Japanese
LONGMAN
Skream! マガジン 2022年03月号掲載
2022.02.20 @代官山UNIT
Writer 吉羽 さおり Photo by 浜野カズシ
地元愛媛県を含む全国5ヶ所をめぐるLONGMANのツアー[LONGMAN TOUR "BACK TO THE 20XX"]は、各地、インディーズ時代の5作品『Stay Hungry,Stay Foolish』(2013年)から『WALKING』(2018年)のいずれかのアルバムが全曲演奏されるというスペシャルな企画で行われた。どのアルバムが披露されるかは開演までわからないお楽しみライヴとなったが、2月20日の東京公演はツアーど真ん中の3ヶ所目、そろそろあのアルバムがくるんじゃないか、前の公演ではあのアルバムをやったらしいと、フロアでは友人同士ひっそり話し合うような姿も見える。コロナ禍で、以前のLONGMANのライヴのようなシンガロングをしたり、ぎゅうぎゅうになって楽しく騒いだりということはまだまだできないが、そんななかでこうしたイベント感があるのはなんとも楽しい。インディーズからメジャーまで数々のリリースを重ね、今やなかなか演奏されることがない曲も増えているともなればなおさら、観客にとってはまたとない機会だろう(バンドは各地で大変だとは思うが)。
ということで元気にステージに登場した3人に、一段と熱い手拍子と視線が注がれるなか、ジャーンと爆音をかき鳴らして「Opening」、「Will」と続き、"東京は、『SO YOUNG』だ!"というひらい(Gt/Vo)の叫びに会場が拍手に沸く。2016年リリースのインディーズでの2ndアルバム『SO YOUNG』を中心に、さらに新旧の曲を交えたセットリストでのっけから飛ばしていく。最初のMCからひらい、さわ(Vo/Ba)、ほりほり(Dr/Cho)の矢継ぎ早なボケとツッコミが交錯し、観客が歓声を上げられないぶん、歓声SEを自前で準備してフロアを賑やかすなどやりたい放題で、そんな姿からも今回のツアーのノリがわかる。"今だからこその楽しみ方で、最後まで楽しんでいって"(ひらい)と言うや、中盤は『SO YOUNG』の中でもアッパーで勢いのある「Never end」、さわの"いけるか!"の声でファスト&ショートなメロディック・チューン「Realize」へとなだれ込み、ポップな「BEER !」で快活に音の祝杯をあげる。ここに続いたのは、メジャー・デビュー・シングルとなった「Wish on」。どっしりとしたほりほりのビートに、男女ヴォーカルのハーモニーが冴える。
中盤のMCでは、『SO YOUNG』制作時のエピソードが語られ、レコーディング時に隣のスタジオがヤバイTシャツ屋さんだったこと、当時はまだ挨拶程度の仲だったが、今の仲だったら見学させてもらいたかったとひらいが語ったり、当時のツアーではまだ遠征先で3人部屋だったことなど懐かしい話も続く。"そのときの曲がこうしてまだ盛り上がれているのは、みんなのおかげ"(ひらい)と締めくくると、後半は『SO YOUNG』収録曲の中でもなかなかライヴでは演奏されないレア曲に。まずは3年くらいライヴでは演奏していないと言う「Slowly」、そして過去2回ほどしかやっていないという「Take a look at myself」を披露。今回のツアーの醍醐味と言える部分だろう。
その他「Beautiful World」、拍手によるコール&レスポンスで盛り上がった「Someday」で、アルバム『SO YOUNG』の曲を完走すると、エネルギッシュなライヴ・キラーチューン「IN THIS WAY」やその場で大きくジャンプする「WALKING」で、フロアの笑顔を広げていった。長いコロナ禍になってしまったけれど、今日ばかりは嬉しい、楽しいという感情でいたい、笑って帰りましょう、というひらいの言葉が響く。ラストに演奏したのは、昨年リリースした「Hello Youth」。高鳴るホーンと爽快に駆け上がっていくメロディに、フロアの拳が高く突き上がった。このあとにアンコールでさらに3曲演奏したLONGMAN。体感的には、全力疾走で駆け抜けるあっという間の時間だったが、あの日あのときにタイム・リープしながら、バンドの歴史を網羅する挑戦的なこのツアーを経て、3人がこれから何を描いてくのかが楽しみになった。
- 1
LIVE INFO
- 2025.12.15
-
MONOEYES
Kroi
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
anewhite
山田将司(THE BACK HORN)/ 大木伸夫(ACIDMAN)/ 内澤崇仁(androp)/ 村松 拓(Nothing's Carved In Stone) ほか
TOOBOE
Mrs. GREEN APPLE
Hump Back
- 2025.12.16
-
くるり
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
優里
YOURNESS
GANG PARADE
ザ・クロマニヨンズ
