Overseas
CHON
2019年08月号掲載
Member:Mario Camarena(Gt)
Interviewer:菅谷 透
-続いて、「Pitch Dark」についてうかがいます。先ほど語っていた通り、これまでのイメージとはひと味違う、ダークなテイストの楽曲になっています。この曲について教えていただけますか? イントロはスパニッシュ・ギターのような感じですよね。
あのイントロは、曲を書いた当初はなかったんだ。ミドル・セクションから作り始めた。その部分は、"Spooky(不気味で薄気味悪い)"なものをやりたいと前から思っていたことからきているんだけど、それまではどうやったらうまくいくのかわからなかった。で、今回はそれを初めて実現しようとしたんだ。ミドル・セクションは自宅のスタジオで仕上げようとしていたんだけど、Erickがスタジオに転がっていたミニ・サイズのクラシック・ギターをふと手に取って、あのイントロを何気なく弾き始めた。あいつは冗談で弾いていたんだけど、それが"Spooky"な音でさ。面白いなと思ってレコーディングして、デモに投入してみたんだ。そうしたらデモを聴かせた人が全員、イントロがクールだって褒めてくれたんだよね。"そうなんだ? ジョークで入れたのに"と思ったけど(笑)、あまりにみんな褒めてくれるから、もしかしたら残したほうがいいのかもと思うようになったんだ。
-「Pitch Dark」はVRを舞台にしたミュージック・ビデオも印象的でした。"SEKIRO"や"DARK SOULS"などのビデオ・ゲームからのモチーフも感じられましたが、MVについても詳しく教えていただけますか?
あぁ(笑)。実は僕たちみんな"SEKIRO"をやっているんだよね。だからそれの影響みたいなものがあるんだろうな。ああいう感じにしたらクールだと思って......というか、僕たちにとってMVというのはシリアスなものじゃないんだ。曲自体と関係ないコンセプトにするのが好きだね。そのほうが自由にできるから。このときは"僕たち全員ビデオ・ゲームで遊ぶのが大好きだし、そういう感じのビデオにしたらきっと楽しいだろうな"と思って作ったんだ。でも「Pitch Dark」の曲はあの闘いのシーンに合うよね。
-たしかに合いますね。アニメーションを使用した「Petal」のミュージック・ビデオも独創的ですが、こちらのテーマについてもうかがえますか?
そうそう。あれはギターのErickのアイディアだったんだ。すごく壮大なアイディアがあって、それを今回組んだアニメーターが編集して、アニメにしても通用するようなコンテクストにした。そうしたらErickのもとのアイディアとはちょっと違ってしまったけど、クールなものになった。結果としてはErickとそのアニメーターのコラボみたいな感じだね。クレイジーになって......(笑)。というか、あのビデオが何を意味するか僕にはわからないんだ(笑)。クレイジーだよね。
-そうですね(笑)。さて、7月末には日本最大規模の野外フェス"FUJI ROCK FESTIVAL"への出演が決定しています。イベントへの意気込みを教えていただけますか?
もう本当に楽しみだよ。実は東京にはフェス本番の1週間前に到着するんだ。前回があまりに楽しかったから、今回もいろいろ見てみたいと思って、フェスの前に少し時間を取ることにしたんだ。そういう意味でも楽しみにしているよ。
-確か前回、2017年10月の来日も、フェスに出演したんですよね?
そう、"朝霧JAM"というフェスだね。
-前回のツアーの思い出があれば聞かせていただけますか?
あれは僕史上最高のショーのひとつだったね。特に覚えているのが、最前列にすごくハードコアなファンがいるってわかったことだった。彼は僕たちの曲全部に合わせてものすごく激しく踊っていたんだ。すごくクールだったし、嬉しかった。それで覚えているんだ。それから......ステージでセット・アップをやっている間、エンジニアに"何かバンドとしてプレイしてみてくれ"と言われてさ。単にサウンド・チェックとしてね。それでNIRVANAの「Smells Like Teen Spirit」をプレイし始めたら、オーディエンスがみんなクレイジーになって声援を送ってくれた。あれは面白かったな。
-ファンにとっては嬉しいボーナスでしょうね(笑)。出演アーティストの中で気になるアーティストはいますか?
僕たちのオールタイム・フェイバリットのひとりがTORO Y MOIなんだ。
-そうなんですね。CHONの2日前(※CHONは7月28日、TORO Y MOIは26日)の出演だと思いますが、あなたはもう会場に到着しているのですか。
うん。というか、フェスの間中滞在するんだ。だからTORO Y MOIは絶対に観たいね。ここ何年か、僕たち全員大ファンなんだ。あとJames Blake。
-彼はCHONと同じ日ですね。
たしかそうだったね。
-そして、"フジロック"の次の来日公演も決まっているそうですね。
そうなんだよ。(※嬉しそうに)2月じゃなかったかな。
-次はヘッドライナーでの来日ですよね? 決定してどんな気分でしょうか。
もう待ちきれないよ! 前回のツアーは僕たちが今までやった中でも特に良かったからね。理由としては......まず、すごくクールなショーができた。そして、僕たちはとにかく日本が大好きなんだ。本当に楽しいところだよね。超楽しみだよ。それに、たくさんの曲をプレイすることができるからね。"フジロック"でのプレイも楽しみだけど、あっちはセットが短いんだ。たしか45分くらいじゃなかったかな。その次に行くときはそれよりずっと長くできるからね。
-今回は日本盤初のリリースを引っ提げての来日になりますし、どちらも楽しみですね。
そう、"フジロック"の前に出ることになってとても嬉しいんだ。
-最後に、日本のファンへのメッセージをお願いします。
みんなのためにプレイできることに超ワクワクしているんだ。もしまだ僕たちの音を聴いたことがなかったら、ぜひアルバムをチェックしてほしい。"Chon"というセルフ・タイトルのアルバムなんだ。みんなといつか日本で会えますように!
