Japanese
ArtTheaterGuild
Member:伊藤 のぞみ(Vo/Gt) 木村 祐介(Gt/Cho) 浅井 萌(Dr)
Interviewer:TAISHI IWAMI
ArtTheaterGuildが約1年ぶりとなるミニ・アルバム『NO MARBLE』をリリース。前作『HAUGA』に引き続き、プロデュースを手掛けたのは山中さわお。山中氏の率いるthe pillowsしかり、90年代~現在へと受け継がれるオルタナティヴ・ロックからの影響を強く感じさせる芯の部分はそのままに、親しみやすくもどこかクールな歌、クラシカルなロックの要素を独自のユーモアで消化したギター、一打の豊かな表現力が肝になったミニマルなドラムの魅力はさらにアップデートを遂げている。そんな"ArtTheaterGuildらしさ"がより鮮明に見えてくるサウンドのポイントや、タイトルにある"マーブル"という言葉の指す意味に迫ることで見えた、彼らの掲げる"オルタナティヴ・ギター・ロック"の現在地とは。
-今作『NO MARBLE』は、これまで以上に歌やサウンドの表情が豊かで、感情に振れ幅のある作品になったように思います。だからこそ、制作の原動力にはどんな感情があったのか聞きたいです。例えば怒りなのか、喜びなのか、焦燥なのか。
伊藤:"この曲は怒りをテーマに書いてます"みたいなことはなくて、感覚的には日記に近いように思います。生活の中で起こったことを、生活の中で積み重ねてきた知識や単語を使って綴っていくようなイメージですね。その結果、いい日記が書けたときは、メンバーとシェアしてみなさんに公表しよう、みたいな。そうなると、僕は結構ネガティヴ思考なので、感情の起伏にフォーカスが当たりやすいんじゃないかと。
-そもそもご自身で曲を作ろうと思ったきっかけも、同じようにニュートラルな感覚でしたか?
伊藤:もともと音楽を聴くことは好きだったんですけど、どちらかと言えば受け身で、友人が教えてくれたアーティストの曲をいろいろ聴いてたんです。曲作りも、高校を卒業して、ふつうに働きながら特に大きな目標もなく、時間を持て余す日々を過ごしていた僕に、その友人が勧めてくれたことがきっかけでした。それで、ギターを弾き始めて、彼のMTRを借りて打ち込んで、今聴いたらすごくつたないですけど、一応、形にはなったものが何曲かできたって感じですね。
-そこからバンドを結成し、上京するに至った経緯についても教えてもらえますか?
伊藤:(山中)さわお(the pillows/Vo/Gt)さんが主宰しているDELICIOUS LABELのホームページにあった音源募集の告知を見て、いけるんじゃないかって。若さゆえの根拠のない自信ですね。結局音源を送ることはなかったんですけど、前作『HAUGA』を出したときのインタビュー(※2018年10月Skream! WEBサイトに掲載)でも話したように、上京してから、本当にさわおさんに音源を渡す機会があって、今に至ってます。
-作品のタイトルが"NO MARBLE"で1曲目が「Marbles」。"マーブル"という視覚情報の強い色味を表す言葉を対比させているところにまず、冒頭で申した"感情の幅"を感じたのですが、いかがでしょう。
伊藤:歌詞を書くときのテンションはさっき答えた通り、"日記みたいな感覚"なんですけど、ひとつの作品として完成させる段階で改めて読み返してみて、矛盾している箇所や違和感を感じる部分があると、つじつまを合わせるための言葉を考えることがちょくちょくあって。「Marbles」はそれが最も顕著に出てしまったことが、すごく嫌だったんです。簡単に言うと、そんな自分を打ち消したのが、タイトルの"NO MARBLE"ですね。
-感覚的に出てきた言葉を読み返して、矛盾するところや整合性の取れないところがあったときに、何が真実なのか見つめ直して作品が成り立つように修正していくことは、特におかしいことだとは思いませんが。
伊藤:じゃあ、その言葉は本当に真実を求めた結果なのか。正直に言って本意じゃないこともあれば、真実のつもりだったけど、考えるほどにわからなくなってくることもあるんです。あと、そうやってひと通り完成したあとにつけた言葉って、衝動的ではないし考える時間があるぶん、言葉の影響源に対して自覚的になってしまうことで、僕が好きな音楽からの影響を変に引きずってしまってるんじゃないかと思っちゃって。"これじゃあ、〇〇の劣化版コピーだ"って、気持ちが落ちちゃうんですよね。
-では、その負の連鎖に対して、どこで折り合いをつけて「Marbles」を世に出すことにしたのでしょう?
伊藤:曲自体に罪はないし、アレンジも含めてすごくいい曲だということがまずひとつ。そして、自分で書いた歌詞やタイトルも、ほかの曲も、結局は自分のことなんで......。
-なるほど。両極端なことや曖昧なことのほうが、結論がクリアなものより、リアルだと思います。
伊藤:だから、このインタビューを読んで、歌詞を見ながら"そういうことだったんだ"って思ってくれてもいいし、そんな話は気にせず、それぞれに解釈してもらってもいいと思ってます。結局僕の考えは作った側の話で、受け取り方はみなさんの自由ですから。
-そういったこともすべてひっくるめて、色が混ざらずに入り組んでいく"マーブル"はすごくいい言葉だと思います。作り手も受け手もいろいろあるけど自分は自分。
伊藤:僕らはよく"the pillowsみたいだ"って言われるんです。実際に好きで影響も受けていますし、さわおさんにプロデュースしてもらっているんで、そういう声には納得してます。でも、僕らはthe pillowsになろうとしたってなれないし、同じになろうとしちゃいけないし、ならなくていい。「Marbles」はそういう気持ちを歌ったんですけど、ここまでで話したように、オリジナルにはなりきれないもどかしさがあって、そんな自分に対して"NO MARBLE"というタイトルがある。さらに付け加えると、そんな自問自答を繰り返していくなかで、自分らしさについて、より深いところまで書けたのが「鉄紺と黄緑」で。ほかの曲も合わせて、結果的にトータルでいい作品になったと思います。
-そんなソングライターでありフロントマンの伊藤さんが考えることに対して、木村さんと浅井さんはどう向き合ってるんですか?
木村:いつも一緒にいるのでわかるところはありつつ、明確に共有する時間を作っているわけではないんで、今話を聞いて"そうだったのか"と思うこともたくさんありますけど、歌を立たせることは大前提ですね。
浅井:私もそうです。伊藤さんから曲をもらって、自分なりに解釈して浮かんだフレーズを感覚的に叩いてみるんですけど、ほとんどの曲はその第一印象とほぼ変わらないままなんです。
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