Japanese
17歳とベルリンの壁
2020年08月号掲載
Member:Yusei Tsuruta(Vo/Gt/Syn)
Interviewer:山口 智男
13年の結成以来、奏でてきたシューゲイザー、ギター・ポップ、ドリーム・ポップに影響を受けた音像と、ポップながらどこか低体温なメロディが高感度のリスナーから注目されてきた、男女ツイン・ヴォーカルの4人組、17歳とベルリンの壁。彼らが初の全国流通盤となる4thミニ・アルバム『Abstract』をリリース。本誌初登場となる今回は楽曲制作を手掛けるメンバー、Yusei Tsurutaに『Abstract』についてはもちろん、バンドのバックグラウンドも語ってもらった。初期4部作の最終作となる『Abstract』は新たなキャリアの始まりも予感させる。
-17歳とベルリンの壁は、どんなふうに始まったのでしょうか?
僕が13年に立ち上げました。その後、ライヴハウスなどで出会いメンバー・チェンジを経て、16年4月に現在のメンバーになりました。
-バンドのWEBサイトで"シューゲイザー、ギター・ポップ、ドリーム・ポップに影響を受けた音像"と掲げていますが、最初Tsurutaさんがメンバーを集めたときは、どんな音楽やバンドをイメージしていたのですか?
ジャンルとしては、前述の3つです。そして、バンドとしては明確にTHE PAINS OF BEING PURE AT HEART、EXLOVERS、SUPERCAR、死んだ僕の彼女の4組を挙げていました。その4組は前述した3つのジャンルのフォーマットには乗っかっているのですが、その中でもメロディがポップであるというのが僕の認識です。17歳とベルリンの壁でも、メロディのポップなバンドをやりたいというのが意識としてありました。
-メロディがポップであることは、Tsurutaさんが音楽を作るうえで重要な要素なのでしょうか?
単純に、自分の趣味なんだと思います。ポップなものが好きなので、アウトプットしたものも結果そうなるんです。
-前述の4バンドを聴いて、ポップな音楽を好きになったのか。それともポップな音楽を聴いているなかで、前述の4バンドに出会ったのか、どちらなのでしょうか?
後者ですね。もともと、J-POPや、日本のギター・ロックも結構聴いていたんです。その中でシューゲイザー、ギター・ポップ、ドリーム・ポップを知って、今まで自分が好きだったポップネス要素と組み合わせたら、共存できるんじゃないかと考えました。
-Tsurutaさんが最初に音楽を聴き始めたときにきっかけになったバンド、アーティストは例えば、誰だったのでしょうか?
音楽を好きになったきっかけとか、音楽をやろうと思ったきっかけとか、バンドを好きになったきっかけとか、いろいろなきっかけがあるんですけど、音楽に興味を持ったきっかけという意味では、小学生の頃にピアノを習い始めたことですね。それからずっとピアノをやっていたので、音楽は無視できない存在でした。
-では、ピアノをやっていたTsurutaさんがギターを手にしたきっけかは?
BUMP OF CHICKENです。「天体観測」を聴いて、ギターをやってみたいと思いました。中学の1年か2年のときです。
-17歳とベルリンの壁は男女ツイン・ヴォーカルですが、それはバンドを組んだとき、理想像のひとつ、あるいはやってみたいアイディアとしてすでにあったのでしょうか?
さっき挙げた4バンドは男女混成のバンドなんです。17歳とベルリンの壁以前にやっていたバンドの時は、そういう興味はなかったんですけど、17歳とベルリンの壁に関しては、そういう方向性でやろうと考えていました。
-他の3人のメンバーも、Tsurutaさんと似たような音楽のバックグラウンドを持っているのですか?
共通するものもありつつ、エモ、アンビエントに詳しいメンバーもいれば、エレクトロニカに詳しいメンバーもいれば、シューゲイザーを全然聴いていないメンバーもいます。
-Tsurutaさんは前述の3ジャンル以外の音楽も聴きますか?
いろいろ聴いています。例えば先ほどまではMOONCHILD(US)を聴いていました。その他、いい例えが浮かばないですけど、いろいろ聴いているつもりです。
-バンドのWEBサイトでは、"ポップながらどこか低体温なメロディを乗せている"とも掲げていますね。
ライヴを観ていただいた方からは"そうじゃないよ"と言われることもあるのですが、音源をパッケージとして出すときにはそういうふうにまとめ上げたいと思っています。
-なぜ、低体温なのでしょうか?
ギター・ロックのフォーマットみたいなものは、1回前のバンドでやってしまったからだと思います。
-なるほど。それとは違うものをということなのですね。ユニークで、1回聞いたら絶対に忘れないバンド名の由来についても聞かせてください。
Base Ball Bearがすごい好きで、彼らに『十七歳』というアルバムがあるんですけど、その1曲目に「17才」という曲が入っているんです。そのどちらの表記でもない"17歳"を使っています。その17歳と組み合わせて、何か面白い言葉――17歳と何かってことにしたかったんです。ベルリンの壁というのは、意味はありません。でも、感覚的に教科書で目にしてそういうものがあるということは知っているじゃないですか。ただ、実際にそれを見に行った人や、歴史的にどういう背景があって、今はどうなっているのかまでちゃんとわかっている人は、あまりいないと思うんです。
-たしかに。
そういう感覚的なところで付けました。
-バンド名について、いろいろ深読みされませんか?
