Japanese
あたらよ
2021年10月号掲載
Member:ひとみ(Vo/Gt) まーしー(Gt) たけお(Ba) たなぱい(Dr)
Interviewer:秦 理絵
始動からわずか10ヶ月にして、バンド初のオリジナル曲「10月無口な君を忘れる」のミュージック・ビデオが2,500万回再生を記録している4人組バンド、あたらよ。"悲しみをたべて育つバンド。"というキャッチコピーを掲げる彼女たちの楽曲の根底には、どれも大切な人との別れにともなう大きな喪失感が漂っている。そんなあたらよが10月4日にリリースした最新EP『夜明け前』は、まだ謎のベールに包まれたバンドの可能性が強く感じられる1枚になった。ヴォーカル&ギター、ひとみの楽曲にメンバーが惚れ込んで結成されたという彼らは、どのようにして、あたらよになったのか。なぜ、あたらよは悲しみを歌うのか。話を訊いた。
-先日9月3日に渋谷TOKIO TOKYOで開催された初のワンマン・ライヴ[あたらよ Premium Live "夜明け前"]は、ちょっと緊張してたみたいですね。
たなぱい:ちょっとどころじゃなかったです(笑)。
ひとみ:かなり緊張してました(笑)。でも、ファンの方がすごくあったかくて。歌っていくうちに、"あ、そんなに緊張しなくて大丈夫なんだ。この方たちならちゃんと聴いてくれる"って思えるようになって。だんだん緊張が解けていきました。
まーしー:ド頭はヤバかったよね、本当に。
たなぱい:震えが止まらなくて。
-たけおさんは?
たけお:始まる前のほうが緊張したかもしれないです。心臓がバクバクでもう無理って感じでした。
-最後はアンコールの手拍子が鳴りやまなくて。アンコールは予定していなかったから、「夏霞」を2回披露するという流れになりましたね。
ひとみ:そうですね。1曲目に「夏霞」をやったときに、緊張で実力のほとんどが出せてない状態だったので、もう1回ちゃんとしたのを聴かせようって。
たなぱい:自分もすっきりした状態で「夏霞」をやれたので。嬉しかったです。
まーしー:アンコールを予定していなかったので"終演しました"みたいなアナウンスが流れたんですけど。出ていったら、みんな待ってましたっていう感じで迎えてくれて。あったかかったですね。
-自分たちにとって、どんな意味を持つライヴになったと思いますか?
ひとみ:私たちはライヴの経験を積んでいったわけじゃなくて、SNSで急激に聴いてくれる方が増えたバンドなので。数字は伸びてるけど、実際にファンの方にお会いしたことがなかったから、あんまり実感がなかったんです。やっぱり直接お客さんの表情を見ながら演奏していくうちに、こんなにたくさん聴いてくれる人がいるんだっていうことを実感できた。これからのモチベーションにも繋がる、すごくいい経験だったなと思います。
-今話に出たとおり、初のオリジナル曲「10月無口な君を忘れる」のMVが2,400万回というすごい再生数(※取材は9月上旬)を記録しています。この状況はどう受け止めていますか?