FUJI ROCK FESTIVAL'19
7月26日(金)、27日(土)、28日(日)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
開場 9:00 / 開演 11:00 ※23:00終演予定
※CHONは7月28日(日)に出演
Official Site
CHON JAPAN TOUR 2020
2月3日(月)梅田CLUB QUATTRO
2月4日(火)名古屋CLUB QUATTRO
2月5日(水)渋谷CLUB QUATTRO
[チケット]
前売 ¥5,800(1D別)
アルバム封入先行予約:7月24日(水)10:00~
7月29日(月)23:59(抽選制)
主催者先行: 7月28日(日)17:00~
8月5日(月)23:59(抽選制)
一般発売: 8月24日(土)~
more info
LIVE INFO
- 2024.12.21
-
煮ル果実
ストレイテナー
back number
People In The Box
Helsinki Lambda Club
LiVS
シノダ(ヒトリエ)
フィロソフィーのダンス
あいみょん
Umisaya
Galileo Galilei
クジラ夜の街
クレナズム
浪漫革命
DENIMS
ベランダ
怒髪天
"MERRY ROCK PARADE 2024"
tacica
Homecomings
ずっと真夜中でいいのに。
SPECIAL OTHERS
LEGO BIG MORL
佐々木亮介(a flood of circle)
Absolute area
Hello Sleepwalkers
PEOPLE 1
新しい学校のリーダーズ
アーバンギャルド
mzsrz
MOROHA
- 2024.12.22
-
ExWHYZ
ストレイテナー
back number
Helsinki Lambda Club
tacica
シノダ(ヒトリエ)
上白石萌音
フィロソフィーのダンス
Lucky Kilimanjaro
大森靖子
あいみょん
WONK
Aooo
People In The Box
ザ50回転ズ
Homecomings
DOES
怒髪天
"MERRY ROCK PARADE 2024"
ずっと真夜中でいいのに。
majiko
ゴホウビ
miida × stico
さめざめ
小林柊矢
TK from 凛として時雨
adieu(上白石萌歌)
MyGO!!!!!
PEOPLE 1
新しい学校のリーダーズ
LEEVELLES × 名無し之太郎
- 2024.12.23
-
DOES
Cody・Lee(李)
LiVS
ドレスコーズ
Cody・Lee(李)
RAY×BELLRING少女ハート
坂本慎太郎
原因は自分にある。
東京初期衝動
- 2024.12.24
-
羊文学
川上洋平([Alexandros])
藤巻亮太
ポップしなないで
CIVILIAN
Plastic Tree
yama
- 2024.12.25
-
UNISON SQUARE GARDEN
原因は自分にある。
ExWHYZ
サンドリオン
川上洋平([Alexandros])
豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL
シノダ(ヒトリエ)
ずっと真夜中でいいのに。
- 2024.12.26
-
BiS
いゔどっと
優里
Cwondo
LACCO TOWER
ネクライトーキー / kobore
UVERworld
Dannie May
- 2024.12.27
-
いゔどっと
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
優里
TK(凛として時雨)
シノダ(ヒトリエ)
賽
Devil ANTHEM.
"TOKYO COUNT DOWN 2024"
ネクライトーキー / 3markets[ ]
ビッケブランカ
ExWHYZ
煮ル果実
神聖かまってちゃん
SANDAL TELEPHONE
ウソツキ
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.28
-
CENT
ザ・クロマニヨンズ × go!go!vanillas
the paddles
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
TK(凛として時雨)
シノダ(ヒトリエ)
ADAM at
TENDOUJI
DJ後藤まりこ × クリトリック・リス
鯨木
Homecomings
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
モノブライト
BiS
THE YELLOW MONKEY
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI / PIGGS / Wang Dang Doodle / ゆっきゅん
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.29
-
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
ADAM at
DIALOGUE+
Aooo
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.30
-
Dragon Ash × The BONEZ
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.31
-
Nornis / ROF-MAO / 葛葉 ほか
"第8回 ももいろ歌合戦 ~愛の大晦日~"
フラワーカンパニーズ
FINLANDS
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
大森靖子
9mm Parabellum Bullet×アルカラ
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2025.01.03
-
JIMMY EAT WORLD
- 2025.01.04
-
私立恵比寿中学
RAY×BELLRING少女ハート
いゔどっと
sajou no hana
PRIMAL SCREAM / ST. VINCENT / JIMMY EAT WORLD ほか
- 2025.01.05
-
RAY×BELLRING少女ハート
PRIMAL SCREAM
Base Ball Bear
WEEZER / MANIC STREET PREACHERS / DIGITALISM ほか
PIGGS
- 2025.01.06
-
THE JESUS AND MARY CHAIN
- 2025.01.07
-
WEEZER
PRIMAL SCREAM
GANG PARADE × 寺中友将(KEYTALK)
レイラ
RELEASE INFO
- 2024.12.21
- 2024.12.25
- 2024.12.26
- 2024.12.27
- 2024.12.28
- 2025.01.01
- 2025.01.06
- 2025.01.08
- 2025.01.10
- 2025.01.12
- 2025.01.14
- 2025.01.15
- 2025.01.17
- 2025.01.20
- 2025.01.22
- 2025.01.24
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ST. VINCENT
Skream! 2024年12月号