"なんかすっごいパンクっぽい人たちなんだ"みたいに言われますね(笑)。
-じゃあ、17歳の頃に何か特別な思い出があるわけではないんですね?
ないです(笑)。
LIVE INFO
- 2025.12.18
-
桃色ドロシー
あいみょん
くるり
Nikoん
東京初期衝動
The Ravens
リーガルリリー
ザ・クロマニヨンズ
点染テンセイ少女。
渡會将士
高岩 遼
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
Homecomings
PompadollS
- 2025.12.19
-
(sic)boy
Helsinki Lambda Club
桃色ドロシー
ガラスの靴は落とさない
Nikoん
flumpool
吉井和哉
東京初期衝動
LiSA
BIGMAMA / THE BOYS&GIRLS / KALMA / オレンジスパイニクラブ / ハク。
SHERBETS
VII DAYS REASON
キノコホテル
羊文学
僕には通じない
Mrs. GREEN APPLE
BLUE ENCOUNT
- 2025.12.20
-
NANIMONO
PENGUIN RESEARCH
LACCO TOWER
RADWIMPS
ポルカドットスティングレイ
ぜんぶ君のせいだ。
The Cheserasera
flumpool
ハシリコミーズ
ZOCX
クジラ夜の街
ExWHYZ
浪漫革命
mudy on the 昨晩
"MERRY ROCK PARADE 2025"
ザ・クロマニヨンズ
Awesome City Club
SPECIAL OTHERS
LUCY
アイナ・ジ・エンド
め組
ACIDMAN
UVERworld
パピプペポは難しい
eastern youth
Mrs. GREEN APPLE
優里
- 2025.12.21
-
NANIMONO
The Biscats
桃色ドロシー
クジラ夜の街
RADWIMPS
LACCO TOWER
NEE
東京スカパラダイスオーケストラ
SPRISE
GLIM SPANKY
フラワーカンパニーズ
MOSHIMO
DURAN
(sic)boy
"MERRY ROCK PARADE 2025"
VII DAYS REASON
ザ・クロマニヨンズ
LiSA
Appare!
Newspeak
齋藤知輝(Academic BANANA)
Keishi Tanaka
鶴
清 竜人25
MONOEYES
暴動クラブ
UVERworld
OKAMOTO'S
優里
- 2025.12.22
-
DOES
東京スカパラダイスオーケストラ
フラワーカンパニーズ
Kroi
FINLANDS
アーバンギャルド × 氣志團
あいみょん
- 2025.12.26
-
(sic)boy
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
水曜日のカンパネラ
TOMOO
ポップしなないで
ビレッジマンズストア / 忘れらんねえよ / 3markets[ ] / Cloudy ほか
坂本慎太郎
インナージャーニー
LACCO TOWER
UVERworld
RADWIMPS
RAY
- 2025.12.27
-
優里
東京スカパラダイスオーケストラ
MOS
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
ハシリコミーズ
Mirror,Mirror
ザ・クロマニヨンズ
LEGO BIG MORL
神聖かまってちゃん
the band apart × FRONTIER BACKYARD × ASPARAGUS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
ExWHYZ
Appare!
RADWIMPS
凛として時雨
- 2025.12.28
-
優里
水曜日のカンパネラ
MONO NO AWARE
LEGO BIG MORL
柄須賀 皇司(the paddles)
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
KenKen
SPRISE
Nikoん
ザ・クロマニヨンズ
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
(sic)boy
YONA YONA WEEKENDERS
DJ後藤まりこ × クリトリック・リス
吉井和哉
Plastic Tree
- 2025.12.29
-
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
KiSS KiSS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
"fractrec presents『OBSCURE TOWER 2025』"
Devil ANTHEM.
The Biscats
TOKYOてふてふ
- 2025.12.30
-
UVERworld
SIRUP / HY / Chara / 木村カエラ ほか
LiVS
RAY
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
KenKen
Another Diary
- 2025.12.31
-
UVERworld
ビレッジマンズストア / 夜の本気ダンス / THE BOYS&GIRLS / セックスマシーン!! ほか
SOIL&"PIMP"SESSIONS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
- 2026.01.03
-
NANIMONO
Poppin'Party
RELEASE INFO
- 2025.12.17
- 2025.12.19
- 2025.12.20
- 2025.12.21
- 2025.12.22
- 2025.12.24
- 2025.12.26
- 2025.12.27
- 2025.12.29
- 2026.01.01
- 2026.01.04
- 2026.01.06
- 2026.01.07
- 2026.01.09
- 2026.01.11
- 2026.01.12
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ZOCX
Skream! 2025年12月号








