Japanese
LONGMAN
2021年06月号掲載
Member:さわ(Ba/Vo) ひらい(Gt/Vo) ほりほり(Dr)
Interviewer:吉羽 さおり
おなじみの、"LONGMAN、はじまるよっ"というコールでスタートする「Opening」で幕を開け、疾走感のあるメロディックあり、ホーンが高鳴る青春のアンセムあり、哀愁感をほとばしらせた曲から変幻自在な味のミックスがポップでスリリングな曲、そしてエヴァーグリーンな歌心で紡ぐ曲と、LONGMANのニュー・スタンダードたる7曲が揃った、ミニ・アルバム『This is Youth』。曲の精度やサウンドを磨き上げたバンドの成長を窺わせ、一方ではバンドが好き、メロディックが好きだという、ピュアな衝動感もあらわになった。そんなタフさと幸福感とが両立している。コロナ禍でライヴができない状況下ではあったが、その飢餓感やふつふつと湧く思いも、強力なグッド・メロディへと昇華された作品だ。
-5月現在、昨年リリースしたメジャー・デビュー・1stフル・アルバム『Just A Boy』のツアー[LONGMAN TOUR 2021 "Just A Boys & Girl Season2"]を回っているところですが。久々のツアー、有観客のライヴはどうですか?
ひらい:やっぱりお客さんが目の前にいるというだけで、改めて音楽のやりがいを実感できていますね。昨年はライヴを想像するばかりだったので。実際にお客さんの目の前で音楽ができて、またお客さんが喜んでくれているからこそ、それが原動力となって頑張れているところはありますね。
さわ:これこれ! ってなりました。でも、前みたいに、お客さんが自由に動けるわけじゃないので。そこがちょっと、ごめんなさいじゃないけど──
ほりほり:うん、1歩ずつやっていこうという感じですね。
さわ:でもフロアの決められた枠内で、ひとりでスカ・ダンスしていたり、それぞれの楽しみ方で観てくれているので。それはそれでいいことなのかなって思っています。
-これまでとは違うこともあるけれど、そのぶん曲を聴いてもらえるようなライヴでもありますしね。昨年ライヴができない間には、曲作り、制作にじっくりと向き合った感じですか。
ひらい:そうですね。逆にこんなに時間をかけて作れることはないと思うので。そこは一音一音、追求しながらという感じでやっていましたね。
-その曲作りにDTM、パソコンでの制作を導入して、革命が起きたそうで。
ひらい:革命でした(笑)。パソコンで作るのが、こんな楽しいんやっていう。
さわ:今までの私らがアナログすぎた(笑)。
ひらい:これまでは、僕の脳内にあることを具現化してもらうためにふたりに伝えるのが、結構大変だったんです。そこをパソコンで具現化して、デモを渡せるようになったことでスムーズになりましたし。デモとして形にするまでに、自分でいろんなことを試して出せるので。完成度的には上がったんじゃないかなというのはあります。
-今までDTMを導入するというのは考えていなかったんですか。
ひらい:早くやれば良かったんですけどね......なかなか追い込まれないとやらないもので。導入するとなったら、勉強の時間もいるし。そう考えると昨年は時間しかなかったので。あとはDTMで作ることで、他の楽器への理解も深まったから。そういう意味でもやって良かったなと思いますね。
さわ:今までは口頭で、"ここはグワっとする感じで"とかだったしね。
ほりほり:"速い感じで"とか。速い感じってなんやねんっていう。
ひらい:スタジオで何パターンもやってもらって、"今のがいい!"って録音をしておくとかね。これだっていうものや、いいアイディアが出るまで何テイクもやってもらっていたので。そういう作業をいったん、ひとりでできるとなったのは強いかなと思います。
-3人とも家でそういう作業ができるようになった感じですか。
ほりほり:僕も勉強はしたんですけど、ひらいさんが作ったのがあればいいなと思ったので。
ひらい:パソコンでやるのは僕だけで。最終的にはみんなでスタジオに入って、細かいところを詰めていくというのは以前と変わらないんです。
さわ:やっぱりほりほりもドラマーとしてのアイディアがあるしね。
ほりほり:自我があるので。なかなか言われるままできなかったんです。
さわ:そういうひらいさんの意見とほりほりの意見のいいとこ取りで、今回の名曲たちが作れたので。すごくいいものになったなって思います。
-はい、粒ぞろいのミニ・アルバムですよね。グッド・メロディでパワーがあって、何周もしちゃうような作品だなと。
ひらい:よかった。
-曲数としてもかなり作っていた中から選んだそうですね。
ひらい:そうですね、30曲くらい作っていました。
ほりほり:そこは、いつもと違って追われることなく、のびのびできたのもあるんじゃないですかね。
ひらい:それは大きいかな。今まではどうしてもライヴや締め切りもあったし。今回に関しては、何もそういうものがなく。