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.12.18
-
桃色ドロシー
あいみょん
くるり
Nikoん
東京初期衝動
The Ravens
リーガルリリー
ザ・クロマニヨンズ
点染テンセイ少女。
渡會将士
高岩 遼
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
Homecomings
PompadollS
- 2025.12.19
-
(sic)boy
Helsinki Lambda Club
桃色ドロシー
ガラスの靴は落とさない
Nikoん
flumpool
吉井和哉
東京初期衝動
LiSA
BIGMAMA / THE BOYS&GIRLS / KALMA / オレンジスパイニクラブ / ハク。
SHERBETS
VII DAYS REASON
キノコホテル
羊文学
僕には通じない
Mrs. GREEN APPLE
BLUE ENCOUNT
- 2025.12.20
-
NANIMONO
PENGUIN RESEARCH
LACCO TOWER
RADWIMPS
ポルカドットスティングレイ
ぜんぶ君のせいだ。
The Cheserasera
flumpool
ハシリコミーズ
ZOCX
クジラ夜の街
ExWHYZ
浪漫革命
mudy on the 昨晩
"MERRY ROCK PARADE 2025"
ザ・クロマニヨンズ
Awesome City Club
SPECIAL OTHERS
LUCY
アイナ・ジ・エンド
め組
ACIDMAN
UVERworld
パピプペポは難しい
eastern youth
Mrs. GREEN APPLE
優里
- 2025.12.21
-
NANIMONO
The Biscats
桃色ドロシー
クジラ夜の街
RADWIMPS
LACCO TOWER
NEE
東京スカパラダイスオーケストラ
GLIM SPANKY
フラワーカンパニーズ
MOSHIMO
DURAN
(sic)boy
"MERRY ROCK PARADE 2025"
VII DAYS REASON
ザ・クロマニヨンズ
LiSA
Appare!
Newspeak
齋藤知輝(Academic BANANA)
Keishi Tanaka
鶴
清 竜人25
MONOEYES
暴動クラブ
UVERworld
OKAMOTO'S
優里
- 2025.12.22
-
DOES
東京スカパラダイスオーケストラ
フラワーカンパニーズ
Kroi
FINLANDS
アーバンギャルド × 氣志團
あいみょん
- 2025.12.26
-
(sic)boy
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
水曜日のカンパネラ
TOMOO
ポップしなないで
ビレッジマンズストア / 忘れらんねえよ / 3markets[ ] / Cloudy ほか
坂本慎太郎
インナージャーニー
LACCO TOWER
UVERworld
RADWIMPS
RAY
- 2025.12.27
-
優里
東京スカパラダイスオーケストラ
MOS
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
ハシリコミーズ
Mirror,Mirror
ザ・クロマニヨンズ
LEGO BIG MORL
神聖かまってちゃん
the band apart × FRONTIER BACKYARD × ASPARAGUS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
ExWHYZ
Appare!
RADWIMPS
凛として時雨
- 2025.12.28
-
優里
水曜日のカンパネラ
MONO NO AWARE
LEGO BIG MORL
柄須賀 皇司(the paddles)
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
KenKen
SPRISE
Nikoん
ザ・クロマニヨンズ
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
(sic)boy
YONA YONA WEEKENDERS
DJ後藤まりこ × クリトリック・リス
吉井和哉
Plastic Tree
RELEASE INFO
- 2025.12.17
- 2025.12.19
- 2025.12.20
- 2025.12.21
- 2025.12.22
- 2025.12.24
- 2025.12.26
- 2025.12.27
- 2025.12.29
- 2026.01.01
- 2026.01.04
- 2026.01.06
- 2026.01.07
- 2026.01.09
- 2026.01.11
- 2026.01.14
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ZOCX
Skream! 2025年12月号
















