になるような作品があったわけではないですが、何かいろんな紆余曲折があるようなストーリーの映画仕立てにしたいイメージはありました。

-『Helix』の制作にあたって作曲で意識した点や、苦労したポイントはありますか?

アルバムの曲順や並びは最初は意識しすぎず、自分が今一緒にやりたい人たちをそれぞれ思い浮かべながら作曲してた記憶があります。

-『Helix』収録曲で思い入れのある楽曲や気に入っている曲はありますか。理由も含め教えてください。

全曲濃厚なのでお気に入りですが、「Genuine (feat. manzoo, ZIN)」は印象的な曲です。まだアルバムの青写真も何も思い浮かべてなかったときに、去年の1st『EVOLVƎ』のリリース・パーティー("TSUKASA INOUE Conceptual Art Show Collection -EVOLVƎ-")をBLUE NOTE TOKYOでやらせてもらったんですが、そこでアルバムにはない何かさらにプラスのフックになるような曲をやりたくて作った気がします。大神:OHGA(manzoo)さんのラップもZIN君の歌も素晴らしくて、できあがった時点で自分が想像してた遥か上のものができて。この曲ができたことで、『Helix』のテーマ、人間味というところへの繋がりが開けた気がします。あとは、ラストの「Life (Dear Grandma) (feat. manzoo. NEMNE)」ですね。実際に僕の子供時代の細かなエピソードをラップにしてもらってるんですが、いろいろ心配かけた祖母への恩返しのような曲ですね。今、その祖母が病魔と戦ってるので、その応援も兼ねて作りました。ミュージシャンとして、人生でここまでパーソナルな1曲があるのは印象的に思えました。

-Disc2にはセルフ・リミックスを施したアナザー・バージョンが収録されています。選曲や曲順はどのように行われたのでしょうか?

まずは、もとのアルバムに入ってる「Wish」をリミックスで遊んでみたくなって。もともとあの曲はMVで出してるように、ダンサーが大勢で葛藤や喜怒哀楽を表現するMVを作りたくて、MVのイメージから曲を作りました。僕ひとりで完結してる曲なだけにいろいろ遊びの余白も多くて。あとは、もともと曲を一度解体して再構築するのが、僕の中で1stのすぐあとから、"REシリーズ"として何度もリミックス・アルバムを出してまして。なので、今回もやるのは自然な流れでしたね。

-ライヴやツアー、リリースなど、これから予定されている活動はありますか?

まずは10月28日ビルボードライブ横浜にて『Helix』リリース公演([Tsukasa Inoue -Billboard Live "Helix"-])を行います! アルバムに参加してくれたゲストも何人か出演してくれますし、かなり濃厚なショーになると思います。ちなみにライヴでは、アルバムで打ち込みで完結してる曲とかも生アレンジにしてドラム叩く予定です。あと少し先かもですが、ソロ・ツアーも今計画してて、いろいろ詳細は今後出て行くと思います!

-今後の展望や目標とする場所はありますか? ソロ活動でも、バンド活動としてでも構いません。

ソロとしては、海外アーティストとのコラボも計画中ですね。ひとりなぶん身軽なので、フットワークは軽く動いていこうと思ってます。巧遅は拙速に如かずじゃないですけど、まずは踏み込んでそこからトライアンドエラーを繰り返してどんどん大きい世界を見ていきたいなと思います。バンドとしてはfox capture planはコロナ禍でかなり制作に没頭してた部分もあるので、どんどんライヴをやっていこうかと思いますし、すでに7年先の結成20周年くらいまでの計画は考えてあるので(笑)、バンドはバンドで突き進んで行きます!

-最後にSkream!読者にメッセージをお願いします。

いつも応援ありがとうございます! 初めましての方はまずなんとなくBGM代わりにでも、"Tsukasa Inoue"で検索してアルバムを聴いてみてください。脳内音楽旅行の一助として没入感を感じてほしいと思います! そして、10月28日ビルボードライブ横浜に良ければ気軽に遊びに来てください!

RELEASE INFORMATION

Tsukasa Inoue
2nd ALBUM
『Helix』

PWT-120/¥3,500(税込)
[Playwright]
NOW ON SALE
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