ほりほり:趣味みたいな感じでね。
さわ:作りたいときに、作りたい曲を作るっていう。
ほりほり:ひらいさんは、趣味を見つけた子供ばりに楽しくDTMやってましたね。ずっと"DTMおもろいんやって!"って言っていて。それが微笑ましかったですね。
ひらい:はははは(笑)。
-それで曲ができるたびにふたりに送られてくると。
ほりほり:結構びっくりしましたね。最初はラフなものが来るのかなって思っていたら、めっちゃ作り込んでいて。もう、これドラムいらんやんって思いましたもん(笑)。それくらい最初からクオリティが高くて。
ひらい:根が完璧主義なので、できることは全部やっちゃうんです。
-逆にふたりにとっては、完璧すぎるがゆえの難しさというのはないんですか。
ほりほり:ありますね。結局ひらいさんが、これがいいって作り上げているので、僕がちょっと変えると、"いや、違う"みたいなこともあったりして。どこまで変えたら許されるのかを探る感じというか。
ひらい:あったね(笑)。
ほりほり:いかに自分風にアレンジするかという作業はありましたね。
-そういう作業がLONGMAN節、バンド感を生んでいるのもあるんでしょうね。
ひらい:今回僕が作る段階ではあまりLONGMANらしさを意識せずに、好きなものをどんどん作っていこうという感じだったんです。それを3人で揉んでやっていくなかで、LONGMANらしくなっていったなという感じですかね。
-そして、お馴染みのイントロダクションとなる「Opening」から連なる「Never Let Go」から、めちゃくちゃ勢いがあって引き込まれます。"音は止めないで/僕らまだ歌うから"など、歌詞にはこの1年間バンドやみんなが体験した思いが素直に描かれていて、それをさわさんの突き抜けるようなヴォーカルで痛快に歌い上げている。葛藤や不安というのもストレートに、キャッチーに書いていますが、歌詞を書くのは力が入った感じですか。
ひらい:コロナ禍でなかったら、逆にこういうシンプルな勢いのある曲は最後に持ってきていたかもしれないですね。重たい日々だからこそ、みんなを無理矢理にでも勢いづける、重たい日々をひっくり返すというところもあって、この曲を頭に持ってきたんです。わりと衝動的に、負けてなるものかという心で書いた曲でした。
-勢いある曲で幕を開けて、続くのはホーンの効いたアレンジが新鮮な「Hello Youth」です。この曲ではバンドと、ずっと真夜中でいいのに。や緑黄色社会、SixTONESなどを手掛ける板井直樹さんがアレンジをしていますが、板井さんはどの段階からアレンジに加わってもらっているんですか?
ひらい:これはいったん、LONGMANだけで完成させたものに、板井さんにホーンのアレンジなどをつけていただいた感じでしたね。細かなコード進行とかも入れてもらって、よりいいところが伸びていった、らしさを失わずに、よりキラキラしてもらえたなという印象です。
-このホーンとの絡みが新鮮ですね。
ほりほり:曲が完成して思ったのが、LONGMANの軸の部分ってメロディ・ラインなんだなっていうことで。そのメロディ・ラインがある限り、ホーンが入っても、LONGMANらしさは残るんだなっていうのは感じました。
ひらい:メロディを引き立ててもらいましたね。
LIVE INFO
- 2025.01.21
-
片平里菜
終活クラブ
Homecomings
WurtS
SUPER BEAVER
PEDRO
- 2025.01.22
-
ASIAN DUB FOUNDATION
WurtS
ずっと真夜中でいいのに。
シノダ(ヒトリエ)
SVEN(fox capture plan)
go!go!vanillas × NEE
RAY
アイナ・ジ・エンド
BRADIO
米津玄師
- 2025.01.23
-
終活クラブ
ずっと真夜中でいいのに。
a flood of circle
小山田壮平 / kanekoayano
ヤバイTシャツ屋さん
ASIAN DUB FOUNDATION
米津玄師
暴動クラブ / 板歯目 / M.J.Q(山本久土+クハラカズユキ)
- 2025.01.24
-
片平里菜
東京初期衝動
ザ・シスターズハイ
終活クラブ
Homecomings
夜の本気ダンス
ego apartment
LEGO BIG MORL
神聖かまってちゃん
かりんちょ落書き
ハシリコミーズ
MONO NO AWARE
くるり
Ivy to Fraudulent Game
THE YELLOW MONKEY
RAY
Wez Atlas
- 2025.01.25
-
片平里菜
ブランデー戦記
女王蜂
BLUE ENCOUNT / UNISON SQUARE GARDEN / ヤバイTシャツ屋さん / フレデリック ほか
Helsinki Lambda Club
SpecialThanks
ストレイテナー
上白石萌音
the paddles
bokula.
