Japanese
SNARE COVER
2019年05月号掲載
Member:斎藤 洸
Interviewer:石角 友香
-あくまでも歌のためなんですね。さて、"劇場版総集編 メイドインアビス【後編】放浪する黄昏"のエンディング・テーマ「reBirth」があり、今回の1曲目はそのセルフ・カバーと言える「Birth」で始まりますが、初めて聴く人はびっくりすると思います。「Birth」は思い入れの深い曲ですか?
そうですね。それこそKevinにアレンジをお願いして、一緒に作ることになったっていうのもありますし。そうですね、思い入れは深いですね。
-2曲目の「戦火のシンガー」は歌っていることのテーマが大きいというか、"歌って何ができるんだろう?"というふうに聴こえます。
基本的に伝えたいことというか、自分が歌うことにおいて大事にしていることは、シンプルですけど、"愛"なんです。愛のために生きて最終的に愛のために死んでいくみたいな感覚が、人間のテーマであると思っていて。なので、愛というものを歌っているだけの感覚なんですね。「戦火のシンガー」に関しては、それを表現するために戦争にフォーカスを当てた曲なんです。世界には先進的な日本やアメリカみたいな国があるのに対して、シリアみたいな国もあるし、そこに関するギャップを描いていて。あとは、人間が極限の状態になったときに思い出すのって、母親の存在や家族の存在だったりするんじゃないかな? という思いも込めています。
-紛争地帯には行ったことはないですが、ああいうところで生きてる人の生きる理由っておそらくシンプルじゃないですか。
はい、そうですよね。
-自分が大変だから思いやりがあるのかもしれませんけど、みんなすごく思いやりがあるように見えるので。
力を合わせることが必須ですよね。そうしないといけない状態というか。そう考えると自分の状態は恵まれすぎてて、音楽を娯楽としてやってるというのが基本で。だけど、じゃあ何を歌おうか? と思ったときに、やっぱりそういう部分を歌いたいなと。それが本当に力のあるものなのか、本当に人にとって大切なものになるのか? そういうものを問うみたいな感じがいつもありますね。
-そしてアレンジがもっとミニマムな「朝焼け」もいいですね。
"エマージェンザ"では常にこの曲を演奏して、この曲を中心にドイツまで行った経緯があるので思い入れもあって、絶対アルバムに入れたいと思った曲ですね。これもどういう作り方しようかな? と思ったときにエンジニアが、"ライヴで表現してるものを彷彿させるような音源にした方がきっといいものになる"って言うので、そこを意識して作りました。
-「サイクル」はちょっとトラップっぽいところもある曲です。コーラスにはFINLANDSの塩入冬湖(Vo/Gt)さんが参加していますが、その経緯は?
この曲は女性のヴォーカルがあるといいと思うって話をエンジニアとしていたのですが、今回の楽曲では、デュエットみたいな感じで僕が出てきてあるパートを任せてもらうというふうには、どうしても考えられなかったんですよ。冬湖ちゃんの声はどんだけ音を絞ってもわかる、しっかり聴こえるので、あまりいろんなことをしなくてもちゃんと存在感があるし、アレンジもしっくりくるなと。それに「サイクル」は女性と男性がテーマになっている曲なので、厳しさも優しさも含まれている冬湖ちゃんの色気のある声がぴったりだと思って。"もう冬湖ちゃんしかいない"とお願いしたら、快く受けてくれたというか。
-なるほど。ところで斎藤さんの歌唱法は徐々に培ってこられたものだと思うのですが、どうやって獲得してきたんですか?
(笑)あまり意識的に練習した記憶はなくて、得意なことを磨いてきたみたいな感じはあります。グランジに影響を受けていたころは、自分の憧れている歌い方と自分の得意な歌い方が一致しなくて、しばらく強めに出したり、がなって出したり、ヒステリックな感じに出したり、そういうことをしてた時期もあったんですけど、それじゃ続かなくて。自分の能力を生かす歌い方でいこうと思ってから、今のような歌い方になっていったんじゃないですかね。僕がエンジニアさんによく言われるのは、普通あるべき周波数に声がないから結構苦労するということなんです。普通のバンド・サウンドだと周波数が合わなくて、真ん中にあるものが抜けちゃってると言われて。
-逆に言えば斎藤さんぐらい上の音域が出れば音圧があっても大丈夫なんでしょうね。だから大声じゃなくても遠いところまで通るというか。
ファルセットとヘッド・ヴォイスというのを混ぜて歌ってるんですけど、それがその高さでその声量で出ることを不思議がられたりとかします。メタルの人がシャウト、ヘッド・ヴォイスで出す声じゃなくて、もっと優しい声なんだけど音がデカい。それが結構特別だねって言われることはありますね。
-そういうふうに歌えるなって気づいたタイミングはあったんですか?
ありましたね。もともと意識しないで歌っていたんですけど、ヘッド・ヴォイスって概念をメタルだけじゃなくて、自分が使えるって思ったときに"あ、違う使い方があるよな"って。
-面白い。それを発見したのは強みですね。それはご自分のオリジナルを歌ったときですか?
そうですね。自分の音楽をやってるときに気づいたんですけど、あとはR&B系の海外のアーティストを見ていると、いろんな歌い方をする人が日本人よりも圧倒的に多くて、そういうのがメイン・ストリームに上がってくるじゃないですか。で、"こんな歌い方をしてる人が売れてるんだ?"というところで結構学んだというのもあると思うんです。James Blakeとか、ああいう雰囲気がちょっと変わってるヴォーカルを聴いたときかもしれないですね。
-では最後にミニ・アルバム『Birth』がリリースされてからの予定を聞かせてください。
『Birth』のリリース後には、新しいプロジェクトが始動することも決まっています。あとは、今コーライティングで楽曲を作る活動もしていて、頻繁に東京に来て制作してるんですね。出て行くフィールドが増えているので、このアルバムを名刺代わりにして、とにかく出る場を増やしていきたいのと、発信するペースを上げていきたいです。このアルバムを出してからは、より"あぁSNARE COVER、なんか知ってる"って感じにしていこうと思っています。
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