Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

DISC REVIEW

Japanese

2022年03月号掲載

極夜において月は語らず

あたらよ

『極夜において月は語らず』

Release Date : 2022-03-23
Label : A.S.A.B

"THE FIRST TAKE"でも披露され話題の代表曲「10月無口な君を忘れる」や「夏霞」を始め、忘れられない"君"の残像を探す「交差点」、「極夜」、"君"への思いを日記のようにストレートに綴る「悲しいラブソング」、「嘘つき」など、"悲しみをたべて育つバンド"を象徴する"別れ"を歌った楽曲が並ぶ1stアルバム。ひとみ(Vo/Gt)が紡ぐ、素直な感情を吐露した人間味溢れる"生きた言葉"たちは、儚くも体温のような温かさをもって聴く者の心に溶け込む。そんな彼女の繊細な歌声を引き立て、エモーショナルに盛り上げるバンド・サウンドもまた、多彩なアレンジにより様々な角度から悲しみや孤独を表現。そのどれもが痛いほど胸に突き刺さり、そして寄り添うように心に残っていく。(中尾 佳奈)


Related DISC REVIEW

極夜において月は語らず

"THE FIRST TAKE"でも披露され話題の代表曲「10月無口な君を忘れる」や「夏霞」を始め、忘れられない"君"の残像を探す「交差点」、「極夜」、"君"への思いを日記のようにストレートに綴る「悲しいラブソング」、「嘘つき」など、"悲しみをたべて育つバンド"を象徴する"別れ"を歌った楽曲が並ぶ1stアルバム。ひとみ(Vo/Gt)が紡ぐ、素直な感情を吐露した人間味溢れる"生きた言葉"たちは、儚くも体温のような温かさをもって聴く者の心に溶け込む。そんな彼女の繊細な歌声を引き立て、エモーショナルに盛り上げるバンド・サウンドもまた、多彩なアレンジにより様々な角度から悲しみや孤独を表現。そのどれもが痛いほど胸に突き刺さり、そして寄り添うように心に残っていく。(中尾 佳奈)


夜明け前

どんなに時間を重ねても脳裏から消えない"無口な君"の顔。そんな忘れられない思い出を切々と歌い上げる「10月無口な君を忘れる」が、バンド初のオリジナル曲ながら、2,500万回再生(※2021年9月現在)を記録している4人組バンド、あたらよ。初の7曲入りEPは、"悲しみをたべて育つバンド。"を標榜するバンドのアイデンティティが深く刻まれた1枚だ。ヴォーカル、ひとみが手掛ける繊細なメロディに寄り添い、起伏に富んだアレンジ。ストレートなギター・ロックを主体に、艶やかなピアノにのせて"あの夏"に散った恋心を描いた「夏霞」など、楽曲ごとに異なるアプローチで完成された全7曲からは、2021年下半期に登場した大型新人バンドの"この先"への期待も高まる。(秦 理絵)