Japanese
TENDOUJI
2018年11月号掲載
Member:アサノケンジ(Gt/Vo) モリタナオヒコ(Gt/Vo)
Interviewer:TAISHI IWAMI
素人同然のアラサーたちが本気で売れることを目指して結成したバンド、TENDOUJI。世間的には無謀とも思える状況もなんのその。オルタナティヴ・ロックやパンク、パワー・ポップなど自分たちの青春を彩った音楽への愛や、生活感溢れる情熱やセンチメンタルを惜しげもなく詰め込んだサウンドとメロディ・センスを武器に、独立独歩で全国のライヴハウスを席巻。国内のインディー・シーンにおいて確かな地位を築いてきた。そして2018年、彼らはまた新たな一歩を踏み出す。これまでのDIYなスタイルからもう一段階上の音を探し求め、プロデューサーに片寄明人(GREAT3)を迎えた4枚目のEP『FABBY CLUB』は、そのポップ・センスにあるポテンシャルが見事に引き出された、より広い層にアピールできる渾身の作品に仕上がった。
-20代後半で、ほとんどバンド経験のないメンバーが集まって結成して、売れたいと公言しているバンド。というのはわりと知られた話ですけど、よく言われる年齢的な焦りとか、"いい歳して......"みたいな感覚はなかったんですか?
アサノ:やり始めたときのことを振り返ると、マジで頭おかしいなって思います(笑)。
モリタ:迷いがないっていうのが怖いですよね。
アサノ:ライヴハウスとかでまったく遊んでこなかった人生なんで、今バンドをやっても稼げないとか、そういうイメージがなかったんです。青春期の1990年代とか2000年代のCDバブル期に憧れたままのテンションで、"バンドやって売れたらめっちゃ金入るんじゃない? 最高じゃん"みたいなノリで。
-そこからどうやって活動し始めたんですか?
モリタ:YouTubeとか何かしら音源をインターネット上にアップしたり、デモを配ったりしないといけないらしい、みたいなことはなんとなくわかってたんです。で、とりあえず始めて2ヶ月くらいでデモを録っていろんなところに送りました。インディー・ロックが好きだから、それこそ"Rough Trade Records"とかにも。
-反応はどうでしたか?
モリタ:結構いろんな方面からいい反応があったんです。とはいえ、すぐにライヴのオファーが殺到するとかではなくて、とりあえず三軒茶屋のノルマのないハコに連絡して出してもらいました。対バンがほんとにひどかった、と言うと失礼なんですけど......。
アサノ:ひとりでバズーカ持ってるおじさんとかが出てて。
モリタ:ヤバいっすよマジで。
アサノ:オケを流して、女のマネキンに30分間キスしまくって、最後にギター・ケースを持ってきて、それを開けたらバズーカが出てきて"ドンッ"で終わり。めっちゃ楽しかったけどね。
モリタ:ルックスはほぼ長渕 剛で。とか、そんな感じだったからバンド友達なんてできるわけもなく。
アサノ:で、しばらくして僕らのデモを気に入ってくれた下北沢のmona recordsに誘ってもらって、そのときにTHISTIME RECORDSの藤澤社長とかも観に来てくれて、"面白いね"って言ってくれて、そこからどんどん広がっていきました。
-"売れたい"というのはどのくらいの規模感ですか?
アサノ:ほんと、言ったように1990年代とか2000年代初期に売れてたビッグなバンドに対する憧れで始めたんで、Dragon AshとかGLAYとか。
-となると、英語詞でローファイなインディー・ロックがそこまで売れたことってないわけで、スタイルに対する疑問はなかったのでしょうか?
モリタ:そこはシンプルな話です。ただ好きで聴いてた音楽を自分たちなりにアウトプットすることしかできないっていう。あとは、ただのリスナーだったから、そういう規模感みたいなものを肌ではわかってなかったし、あまり考えられなかったんです。で、そのころにちょうど出てきたのがHAPPY。彼らの音楽を聴いてめちゃくちゃカッコいいと思ったし、彼らがあの音楽性で大きなところで勝負できてるんだったら、俺たちにもチャンスがあるかもって希望を持てたんです。シーンとしても、そういうインディー・ロックみたいなものが盛り上がってきてる感触もあったんで、不安はなかったですね。
-HAPPYやTENDOUJI、他にもカッコいいバンドはたくさんいます。でも、TENDOUJIが目指すセールスとかブームという意味ではそこまで振るわないまま、今に至ってます。
モリタ:今流行っているような音楽、ヒップホップとかディスコっぽいものも好きですし、そういう方向にシフトしていったバンドもいたし、それはそれでいいと思うんです。でも俺らは初心者で、技量的にも今やってることしかできないし、それがどう考えても一番やりたいことだったし。考えても仕方ないじゃないですか。
アサノ:もし売れたいからって無理矢理習得しようとしてできたとしても、そのころにはもう遅いですし、そもそも面白くない。
モリタ:そうだよね。やるからにはオンリーワンを目指したいし。それを必要としてくれる人がいて、まずはそこから。
-そこで、自身のレーベル、浅野企画を立ち上げて、DIYなスタイルでやってきた。それがここにきて、メジャーのソニーミュージック内にある次世代ロック研究開発室と組むことになったのは、どうしてですか?
アサノ:今までに4枚の作品を出したんですけど、プロモーション的にもっと広いところに出てみたかった。レコーディングとかも、もうちょっとお金を出して踏み込みたいっていうことがあっても、今まではやらない方を選んできたんですけど、一度それをやれる環境に身を置いてみたいとも思ってたんです。
モリタ:あと、これまでにも力を貸してくれるって言ってくれる人はいたんですけど、気の合う人がいなかったんです。
-それは商業的な考え方とか、そういうことですか?
モリタ:いえ、それよりも手前の話というか、ジロッケン(次世代ロック研究開発室)の人たちは、一緒に笑えるし楽しい。人間的な相性ですね。
アサノ:俺たちと波長が合うんです。つまり、あまりルールには縛られてない。なおかつ、みなさんプロだから、必要最低限のことはやってくれる。自分たちが自主でやっていたことの延長線上にありながら、明らかに一段上のことを提案してくれるんですよね。
-それは今作『FABBY CLUB』からもすごく伝わってきます。
モリタ:レコーディング環境が、最もわかりやすい大きな変化だと思います。正直自分たちでできることの範囲がわからなくて悩んでた部分もあって、それも相談して、スタジオ選びから何からいろいろとアイディアを貰って、プロデューサーも初めて入ってもらいました。
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