HY
SCOOBIE DO
Umisaya
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
Dear Chambers
sajou no hana
Aimer
あいみょん
め組
IDLES
かすみん(おこさまぷれ〜と。)
神聖かまってちゃん
Czecho No Republic
GOOD BYE APRIL
フラワーカンパニーズ
パピプペポは難しい
Rhythmic Toy World
眉村ちあき
Mega Shinnosuke
サカナクション
Hedigan's
kobore
tacica
9mm Parabellum Bullet
Cloudy
- 2025.01.26
-
マリンブルーデージー
ASP × ExWHYZ
[Alexandros] / キタニタツヤ / マカロニえんぴつ / Creepy Nuts / ヤングスキニー ほか
Helsinki Lambda Club
THE BACK HORN
SpecialThanks
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
the paddles
ストレイテナー
HY
上白石萌音
SCOOBIE DO
SILENT SIREN
夜の本気ダンス
東京初期衝動
Homecomings
アイナ・ジ・エンド
Dear Chambers
Mega Shinnosuke
崎山蒼志
Bye-Bye-Handの方程式
CYNHN
Aimer
あいみょん
I Don't Like Mondays.
フラワーカンパニーズ
tacica
琴音
Lucky Kilimanjaro
ADAM at
LEGO BIG MORL
篠塚将行(それでも世界が続くなら)
サカナクション
阿部真央
Bubble Baby
- 2025.01.28
-
マリンブルーデージー / かたこと
the HIATUS
WurtS
米津玄師
SUPER BEAVER
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
the quiet room / Maki
安藤裕子
- 2025.01.29
-
THE ORAL CIGARETTES
the HIATUS
Saucy Dog
米津玄師
Hakubi
君島大空
Appare!
Helsinki Lambda Club
ポルカドットスティングレイ
ネクライトーキー
- 2025.01.31
-
ビレッジマンズストア
神聖かまってちゃん
LEGO BIG MORL
UNISON SQUARE GARDEN
KNOCK OUT MONKEY
Wez Atlas
くるり
ザ・ダービーズ
インナージャーニー / 板歯目 / Apes ほか
ヤユヨ
WANIMA × MONGOL800
TYCHO
Aooo
AYANE
9mm Parabellum Bullet
小林私 / Redhair Rosy / INF ほか
Halujio
the telephones
Bye-Bye-Handの方程式
- 2025.02.01
-
あいみょん
Hedigan's
ストレイテナー
ASP × GANG PARADE
夜の本気ダンス
I Don't Like Mondays.
ブランデー戦記
女王蜂
WONK
WurtS
the telephones
bokula.
GOOD BYE APRIL
SILENT SIREN
"でらロックフェスティバル 2025"
ADAM at
片平里菜
wacci
kobore
sajou no hana
CYNHN
OKAMOTO'S
Kroi
Aimer
"BAYCAMP 202502"
清 竜人 / 清 竜人25
9mm Parabellum Bullet
- 2025.02.02
-
あいみょん
四星球
bokula.
ExWHYZ × KiSS KiSS
LEGO BIG MORL
Laura day romance / XIIX / レトロリロン
I Don't Like Mondays.
Keishi Tanaka
ブランデー戦記
Panorama Panama Town
ラックライフ
"でらロックフェスティバル 2025"
CYNHN
ひめかのん(おこさまぷれ~と。)
片平里菜
ANABANTFULLS
DIALOGUE+
怒髪天
崎山蒼志
上白石萌音
浪漫革命
- 2025.02.03
-
マカロニえんぴつ
- 2025.02.05
-
マルシィ
ザ・シスターズハイ
the HIATUS
サカナクション
くるり
WurtS
"Road To 革命ロジック2025"
RELEASE INFO
- 2025.01.22
- 2025.01.24
- 2025.01.25
- 2025.01.28
- 2025.01.29
- 2025.01.31
- 2025.02.01
- 2025.02.05
- 2025.02.07
- 2025.02.10
- 2025.02.12
- 2025.02.15
- 2025.02.19
- 2025.02.26
- 2025.02.28
- 2025.03.01
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ヒトリエ
Skream! 2025年01月号