ひとみ:最近やっと実感が湧いてきましたね。ずっと状況に心が追いついてなかったです。スピードがすごかったから。
まーしー:1,000万ぐらいのときは現実かどうかわからなかった。本当に!? みたいな。
たなぱい:それこそライヴをしてなかったので、数字だけが伸びてる感じがして。もう全然わかんないっていうか。この間やっとライヴができて、本当に自分たちを好きで聴いてくれる人がいるっていうのが、データじゃなくて人間として目で見えて。ここから始まるんだなっていうのはありましたね。
-もともと「10月無口な君を忘れる」は、ひとみさんが弾き語りで弾いていた曲で、この曲がきっかけでバンドが結成されたそうですね。
まーしー:当時、俺とたなぱいがお酒を飲みに行ってて。ふたりとも音楽が大好きなので、熱くなってきたんですよね。こういう音楽をやりたいみたいな。で、たまたまTwitterで、ひとみの「10月無口な君を忘れる」の弾き語りの動画を観た瞬間にすごい電撃が走ったんです。"これだ!"って。すぐお会計をして外に出て、ひとみに電話をかけて、無理矢理スタジオに呼びだしたっていうのが始まりですね。
ひとみ:いや、もう何を言ってるのか、ほとんどわからないんです。酔っ払いすぎて(笑)。
まーしー:たなぱいと必死に"絶対バンドやるぞ"って言ってね。
たなぱい:誰かにとられる前にって思ったんですよ。誰かが先に声を掛けるよりも、とにかく一緒にバンドをやりたいって思って。
-ひとみさん争奪戦(笑)。
ひとみ:そんな感じだったんだ。
-ひとみさんの曲を聴いたときに何が衝撃的だったんですか?
まーしー:言葉にしづらいなぁ、それ。たなぱいはどう?
たなぱい:俺自身はひとみの詞が好きで。詞で感情を伝えるというか、人の想いを代弁してるから、それが自分のなかでグサッときたっていうのがひとつ。あとは弾き語りってアレンジ自体がシンプルじゃないですか。それを、もしバンドでやったら、こういうアレンジができるかな、とか。お客さんの心を鷲掴みにできるんじゃないかっていうのもアイディアが湧いたんですよね、パッと聴いた瞬間に。
-その3人にたけおさんが加わって、あたらよになっていくわけですよね。
まーしー:ひとみの歌を聴かせるバンドがやりたくて。今流行りのベーシストってバキバキに弾く人が多いと思うんですけど、たけおは、ヴォーカルが前に出てるときはルートを弾くとか、動いてても歌に被ってこない。心地よいけど、引きが上手いベーシストで。たけおも、"スタジオに入れる?"って強めに言って来てもらいました。
たけお:すごい圧で言われたんです(笑)。で、やってみるかっていう感じで。ひとみの「10月無口な君を忘れる」を聴いて、これをもっと良くしたいなって思ったんですよね。
-「10月無口な君を忘れる」は、ひとみさんは、どういう想いで作った曲だったんですか?
ひとみ:作ったのは、実は10月じゃなくて夏だったんです。私的に悲しい出来事があって。恋愛系なんですけど。このふたり(まーしーとたなぱい)に慰めてもらってて。「10月無口な君を忘れる」を書くまでは、自分の感情を出すような曲を書いてなかったんです。
-ちょっと意外ですね。
ひとみ:感情を歌にするというより、言葉並びを楽しんでるというか。風景とか情景を書き連ねていく、みたいな感じだったんですけど。そこでリミッターが外れて。これを書いたら、いろいろな人に刺さってくれたみたいで。
-「10月無口な君を忘れる」は冒頭の語りが印象的ですけど、これは弾き語りの段階からあったんですか?
たなぱい:なかったです。
ひとみ:最初にふたりが聴いた音源は、バンドインするBメロからサビまでの短い尺を上げてたんですよ。で、曲をフルで作ろうって考えたときに、Aメロどうしよう? ってなって。普段私はひとりで、ギターでコードを鳴らしながら、詞と曲が一緒に出てくるタイプなんですね。メロディにのった詞が出てきて、それを組み合わせて作っていくんですけど。そのときに、たまたま喋ってたんですよね。"おはよう"っていうセリフで。
-メロディではなかったんですね。
ひとみ:はい。それも、もとのセリフはすごい長さの尺を喋ってたんです。この曲を作ったのが専門学校にいた時期で、周りが常に新しいものを発信している状況だったから、何か違うものを作りたいっていう意思もあったんですよ。それで、あえてセリフはどうだろうって思いついて、やってみたら、メンバーも気に入ってくれて。
まーしー:うん、良かった。聞いたことがなかったので新しいなって。
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